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バッドボーイズ2バッド|全世界、降参。全ての常識を変えてやる。史上最大の“やりたい放題”リアル・アクション超大作!

映画 バッドボーイズ2バッド
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バッドボーイズ2バッドは、2003年に公開されたアメリカ合衆国の映画。『バッドボーイズ』(1995年)の続編。麻薬密輸ルート壊滅に乗り出した敏腕刑事コンビ“バッドボーイズ”と麻薬組織の激しい戦いを描くアクション大作。

バッドボーイズ2バッド 映画批評・評価・考察


バッドボーイズ2バッド(原題:Bad Boys II)

脚本:25点
演技・演出:15点
撮影・美術:15点
編集:7点
音響・音楽:7点
合計69点

一作目と比較するとストーリーは単調で、大雑把。まぁ、マイケル・ベイ監督らしいといえば、そういう感じ。アクションに力強さを感じるし、キャラクター性があって華がある。とはいえ、このバッドボーイズシリーズは、傑作かというとそうじゃない。主演二人の魅力と、マイケル・ベイの強引なアクションで、なんとなくおもしろいという空気感を作り出した映画のように思えます。今作については、序盤が面白く、後半はいまひとつということで、前作にも及ばない感じでした。ただ、一作目もそうですが、後のマイケル・ベイ作品の礎のようなところがあり、アクションや撮影方法などベイ・ヘムへの道が開かれた作品でした。


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バッドボーイズ2バッド あらすじ

アメリカのフロリダ州にある都市、マイアミでは麻薬シンジケートによる麻薬の密輸が後を絶たないでいた。マイアミ市警の2人の刑事、マーカスとマイクは麻薬密輸ルート破壊のために麻薬の取引きが行われていると思われるKKKの集会に乗り込むも手掛かりは得られなかった。次に2人は麻薬王が現れるとの通報を受けて出動するがそこでマーカスの妹、シドと鉢合わせする。彼女は連邦麻薬取締局(DEA)の捜査官でマーカスとマイクと同じく麻薬王の接近のためのおとり捜査を行っていた。さらにシンジケートから入手した金を横取りしようとハイチ人ギャング団が襲い掛かり、壮絶なカーチェイスの末、彼らを蹴散らすが多大な犠牲を払う羽目に。だが、2人は麻薬王の正体を掴み、上司から強制捜査の許可を得て犯人検挙に出るが麻薬王に接触していたシドの素性がバレてしまい、彼女は彼にキューバへと拉致されてしまった。2人は国際問題になることを覚悟して彼のアジトがあるキューバへ突入する。

バッドボーイズ2バッド スタッフ

監督:マイケル・ベイ
脚本:ロン・シェルトン,ジェリー・スタール
原案:マリアンヌ・ウィバーリー,コーマック・ウィバーリー,ロン・シェルトン
原作:キャラクター創造 ジョージ・ギャロ
製作:ジェリー・ブラッカイマー
製作総指揮:マイク・ステンソン,チャド・オマン,バリー・ウォルドマン
音楽:トレヴァー・ラビン
撮影:アミール・モクリ
編集:マーク・ゴールドブラット,ロジャー・バートン,トーマス・A・マルドゥーン
配給:ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント

バッドボーイズ2バッド キャスト

マーカス・バーネットマーティン・ローレンス
主人公の一人。マイクを相棒としているマイアミ市警察官で戦術麻薬捜査部隊「TNT」の隊員。シドの実兄。前作よりも体格が少し丸くなった。家族を何よりも大事にしていて、マイクの突拍子もない行動に終始肝を冷やしている。たまにドジを踏むことがあり、ハイチ系のストリートギャング集団「ゾーヤ・ポンド」とのカーチェイスの際、乗っていたマイクのフェラーリのダッシュボードをマシンガンで誤射してしまう。強行的なマイクとは正反対に平和的に物事を解決しようとするが、直後にマイクにぶち壊しにされ、その度にマイクと口論になる。裏でタピアに協力していた葬儀社の隠密調査中、誤ってエクスタシーを2錠飲んでしまう(その後、適切な処置を受けて回復)。銃の腕前はマイクよりも劣るが、本編ラストでマイクの顔すれすれを通り越し、タピアの眉間を撃ち抜く荒業を見せた。ハワード警部がタピアの捜査を強制的に打ち切った時、タピアを逮捕した後の報復によるマイクとの仲を切り裂かれたくないという思いで転属願を提出していたことを告白した。前作の空港での銃撃戦後、セラピーを受けていたシーンがある。初老の女性カウンセラーに執拗に自分の怒りを肯定するように勧められ、当初は辟易していたが、最終的にはグループカウンセリングにも参加するようになっている。

マイク・ラーリーウィル・スミス
主人公の一人。マーカスを相棒としているマイアミ市警察官で戦術麻薬捜査部隊「TNT」の隊員。シドと交際中。父親の残した財産のおかげで、毎日リッチな生活を送っている。前作以上に強気な行動が著しく見られるようになり、マーカスから「頭がおかしい」と言われるほど。敵と出くわすと必ずと言っていいほど銃撃戦になってしまい、マーカスからは「銃撃戦の世界記録でも作るつもりか」と言われてしまう。相棒であるマーカスとは物事の解決方法が対極的で、終始マーカスの平和的解決の行動にイライラしている。マーカスの精神分析によれば、赤ん坊のころ栄養失調だったのが原因で高校生時代ナヨナヨだったらしく、大人になってビシッと決めた服装でめったやたらに銃を撃ちまくるのはその反動、という事らしい。ハイチ系のストリートギャング集団「ゾーヤ・ポンド」とのカーチェイスでは、愛車のフェラーリ・550マラネロを破損。敵から銃撃を受けたヘッドライト以外に、マーカスが誤ってダッシュボードを撃ち抜いてしまった。修理費はダッシュボードだけで21000ドル。公用車ではない為、修理代を経費で賄う事は出来なかった。銃の腕前はずば抜けていて、二丁拳銃で銃撃する事も多い。飛び込みながらの状態で発砲し、ガラス瓶3本貫通・マーカスの尻をかすめながらKKKのメンバーの首に命中させている。前作の空港での銃撃戦後、セラピーを強制的に受けさせられた。マーカスとは対照的に若い美人カウンセラーが担当となってしまったため、本来の目的を逸脱した「ストレス発散」をしている。

ジョニー・タピアジョルディ・モリャ
キューバ人とアメリカ人のハーフで、フロリダを拠点としてエクスタシーの売買を行っている麻薬王。本名エクトル・フアン・カルロス・タピア。エクスタシーの売買で得た金で大富豪となっており、キューバには軍隊を警備させた豪邸を持っている。過去に12回の逮捕経験を持つが、その度に不法逮捕で警察を告訴し全て勝訴している。警察から多額の賠償金を得ており、前年には900万ドルの損害賠償を得たという。ナルシストで金や家族に危険が及ぶことを最も嫌い、その原因の始末は部下であっても情け容赦ない冷酷さを持っている。ラストの戦いでは職人に描かせた絵が銃撃戦で破損したり、自身の所有する豪邸をマイクたちに爆破され薄幸な面が強調されている。最後はマーカスに眉間を撃ち抜かれ、地雷原の上に倒れこんだ際に爆発で上半身が吹き飛んでしまい壮絶な死を迎えた。

シドガブリエル・ユニオン
マーカスの実妹でマイクの恋人。連邦麻薬局の囮捜査官で、タピアのエクスタシー売買の仲介人として潜伏し、タピアの密輸ルートの捜査をしていた。アレクセイからのエクスタシー売買金をタピアの仲間に受け渡そうとした際、ハイチ系のストリートギャング集団「ゾーヤ・ポンド」の襲撃に遭う。銃撃は初めてであったが、携帯していたハンドガンと車に備えられていたショットガンで応戦するシーンがある。マーカスとマイクのタピア逮捕に向けた捜査が仇となり、タピアに麻薬捜査官であることが露呈してしまい、キューバに拉致連行される。

アレクセイピーター・ストーメア
ロシアンマフィアのナンバー1で、フロリダに多くのクラブを持っている。数字が苦手で部下のジョセフがいないと計算できない。エクスタシー購入価格の再交渉の為にタピアの元を訪れるも、逆にタピアの報復でジョセフは殺され、自らの経営しているクラブすべてをタピアの所有物にされてしまう。これが原因でアレクセイの組織は崩壊してしまい、酒びたりの日々を送る。最期はジョセフの仇を討とうと武装してタピアの屋敷に押し入るも、同時期にタピアの屋敷に潜入していたTNT部隊の一斉射撃で死亡した。

テレサ・バーネットテレサ・ランドル
マーカスの妻。今作ではマーカスの子供たちに対する過保護な部分に呆れながらも温かく見守る姿を見せている。

ハワード警部ジョー・パントリアーノ
マイアミ市警の警部でマーカスとマイクの上司。東洋美術と風水に凝っている。マーカスとマイクが原因で起きた騒動の後始末に追われる日々を送っており、2人を「しぶとく血を吸うダニ」と呼んでいる(自分をダニ呼ばわりした事をマーカスに咎められた際は、マイクに向かって言ったと弁明している)。ジョニー・タピアが捜査線上に上がった際、これまでの裁判で毎回警察が敗訴している事から、捜査を強制的に打ち切ってしまう。しかしキューバへのシド救出時には協力的な姿勢をとり、CIA工作員を同行させた。

マテオ・レイエス刑事ユル・ヴァスケス
「TNT隊員」。葬儀社内偵時には救急車に乗っている。シド救出作戦において「パスポートなんて要らないぜ」と言い放ち参加する。

マルコ・バーガス刑事ジェイソン・マヌエル・オラザバル
「TNT隊員」。葬儀社内偵時には救急車に乗っている。シド救出作戦に参加。現地にチトという血族がいる。

トニー・ドットアントニー・コローネ
「DEA捜査官」。元デルタフォース。シド救出を企むマーカス達に、救出作戦参加を最初に告げた男。

ファヌーチ刑事ゲイリー・ニケンズ
「TNT隊員」。葬儀社内偵時には傘をさしてレイエス&バーガスに無線を送る。元デルタフォース。シド救出作戦に名乗りをあげる長ひげの男。

カルロスオットー・サンチェス
タピア一味のナンバー2で現場指揮担当。タピアに忠誠を誓っている。マーカスとマイクの事を当初は黒人ギャングとして見ていたが、2人がマイアミ市警察官であることを突きとめ、更にシドが彼らと繋がりのある人物であることも突き止める。最期はタピアと共にマーカス達をグアンタナモア基地まで追跡し追い詰めるも、シドが投げ捨てたハンドガンのショックで作動した地雷の爆発で手足が吹き飛び死亡する。

ロベルトジョン・セダ
タピア一味のナンバー3。カルロスとは違い、タピアに対する忠誠心が薄い。母親がタピアの母と従姉妹同士の親戚関係にある。タピアが娘に似合うドレスの色はピンクがいいと言った際には「ゲロマブだ」と発言するなど、不用意な言動でタピアの怒りを買う。害獣駆除業者の作業員に化けてタピアの屋敷に盗聴器を仕掛けにきたマーカスとマイクを取り逃がしてしまい、激昂したタピアに至近距離から頭を撃ち抜かれて死亡する。

ジョセフ・クニンスカビッチオレッグ・タクタロフ
ロシアンマフィアのナンバー2でアレクセイの部下。小太りの男性でワイン通。フロリダ一帯で経営するクラブで、タピアから購入したエクスタシーを客に売りさばいている。囮捜査中のシドがエクスタシーの代金を両替するためにアレクセイの元に訪れた時、両替金の5000ドルを4900ドルでケチろうとした。タピアの組織を「麻薬の運び屋」程度に考えており、支払い手続きが終わった後から、代金が高いことをアレクセイに話し、タピアとの再交渉を提案する。その後、アレクセイとともにタピアの屋敷へと再交渉に訪れるが、タピア一味に殺害される。バラバラに切断された死体は、ゴミ箱に押し込められた状態でアレクセイに突きつけられた。

アイスピックトレヴァ・エチエンヌ
マイアミ市警に麻薬流通情報の密告屋として協力しているハイチ系の黒人。本編冒頭、アムステルダムから大量の麻薬が密輸されてくるとマイクに密告し、受取先のKKKの集会をTNT部隊に襲撃させるも、たった2袋だったという空振りで終わらせてしまう。その後、ハイチ系のストリートギャング集団「ゾーヤ・ポンド」のアジトを聞きに来たマイクたちをマフィアのマネをして何かを差し出せと要求するも、逆に店の中を破壊されまくるという報復を受けてあっさり観念、アジトの場所を伝える。マイクやマーカスを「ブラザー」と呼んでいる。

フレッチャージョン・サリー
前作にも登場した身長210cm近くの巨体を持つ腕利きハッカー。前作では元々ハッキング容疑で逮捕され服役中であったが、犯人フーシェに内通していたマイアミ市警察署員のあぶり出しの功績が称えられ、市警科学捜査班の一人となっている。本編では今回の密売犯の黒幕がタピアであることを突き止め、マイクがタピアの屋敷から持ち出してきたシュレッダー屑を自作の「視覚的暗号解読機」で復元する作業を行い、その書類が「デキシー7」の所有権利書であることを突き止める。マイクに捜査の協力を依頼しようとした時、バスケットボール試合(マイアミ・ヒート対ロサンゼルス・レイカーズ戦)の最前列席のチケットを要求した。現場での仕事にも興味を持っているのか、マイクに「人の撃ち方を教えてよ」と冗談交じりでと頼むシーンがある。フレッチャーを相手にする時では、マイクとマーカスの態度が正反対になる。マーカスはフレッチャーを相手に暴言を吐きまくっているが、マイクはそんな2人の仲裁に入っている姿を見せる。ちなみにこの役を演じたジョン・サリーは、元NBA選手で、実際にマイアミ・ヒートとロサンゼルス・レイカーズに所属していた。

フロイド・ポティートマイケル・シャノン
本編冒頭に登場するKKKのメンバーで、運び屋としてタピアの部下からエクスタシーを受け取る役割を持っていた。タピアから支給された中型モーターボート「デキシー7」の所有者でもある。マイクとマーカスが捜査に協力させるため保釈金を支払い、拘置所から出所。マーカスに抱きつかれる写真を撮られ、KKKの仲間に公表すると脅されて協力する羽目になる。移動中は終始車のトランクの中に押し込められ、そのままカーチェイスになってしまう災難に見舞われる。作中ポティート兄弟と呼ばれる場面があり、彼の兄または弟がいる。その人物は本編冒頭でマーカスを人質にとったKKKのメンバーで、銃撃戦直後にマイクに頭を撃ち抜かれて死亡。彼自身はマイクの撃った銃弾で左耳を吹き飛ばされた。黒人に対して傲慢な態度をとるが、何かと人権を主張する小心者。

ブロンディ・ドレッドキコ・エルスワース
ハイチ系のストリートギャング集団「ゾーヤ・ポンド」のリーダー格。金色のドレッドヘアーの男で、シドがタピアの部下に金を受け渡そうとするところを仲間を使って襲撃する。交差点での銃撃戦ではマシンガンを、アジトでの銃撃戦ではショットガンを使っている。アジトでの銃撃戦の結果、仲間は全員殺され、自身はマイクの放った催涙ガスで目をやられたところを逮捕される。彼が自宅だと言っていた「ゾーヤ・ポンド」のアジトは“カール通り8番街にあるピンク色の家”で、アイスピックの密告でマーカス達に知られてしまう。

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