スポンサーリンク

GODZILLA ゴジラ|世界に誇る怪獣“ゴジラ”、豪華ハリウッドスタッフによって新たに製作したパニックアクション。

映画 GODZILLA ゴジラ
この記事は約9分で読めます。

GODZILLA ゴジラは、2014年公開のアメリカ合衆国の映画。1954年に日本で誕生した、世界に誇る怪獣“ゴジラ”、豪華ハリウッドスタッフによって新たに製作したパニックアクション。東宝の「ゴジラ」フランチャイズのリブート作品であり、30作目。また、「モンスター・ヴァース」の1作目、そしてハリウッドスタジオが製作した2作目の「ゴジラ」映画である。日本での通称は「レジェンダリーゴジラ」「ギャレス版」など。

GODZILLA ゴジラ 映画批評・評価・考察


GODZILLA ゴジラ(原題: Godzilla)

脚本:29点
演技・演出:13点
撮影・美術:12点
編集:6点
音響・音楽:7点
合計67点

怪獣の全体像を見せるのを引き延ばすという従来の方法使っているのですが、あまりにも見せない、見せても画面が暗いという演出で、人間ドラマを重視し怪獣の怖さを煽るような演出になっているのですが、それはゴジラ映画には求めてないんだギャレス!ちょっと相性が悪かったように思います。主人公を演じたアーロン・テイラー=ジョンソンの演技も、悪くはないんでしょうが、良くもないという感じで印象が残りません。この映画の怪獣たちもそうです。ただ、この映画の下地が次作、その次の作品に生きてくるようになります。

ギャレス監督は、この後に『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』を撮っているのであの素晴らしい映画の糧になったのかなとも思えます。


今作品はAmazonプライムで見ました。
amazonプライム・ビデオ

GODZILLA ゴジラ あらすじ(ネタバレ)

翌年1999年、フィリピンでの炭鉱崩落事故を調査中の芹沢猪四郎博士らは、炭鉱の深部で巨大な恐竜のような生物の化石を発見する。化石には別種の生物の繭が寄生しており、付近には巨大な何かがはい出たような痕跡が残っている。一方、日本の雀路羅(じゃんじら)市にある原子力発電所に勤務する核物理学者のジョー・ブロディは、原子炉直下で発生する不可解な地震について調査を要請する。ジョーの妻で技師のサンドラが原子炉の安全確認に向かうが、突如起こった巨大な揺れによって原子炉が暴走し、原発は倒壊した。

15年後、ブロディ夫妻の息子でアメリカ海軍爆弾処理班のフォード大尉は、父のジョーが日本で警察に逮捕されたという知らせを受ける。ジョーは妻の命を奪った原発事故の真相を探るべく、立入禁止区域となった原発跡地に侵入し逮捕されていた。原発跡で15年前と同じ事態が起きつつある兆候を察知したジョーは、フォードと共に禁止区域へ再侵入し当時の居宅に残されたデータを回収するも、付近をパトロールしていた武装集団に捕まり、原発跡地内の研究施設へ連行される。

施設内にはかつての地震の原因となった巨大な繭があり、「モナーク」と称する秘密機関が調査を行っていたが、すでに繭は羽化を開始していた。羽化を遂げた生物は研究施設を破壊して東へ飛び去り、施設の倒壊に巻き込まれたジョーは命を落とす。芹沢らはジョーの遺した情報を持つフォードとともに原子力空母「サラトガ」にてムートーと名付けられた巨大生物を追う。モナークの目的は、ペルム紀末の大量絶滅を生き延びた太古の巨大生物ゴジラを研究し、その存在を社会から隠蔽することだった。芹沢はムートー排除のためゴジラも再び現れると推測する。

ムートーは洋上でロシア海軍アクラ型原子力潜水艦を襲い、その核燃料を捕食するためオアフ島に上陸する。怪獣はさらにホノルル市街に侵攻し米軍と交戦するが、間もなくしてそこにムートーを追って来たゴジラが60年ぶりに地上に姿を現す。両者は空港で対峙するがムートーは飛行して逃亡、それを追うゴジラも海へ消えた。

一方、アメリカのユッカマウンテン放射性廃棄物処分場に保管されていたフィリピンの繭から新たなムートーが羽化し、ラスベガスを破壊しさらに西へと進行する。ジョーの遺したデータを分析した芹沢は、日本に現れたムートーが雄、ユッカマウンテンから現れた個体が雌であり、2体のムートーは繁殖のために同じ場所を目指していると断定する。

サンフランシスコ湾で3体の怪獣が衝突すると推測する軍指揮官のステンツ提督は、芹沢の反対を押し切って戦略核兵器の使用許可を得る。弾頭には電磁パルスの影響を受けないアナログ式の時限装置を使用し、3匹の怪獣を太平洋上へ誘引し、殲滅する作戦が実行されることになった。米軍は2基の核弾頭を列車でサンフランシスコへ輸送しようと試みるが、雌のムートーの襲撃を受けて弾頭1基を飲み込まれてしまう。もう1基の弾頭はサンフランシスコ湾内への輸送には成功するものの、海上で雄のムートーに奪われ、雌がサンフランシスコ市街地に築いた巣へ運ばれる。弾頭の起爆装置は既にカウントダウンを開始しており、数時間後には逃げ遅れた市民が核爆発に巻き込まれてしまう。フォードは弾頭起爆阻止を目的とした軍の部隊に参加し、HALO降下によってサンフランシスコ市内へ突入する。

湾内に浮上したゴジラは軍の攻撃を受けながらゴールデンゲートブリッジを破壊し市街地へ侵攻。ゴジラはフォードの妻のエルが勤める病院の近くで2体のムートーと交戦する。その傍らにあるムートーの巣でフォードたちは弾頭を発見するが、その破損状態は思ったよりも激しく時限装置を停止させることが出来ない。部隊は船で弾頭を洋上へと持ち去り、少しでも市街地から引き離す作戦に移行する。一方フォードはムートーが既に巣に無数の卵を産み付けていることに気付き、瓦礫の中で横転しているタンクローリーのガソリンを利用し受精卵もろとも巣全体を爆破する。

ゴジラは二体のムートーの連携攻撃に苦戦を強いられていたが、巣が爆破されたことに気を取られた雌のムートーが戦闘を中断したことで形勢が逆転、熱線を放ち雌のムートーを一時的に戦闘不能にし、さらに襲ってきた雄のムートーを強烈な尻尾の一撃で倒す。一方で核弾頭を奪われたことに気付いた雌のムートーが復活し部隊を壊滅させ、更にフォードに迫るが、追って来たゴジラに直接放射熱線を口内に放たれ絶命する。だが、エネルギーを消耗したゴジラもその場に崩れ落ちた。核弾頭はフォードによって小型船で洋上へ運ばれ、彼が救助された後で遥か遠くの沖合いで大爆発した。

翌朝、フォードは避難所のオー・ドットコー・コロシアムに訪れ、そこでエルら家族との再会を果たす。一方で、瓦礫の中で倒れ死んだと思われていたゴジラが覚醒し、海へ戻り始めた。その姿を捉えたテレビ映像には「怪獣王は救世主か?」というテロップが躍っている。万感の思いで見つめる芹沢らを背に、ゴジラは人間には目もくれず、咆哮を上げながら海中へと姿を消していったのであった。

GODZILLA ゴジラ スタッフ

監督:ギャレス・エドワーズ
脚本:マックス・ボレンスタイン,フランク・ダラボン,デヴィッド・キャラハム,ドリュー・ピアース,デヴィッド・S・ゴイヤー(ノンクレジット)
原案:デヴィッド・キャラハム(ストーリー)
原作:「ゴジラ」 東宝
製作:メアリー・ペアレント,ジョン・ジャシュニ,トーマス・タル,ブライアン・ロジャース
製作総指揮:パトリシア・ウィッチャー,アレックス・ガルシア
音楽:アレクサンドル・デスプラ
撮影:シェイマス・マクガーヴェイ
編集:ボブ・ダクセイ
製作会社:ワーナー・ブラザース,レジェンダリー・ピクチャーズ,ディストラプション・エンターテインメント,ラットパック=デューン・エンターテインメント
配給:ワーナー・ブラザース,東宝

GODZILLA ゴジラ キャスト

フォード・ブロディ大尉:アーロン・テイラー=ジョンソン 幼少期:CJ・アダムス
アメリカ海軍の爆弾処理を専門とする部隊の隊員。医師の妻エルとまだ幼い息子のサムを持つ。少年時代に母のサンドラを日本で起きた原発事故で失ってから、陰謀論に傾倒する父のジョーとは距離を置いていた。しかし、日本でムートーと遭遇した際に父が死亡したことをきっかけにその主張が事実であったことを知り、ゴジラとムートーの戦いに関わっていくことになる。少年期を日本で過ごしたためか、多少の日本語は話せる模様。

芹沢 猪四郎(せりざわ いしろう)博士:渡辺謙
特別研究機関MONARCH(モナーク)に所属する生物科学者。放射線が生物に与える影響を調査しており、フィリピンで発見された謎の巨大生物の化石と、それに寄生する蛹の謎を追っている。父が広島の原爆投下で被爆しており、劇中では触れられていないが被爆2世であることがうかがえる。劇中では父の形見である壊れた懐中時計を見せるだけにとどまっているが、渡辺によれば当初は父の広島での体験をステンツ提督に語るシーンが企画されており、撮影も行われたが最終的にカットされた。名前は、1954年版に登場した平田昭彦演じる芹沢大助博士とゴジラシリーズの監督を務めた本多猪四郎に由来する。

ジョー・ブロディ:ブライアン・クランストン
核物理学者で、フォードの父。日米合弁の原子力発電所「雀路羅原子力発電所」にて技師として働いており、日本語も話せる。大地震による原発事故(真相はムートーの襲撃)により、自分の誕生日に妻サンドラを失う。妻の死後、日米両政府の情報隠蔽を疑い、その原因となった原発事故について日本で英語教師として生計を立てながら単独調査している。羽化したムートーが放射汚染地域の施設を破壊した際、フォードの目の前で建物の倒壊に巻き込まれて重傷を負い、米軍空母へ搬送されたのちに死亡する。

エル・ブロディ:エリザベス・オルセン
サンフランシスコ総合病院救急救命室(ER)勤務の医師で、フォードの妻。病院で働きながらフォードの帰還を待っていたが、サンフランシスコに現れた怪獣たちの戦いに巻き込まれ、シェルターに閉じ込められてしまう。しかし物語終盤、避難所でフォードやサムと再会する。

サム・ブロディ:カーソン・ボルド
フォードとエルの息子。サンフランシスコからの避難途中、ゴールデンゲートブリッジでゴジラと米軍の戦闘を目撃する。父の子供時代と同じく、お気に入りのおもちゃは恐竜や兵士のフィギュアである。

ヴィヴィアン・グレアム博士:サリー・ホーキンス
MONARCHに所属する古生物学者。芹沢博士の助手。水爆の洗礼を受けながらもその生命を維持するゴジラを地球上の生態系の頂点「神」と呼び、畏怖の念を抱いている。

サンドラ・ブロディ:ジュリエット・ビノシュ
ジョーの妻。夫とともに雀路羅原子力発電所で技師として働いていたが、15年前の大地震によって発生した原発事故に遭遇。放射能汚染の広がりを防ぐための区画閉鎖から間一髪逃れられず、隔壁の向こうのジョーに「フォードを守ってあげて」と言い残し命を落とす。

ウィリアム・ステンツ提督:デヴィッド・ストラザーン
アメリカ海軍第七艦隊司令長官。階級は少将。ゴジラとムートーの殲滅作戦を指揮する。軍人として国民の安全確保に信念を傾けるが、芹沢やグレアムの反対を押して核兵器の使用を決断したため、事態の悪化を招く。劇中ではカットされているが、父はかつて広島投下用の原子爆弾を輸送する任務に関わっていたという設定であった。

ラッセル・ハンプトン大佐:リチャード・T・ジョーンズ
ステンツ提督の副官。核兵器に絶対の信頼を置いており、メガトン級の核爆弾で3怪獣を殲滅できると豪語した。

トレ・モラレス軍曹:ヴィクター・ラサック
作戦に使用する核弾頭の輸送を行うアメリカ陸軍の兵士。上官やフォードによく軽口や冗談を言う。

マーカス・ウォルツ少佐:パトリック・サボンギ
アメリカ海軍少佐。

降下指揮官:ジャリッド・キーソ
降下部隊の指揮官。

マルティネス下士官:キャサリン・ロッホ・ハグクウィスト
ステンツ提督の部下。通信兵。

タカシ:山村憲之介
ジョーやサンドラが勤める雀路羅原子力発電所の職員。

スタン・ウォルシュ:ゲイリー・チョーク

ハヤト:ヒロ・カナガワ
雀路羅原子力発電所の職員。

ウィーラン:ブライアン・マーキンソン
MONARCHに所属する科学者。

ジェインウェイ:タイ・オルソン
MONARCHに所属する科学者。

ハドルストン:アル・サピエンザ
ムートーの研究施設の警備主任。

軍事分析官:テイラー・ニコルズ
ステンツ提督に核兵器の使用を提案する。

ゴジラ / GODZILLA:アンディ・サーキス

GODZILLA ゴジラ 予告編・無料動画


amazonプライム・ビデオ

モンスター・ヴァース 映画シリーズ

GODZILLA ゴジラ|世界に誇る怪獣“ゴジラ”、豪華ハリウッドスタッフによって新たに製作したパニックアクション。
GODZILLA ゴジラは、2014年公開のアメリカ合衆国の映画。1954年に日本で誕生した、世界に誇る怪獣“ゴジラ”、豪華ハリウッドスタッフによって新たに製作したパニックアクション。東宝の「ゴジラ」フランチャイズのリブート作品であり、30作目。また、「モンスター・ヴァース」の1作目、そしてハリウッドスタジオが製作した2作目の「ゴジラ」映画である。日本での通称は「レジェンダリーゴジラ」「ギャレス版」など。
キングコング: 髑髏島の巨神|この島で、人類は最弱。1970年代前半、米政府の調査隊は南太平洋の謎の孤島で驚異の体験へ。
キングコング: 髑髏島の巨神(きんぐこんぐ どくろとうのきょじん)は、2017年公開のアメリカ合衆国の映画。アメリカ合衆国の怪獣映画で、キングコングの映画としては通算8作目となる。映画批評・あらすじ(ネタバレ)・スタッフ・キャスト・映画予告編・無料動画・配信情報。
ゴジラ キング・オブ・モンスターズ|前作から5年後を舞台に、復活したゴジラ、モスラ、ラドン、キングギドラが壮絶な死闘を繰り広げる。
ゴジラ キング・オブ・モンスターズは、2019年公開のアメリカ合衆国の映画。『GODZILLA ゴジラ』『キングコング:髑髏島の巨神』に続く、「モンスター・ヴァース」シリーズ第3弾。前作から5年後を舞台に、復活したゴジラ、モスラ、ラドン、キングギドラが壮絶な死闘を繰り広げる。前作に続き、渡辺謙が芹沢博士役で出演。
ゴジラvsコング|人類の生き残りをかけた争いは、ゴジラ対コングという最強対決を引き起こし、人々は史上最大の激突を目にすることとなる…。
ゴジラvsコングは、2021年公開のアメリカ合衆国の映画。人類の生き残りをかけた争いは、ゴジラ対コングという最強対決を引き起こし、人々は史上最大の激突を目にすることとなる…。「モンスター・ヴァース」の4作目であり、『ゴジラ キング・オブ・モンスターズ』(2019年)と『キングコング:髑髏島の巨神』(2017年)の続編であると共に、「ゴジラ」シリーズの36作目、「キングコング」シリーズの12作目、そしてハリウッドスタジオで製作された4作目のゴジラ映画である。