ダイ・ハード/ラスト・デイは、2013年公開のアメリカ合衆国の映画。モスクワを舞台に、マクレーンとその息子が巨大な陰謀に立ち向かう姿を描く。初作から25年目、前作から6年ぶりに制作された、シリーズ5作目である。原題は、インディアンの言葉である「死ぬにはいい日だ(=”It’s a good day to die.”)」をもじったもの。
ダイ・ハード/ラスト・デイ 映画批評・評価・考察
ダイ・ハード/ラスト・デイ(原題:A Good Day to Die Hard)
脚本:28点
演技・演出:16点
撮影・美術:18点
編集:7点
音響・音楽:7点
合計76点
ダイ・ハードも遂に完結。といっても、初期プロット(お約束)は2作目が最後で3作目以降は主人公をマクレーンにしているだけで、マクレーンじゃなくても話は成立します。ただアクション映画としてはより派手に過激になっていったように思います。このシリーズ、悪役の魅力が作品の評価に直結しているように思います。1作目のアラン・リックマン、3作目のジェレミー・アイアンズが良かったので、他のシリーズは悪役のインパクトが小粒の印象で、脚本もいまひとつだったように思います。
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ダイ・ハード/ラスト・デイ あらすじ(ネタバレ)
ニューヨーク市警察のジョン・マクレーンは、音信不通だった息子ジャックが、モスクワで殺人事件を起こして身柄を拘束されたことを知る。マクレーンは娘ルーシーに見送られ、モスクワへと渡る。
ジャックが出廷する裁判所にやってきたマクレーンだったが、裁判所は突如爆破され、混乱の中、逃げ出してきたジャックと再会する。だが、ジャックはマクレーンを突き離し、裁判の証人として出廷していた政治犯コマロフを連れて車で逃走する。実はジャックは『CIAのスパイ』であり、コマロフを救出、そして護衛する任務を負っていたのだった。
コマロフはロシアの大物政治家チャガーリンの犯罪の証拠を握っており、チャガーリンの謀略によって政治犯として捕らえられていた。ジャックから、チャガーリンの犯罪の証拠となるファイルと引き換えにアメリカへの逃亡を持ちかけられたコマロフは、娘イリーナも同行させるよう求める。コマロフを連れ、イリーナと待ち合わせしたホテルに赴いたジャックとマクレーンだったが、イリーナはコマロフを裏切り、チャガーリンの部下アリクとともにコマロフを拉致し、ヘリコプターで逃げ去った。
ジャックとマクレーンは、コマロフの持つファイルが保管されているチェルノブイリへと向かう。チャガーリンの過去の犯罪とは、核燃料である濃縮ウランの横流しであり、チェルノブイリ原子力発電所事故はそれが原因で起こったのだという。チェルノブイリで金庫を開いたコマロフだったが、そこにあったのはファイルではなく、大量の濃縮ウランだった。コマロフ父娘の目的は、この濃縮ウランを転売して大金を得ることであり、一連の出来事は全てコマロフの筋書きだった。
用済みとなったアリクを射殺したコマロフは、イリーナとともに逃亡を企てるが、駆けつけたジャックとマクレーンによって阻止される。そしてコマロフはジャックに屋上から突き飛ばされ、下にあったイリーナの操縦するヘリコプターのテールローターに巻き込まれ、イリーナはヘリコプターもろとも墜落し、ともに死亡する。無事にアメリカに帰国したマクレーンとジャックは、ルーシーに暖かく迎えられた。
ダイ・ハード/ラスト・デイ スタッフ
監督:ジョン・ムーア
脚本:スキップ・ウッズ
原作:キャラクター創造 ロデリック・ソープ
製作:アレックス・ヤング
製作総指揮:トム・カーノウスキー,ジェイソン・ケラー,ラリー・ウェブスター,ブルース・ウィリス
音楽:マルコ・ベルトラミ
撮影:ジョナサン・セラ
編集:ダン・ジマーマン
製作会社:デューン・エンターテインメント
配給:20世紀フォックス
ダイ・ハード/ラスト・デイ キャスト
ジョン・マクレーン:ブルース・ウィリス
ジャック・マクレーン:ジェイ・コートニー
ユーリ・コマロフ:セバスチャン・コッホ
ルーシー・マクレーン:メアリー・エリザベス・ウィンステッド
イリーナ:ユーリヤ・スニギル
アリク:ラシャ・ブコヴィッチ
コリンズ:コール・ハウザー
マーフィー:アマウリー・ノラスコ
チャガーリン:セルゲイ・コルスニコフ
タクシー運転手:パシャ・D・リンチニコフ
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