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ゴジラ キング・オブ・モンスターズ|前作から5年後を舞台に、復活したゴジラ、モスラ、ラドン、キングギドラが壮絶な死闘を繰り広げる。

ゴジラ キング・オブ・モンスターズ
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ゴジラ キング・オブ・モンスターズは、2019年公開のアメリカ合衆国の映画。『GODZILLA ゴジラ』『キングコング:髑髏島の巨神』に続く、「モンスター・ヴァース」シリーズ第3弾。前作から5年後を舞台に、復活したゴジラ、モスラ、ラドン、キングギドラが壮絶な死闘を繰り広げる。前作に続き、渡辺謙が芹沢博士役で出演。『GODZILLA ゴジラ』(2014年)の続編で、「ゴジラ」シリーズの35作目、『モンスター・ヴァース』の3作目である。

ゴジラ キング・オブ・モンスターズ 映画批評・評価・考察


ゴジラ キング・オブ・モンスターズ(原題: Godzilla: King of the Monsters)

脚本:38点
演技・演出:18点
撮影・美術:20点
編集:10点
音響・音楽:10点
合計96点

前作と打って変わって超エンタメ作品に仕上がっています。ゴジラ、怪獣映画とはなんぞやというのを存分に見せてくれる素晴らしい作品でした。100点でも良いくらいの作品ですが、吹替版が酷いんです。特に田中圭は全く合ってない。他の人が上手ければ上手いほど、彼の下手さが際立つんですよ。あと渡辺謙自身の吹替も下手なんですよ。なんでよ~(笑)マジで声優さんだけにして欲しい。他の映画でも言えますが、いきなり大作の主要人物へのキャスティングは無理があると思います。それは作品対しての冒涜です。はっきりいいます冒涜です。大事なことなのでもう一度言います冒涜です。
ゴジラもすごく良いし、キングギドラも素晴らしい、モスラはMVP。過去一のモスラの演出じゃないでしょうか。素晴らしかった、美しかった、健気だったなぁ~。是非鑑賞して欲しい映画です。ゴジラファンじゃなくても楽しめる素晴らしい脚本ですし、エンタメ映画です。


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ゴジラ キング・オブ・モンスターズ あらすじ(ネタバレ)

ゴジラ キング・オブ・モンスターズ
サンフランシスコの悲劇から5年後、巨大怪獣の存在およびそれまで極秘に怪獣の調査を行ってきた秘密機関「モナーク」のことが公になり、以後世界各地で休眠状態の怪獣・タイタンが次々と発見され、その地点には怪獣の生態を研究するための前哨基地が建てられた。

中国・雲南省にある古代遺跡の内部に設置されたモナークの第61前哨基地では、モナークの科学者であるエマ・ラッセル博士と娘のマディソンらが孵化したモスラの幼虫との交信を試みていた。自身を見張る隊員を見てパニックとなり、モスラ幼虫は暴れだすが、エマが怪獣と交信する装置・オルカを使って幼虫の気を鎮めることに成功する。しかしそこへ、環境テロリストであるアラン・ジョナ率いる傭兵部隊が基地を襲撃し、エマとマディソン及びオルカが強奪されてしまう。

その頃、ワシントンD.C.でのモナークの有識者と政府役員との公聴会で、モナークは政府や世論から怪獣への対応と被害の責任について厳しい追及を受けていた。あくまで怪獣殲滅を訴える政府に対し、モナークの科学者・芹沢猪四郎博士はあくまで怪獣との共存が必要だと説く。その折に芹沢らは雲南省で起こった事件の知らせを聞き、急遽元モナークのメンバーで別居状態だったエマの夫であるマークに協力を要請、攫われた二人を救出するため共に行動することとなり、ゴジラの生息域となっているバミューダ海域に設置された第54前哨基地にマークを招いて今後の対応を協議する。

一方、ジョナ達は南極の氷塊に眠るタイタン、モンスター・ゼロを目覚めさせるべく、彼らは南極の第32前哨基地を急襲し占拠。そのままモンスター・ゼロの復活作業を開始する。それと同時に海域に潜んでいたゴジラが行動を開始し、その移動予測からゴジラが南極を目指していると知りマーク達も司令母艦・アルゴで南極へと向かう。到着したモナークの兵士とテロリストが銃撃戦を繰り広げる中、マークは妻子のエマとマディソンに再会する。だがエマは彼の目の前で氷塊に仕掛けられた爆弾の起爆装置を押して氷塊を爆破し基地は崩壊を始めた。ジョナはエマとマディソンを連れて何とか逃亡し、マーク達も間一髪で基地の崩壊から免れるが、続けてエマがオルカを起動させたことによりモンスター・ゼロが復活。迫り来るモンスター・ゼロにマーク達は窮地に陥るが、そこへモンスター・ゼロを目指していたゴジラも遂に出現。南極にて対峙したゴジラとモンスター・ゼロは交戦を開始する。急いでその場から退避していくマーク達だったが、芹沢の助手であるグレアムがモンスター・ゼロに捕食され死亡、マークも気を失ってしまう。そこへ救援に駆けつけたアルゴら戦闘機部隊の攻撃を受けてモンスター・ゼロは空中へと逃亡、ゴジラもそれを追って海へと消え去る。

アルゴ内で回復し目覚めたマークは南極でのエマの行動から彼女が自らの意思でジョナらテロリストグループに協力していると他の面々に明かす。さらにそこへエマの声明が届く。彼女は「人類の文明活動が原因で崩壊寸前の地球環境を修復するためには、地球の免疫である怪獣による破壊と再生が必要」と主張。直後にメキシコのイスラ・デ・マーラの火山火口に建てられた第56前哨基地のシステムがジョナのテロリストグループにハッキングされ、エマはオルカの信号をそこから流し、火山に眠るタイタンを呼び起こす準備を整える。マディソンがそれに反発して止めようとするも、それを制したジョナに急かされる形でエマはオルカを起動。その結果、流されたオルカの信号に反応し火山火口から「炎の悪魔」と呼ばれているタイタン・ラドンが出現する。現地民の避難の時間を稼ぐためアルゴとその護衛部隊が駆けつけてラドンを攻撃、ラドンはアルゴを敵と見なして飛翔し、なおも攻撃してくる護衛部隊を壊滅させアルゴをも追撃する。しかしスタントン博士の機転で、この時同じくメキシコに接近していたモンスター・ゼロの元へアルゴが向かったことで、鉢合わせとなったラドンとモンスター・ゼロが激突し、激しい空中戦が展開される。しかしラドンもモンスター・ゼロには敵わず、海へ落とされ撃沈。続けてモンスター・ゼロはイスラ・デ・マーラからの避難民を収容していたアルゴにも襲いかかるが、そこへまたしても乱入してきたゴジラにより海中に引きずり込まれ、ゴジラの猛攻を受け左の首を食いちぎられながら追い詰められる。そこに米軍が怪獣殲滅用に開発した新兵器・オキシジェン・デストロイヤーを搭載したミサイルが飛来して両者の下で炸裂するも、モンスター・ゼロには通用せずそのまま海中からの脱出を許し、ゴジラだけが生体反応を消失してしまう。そのままモンスター・ゼロはイスラ・デ・マーラの火山に降り立ち、ゴジラに食いちぎられた左の首を瞬く間に再生させ、雄叫びを上げる。その直後、世界各地に点在しているモナークの前哨基地から次々とタイタン達が目覚め始める。

復活したタイタン達による世界規模の災害が発生する中、マークはこれをモンスター・ゼロが自身を頂点に立つ怪獣としながら他のタイタン達を支配しての知能的な破壊活動であると推測。さらにアイリーンの調査でモンスター・ゼロがギドラという名前であること、そしてギドラは地球の自然界に属さない宇宙生物であること、そして地球の生態系を破壊し自身に適した環境に作り変えようとする存在だと示唆される。エマも復活したギドラが他の怪獣達を勝手にコントロールし始めたことで自分のプランが完全に破綻してしまったことを悟り、ジョナに事態の収束を申し出るが彼はそれを聞き入れず、両者の間に溝が生まれる。そんな中、雲南省の施設から脱走した後、滝の中で蛹になっていたモスラが羽化して飛び立ち、ゴジラの住処だったバミューダ海域に現れる。マーク達はモスラがゴジラと交信を試みていると気付いてその反応からゴジラの生存を確認、潜水艦にゴジラのエネルギーとなる核弾頭を積んでゴジラが隠れている地点に向かう。マークらはスタントン博士の提唱した地下空洞論に基づく海底洞窟の先にあった古代遺跡の奥地で、そこを住拠として休眠していたゴジラを発見。だが潜水艦の魚雷発射システムは事故で破損し核魚雷の発射が不可能な状態に陥っていた。そこで芹沢が自ら一人で小型潜水艇でその住拠へと向かい、ゴジラの目前まで核弾頭を運び自らの命と引き換えに手動で起爆させる。そしてゴジラはそのエネルギーを吸収し、より強大な姿で復活しマーク達の眼前に現れる。そしてゴジラはマーク達を一瞥し、敵意が無いと確認するやそのままギドラとの最終決戦へ向かっていった。

ワシントンD.C.でギドラとその下に付いたラドンが暴れている間、エマがジョナに訴えていたオルカによる怪獣の行動を抑制する方法を聞いていたマディソンは、彼らがオルカから目を離した隙にオルカを持ち出してアジトから脱走。エマの考え通りにアジトのあったマサチューセッツ州・ボストンの野球スタジアムに忍び込み、スタジアムの音響システムにオルカを接続、スタジアム全体をスピーカーにしてオルカの信号を世界全体に伝達し、タイタン達の動きを止めることに成功する。しかし、ギドラはその信号を察知してボストンに飛来、マディソンを見つけるや彼女を殺そうと襲いかかる。だがそこへ再び出現したゴジラがギドラを熱線で吹き飛ばし、マディソンは九死に一生を得た。そのままゴジラとアルゴを含めた米軍はギドラとの全面対決を開始する。

マークらもオルカの信号からエマとマディソンがボストンにいることを知り、ゴジラとギドラが争う地上に降りるとジョナと袂を分かったエマとも合流してマディソンを捜索、マディソンがボストンの旧自宅にいると推測してそこへ向かう。この時ゴジラは身体が芹沢が起爆させた核弾頭のエネルギーの過剰摂取により数分で臨界点を超え核爆発を起こす危険な状態になりながらも支援に現れたモスラの援護もあって優位に立ちながらギドラを追い詰めていく。しかし、ギドラが呼び寄せたラドンの乱入でモスラとは分断され、さらにギドラの予想外の反撃で大ダメージを受けて満身創痍の状態に陥る。どうにかラドンを退けたモスラもゴジラを庇いながらギドラの攻撃を浴びて消滅。そして再びゴジラはギドラに追い討ちを仕掛けられ劣勢に追い込まれていく。

マークとエマは倒壊した自宅からマディソンを見つけて助け出し、地上から脱出する前に三人はオルカを修理してギドラの注意をゴジラから逸らす作戦を立てる。エマはマークとマディソンだけを逃がし、単身オルカを使ってゴジラからギドラの注意を逸らすことに成功。エマは猛追するギドラに追い詰められるが、その間にギドラの攻撃でモスラが消滅した際に降り注いだモスラの力を吸収し、体内の核エネルギーの制御に成功し身体を赤熱化させたゴジラがギドラの前に立ち塞がった。熱波攻撃をたて続けに浴びせられたギドラは抵抗虚しく身体が燃え尽きていき、ゴジラの止めの一撃で大爆発。最後に残った首もゴジラが放った熱線で跡形もなく消滅しギドラは葬られた。長きに渡り熾烈な戦いを繰り広げてきた宿敵を遂に下し瓦礫の上に立つゴジラの元に、ムートー、ベヒモス、スキュラ、メトシェラら世界各地のタイタン達や生き延びていたラドンがゴジラを取り囲むように集結する。そしてラドンを初めとしたタイタン達は、偽りの王であるギドラを倒したゴジラを真の怪獣王と崇めるが如く、次々とゴジラにひれ伏していく。マークとマディソンらが見守る中、タイタン達がひれ伏したキングオブモンスターズ/怪獣王・ゴジラの咆哮が辺りにこだました。

その後、ゴジラの監視下で世界各地のタイタン達が地球のあらゆる自然環境を回復させていき、モナークも彼らに関する研究結果を公表。改めてタイタン達の重要性が世界に発信されることとなる。さらに、巨大な猿と恐竜が争う姿が描かれた壁画が発見される。一方、オキシジェン・デストロイヤーの影響で魚が収穫出来なくなったイスラ・デ・マーラに密かに赴いていたジョナは、先の海中戦でゴジラに食いちぎられ、沖で漁師が引き上げたギドラの首の残骸を買うと申し出ていた。

ゴジラ キング・オブ・モンスターズ スタッフ

監督:マイケル・ドハティ
脚本:マックス・ボレンスタイン,マイケル・ドハティ,ザック・シールズ
原作:東宝
製作:トーマス・タル,ジョン・ジャシュニ,メアリー・ペアレント,ブライアン・ロジャーズ
音楽:ベアー・マクレアリー
撮影:ローレンス・シャー
編集:ロジャー・バートン,リチャード・ピアソン,ボブ・ダクセイ
製作会社:ワーナー・ブラザース,レジェンダリー・ピクチャーズ
配給:ワーナー・ブラザース,東宝

ゴジラ キング・オブ・モンスターズ キャスト

ラッセル一家
マーク・ラッセル博士:カイル・チャンドラー
生物学者。以前は妻のエマと共にモナークに所属していたが、サンフランシスコの悲劇で最愛の息子だったアンドリューを失い、息子の死の原因となったゴジラへの憎悪からモナークを脱退した。怪獣と交信できる装置”オルカ”を開発した人物だが、悪用されることを恐れ試作品を破壊している。息子の死後は酒浸りで自堕落な生活を送り、仕事漬けになった妻のエマとは疎遠になった上に、娘のマディソンへの体裁を気にしたこともあって別居状態にある。ジョナ率いるテロリストに拉致された妻と娘を取り戻すため、芹沢らモナークのメンバーたちと行動を共にする。怪獣は殲滅すべきと考えているが、生物学者としての知識もあって怪獣の習性や生態に詳しいため、悪戯に刺激するような行動は避ける。

エマ・ラッセル博士:ヴェラ・ファーミガ
モナーク幹部の純古生物学者。息子を失いながらも怪獣と人類の共存を主張している。夫のマークが開発した”オルカ”を修復・改良し、中国の第61前哨基地にてモスラの孵化を待っていた。孵化した幼虫との交信を娘らと試みている最中、ジョナ率いるテロリストグループに拉致される。実は怪獣による地球環境の再生を目論んでおり、自分からジョナにコンタクトを取って計画を実行に移した、いわば共犯者である。

マディソン・ラッセル:ミリー・ボビー・ブラウン 幼少期:レクシー・レイブ
マークとエマの娘で現在12歳。母のエマと共に怪獣との共存を考えており、テロリストグループ内でも母と同様に自由行動を許されているが、計画によって犠牲が出ることを忌避している。


モナーク / MONARCH
世界各国の怪獣たちの研究、調査を行う国際研究機関。怪獣の存在が世界的に知られてもなお、他に把握している怪獣たちの情報など研究の全貌を秘匿していることから、国連や各国からの批判の的に晒されている。

過去の殉職者たちの石碑には「フランキー堺」「平田昭彦」「河内桃子」らの名前が刻まれている。

芹沢猪四郎博士:渡辺謙
モナーク幹部の古生物学者であり、モナークの実質的なリーダーも務めている。父親の芹沢英二の跡を継いでゴジラの研究を続けており、そのためゴジラに対して特に強い思い入れを抱き、怪獣との共存を誰よりも強く訴えている人物である。広島の被爆者である父の形見の懐中時計を常に持ち歩いている。

アイリーン・チェン博士 / リン・チェン博士:チャン・ツィイー
双生児のモナークの考古人類学者姉妹。三代にわたってモナークの研究員を務める家系であり、神話や古代の伝承から怪獣と人類の関係について調べている。姉がチェン、妹がリン。アイリーンはショートカット、リンはロングヘアと髪型が異なる。作中二人揃って登場することはないものの、先祖代々双子の家系である点など、モスラのパートナーである「小美人」を彷彿とさせる描写が多い。

リック・スタントン博士:ブラッドリー・ウィットフォード
モナークの生物物理学者。皮肉屋な性格だが腕は確かで、分析能力に長けている。

ヴィヴィアン・グレアム博士:サリー・ホーキンス
モナーク幹部の古生物学者。前作にも登場している。物語序盤、南極で目覚めたギドラに足元の氷床ごと捕食されるという無惨な最期を遂げる。

サム・コールマン:トーマス・ミドルディッチ
モナークの技術統括官。アメリカ政府との交渉役。

ダイアン・フォスター大佐:アイシャ・ハインズ
アメリカ陸軍大佐。モナークの軍事部門Gチームの女性指揮官。

ジャクソン・バーンズ海軍兵曹長:オシェア・ジャクソン・Jr
Gチームの隊員。フォスターの補佐役。

マルティネス軍曹:アンソニー・ラモス
Gチームの隊員。

グリフィン中尉:エリザベス・ラドロー
Gチームの隊員。

ヒューストン・ブルックス博士:ジョー・モートン
モナークの地質学者。演者は異なるが、『キングコング:髑髏島の巨神』に登場した同名キャラクター(演 – コーリー・ホーキンズ)と同一人物として設定されている。

その他
アラン・ジョナ:チャールズ・ダンス
元イギリス陸軍大佐で、元MI-6エージェント。退役後エコテロリズムに傾倒し、傭兵部隊を率いて各地で暗躍している。

ウィリアム・ステンツ大将:デヴィッド・ストラザーン
アメリカ海軍第7艦隊の提督。前作では少将だったが、今作では大将に昇進している。

アッシャー・ジョナ:ジョナサン・ハワード

ウィンストン伍長:ジェシー・オニール

ウィリアムズ上院議員:CCH・パウンダー
議会でモナークを追及する。

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モンスター・ヴァース 映画シリーズ

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