メカニックは、2011年公開のアメリカ合衆国の映画。証拠をまったく残さず、機械のように完璧に暗殺を遂行することから“メカニック”と呼ばれる殺し屋の姿を描くアクション。1972年のチャールズ・ブロンソン主演のアクション映画『メカニック』のリメイク作品である。2016年には、続編『メカニック:ワールドミッション』が製作された。
メカニック 映画批評・評価・考察
メカニック(原題: The Mechanic)
脚本:29点
演技・演出:16点
撮影・美術:16点
編集:8点
音響・音楽:7点
合計76点
チャールズ・ブロンソンの『メカニック』をジェイソン・ステイサムでリメイクということで、一体どんな作品に仕上がるのかと思ってましたが、監督のサイモン・ウエストの作風とステイサムのアクション映画というのが強く押し出されているのでブロンソンのメカニックは関係ない感じでした。ステイサムが暗殺者という感じがしないので、作品の質としては低めかな?と思います。といっても娯楽性が高く楽しめる映画でした。
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メカニック あらすじ
南米コロンビアの麻薬王が自宅のプールで暗殺、だが事件は事故死と判断された。闇の犯罪組織に雇われ、殺人の痕跡をいっさい残さない暗殺者、アーサー・ビショップ(ジェイソン・ステイサム)の犯行であった。常に慎重を期し、米ニューオリンズの沼地の奥にある隠れ家を誰に知らせることもない。クラブで知り合った美女サラ(ミニ・アンデン)との関係もその場限りで、誰とも組まずに孤独を受け入れる男。そんなアーサーの元に闇組織の雇い主サンダーソン(トニー・ゴールドウィン)から新たなミッションが下される。アーサーの親友であり、この仕事を始めるきっかけを作ってくれた恩人ハリー・マッケンナ(ドナルド・サザーランド)の暗殺。サンダーソンによれば、ハリーは組織を裏切って他の暗殺部隊を壊滅させたという。アーサーは葛藤を抱えながらも、プロとしてこの仕事を引き受ける。車椅子生活をおくるハリーを抹殺するのは、友人を騙すことに対する苦悩を除けば、たやすいことだった。ハリーの葬儀に出席したアーサーは、ハリーの息子・スティーブ(ベン・フォスター)と再会。父を殺したヤツに復讐したい、そして父がアーサーに教えたことを自分も教わりたいというスティーブ。アーサーは罪悪感も手伝い、彼を助手に迎え、暗殺のテクニックすべてを叩きこもうとするのだった。最初の仕事こそ手際が悪かったが、スティーブはメキメキと腕を上げていく。勝手に助手を雇ったことがサンダーソンには面白くないが、アーサーは使えるヤツだと説得する。次なるターゲットは自称“救世主”のカリスマ的な金満宗教家。二人は標的が滞在するホテルに手際よく潜入。だがスティーブのちょっとしたミスから、派手な銃撃戦は避けられなくなる。この頃から、何かが確実に狂い始めていた。死んだはずの男の突然の出現、ハリー暗殺ミッションの意外なからくり、そして父を殺したかもしれないアーサーに対するスティーブの疑念。誰を信じ、誰を敵とみなすべきか。混沌とした状況下、アーサーの命を懸けた戦いが始まろうとしていた……。
メカニック スタッフ
監督:サイモン・ウェスト
脚本:ルイス・ジョン・カリーノ,リチャード・ウェンク
原案:ルイス・ジョン・カリーノ
製作:デヴィッド・ウィンクラー,ビル・チャートフ,レネ・ベッソン
製作総指揮:アーウィン・ウィンクラー,ロバート・チャートフ,アヴィ・ラーナー,ダニー・ディムボート,トレヴァー・ショート,ボアズ・デヴィッドソン
音楽:マーク・アイシャム
撮影:エリック・シュミット
編集:トッド・E・ミラー,T・G・ハリントン
製作会社:CBSフィルムズ,ミレニアム・フィルムズ,チャートフ/ウィンクラー・プロダクションズ
配給:CBSフィルムズ,ショウゲート
メカニック キャスト
アーサー・ビショップ:ジェイソン・ステイサム
スティーヴ・マッケンナ:ベン・フォスター
ディーン・サンダーソン:トニー・ゴールドウィン
ハリー・マッケンナ:ドナルド・サザーランド
サラ:ミニ・アンデン
ヘンリー:ランス・ニコルズ
フィンチ:マーク・ナッター
レイモンド:ジョシュア・ブリッジウォーター
キャリバン:J.D.エヴァーモアー
バーク:ジェフ・チェイス
ヴォーン:ジョン・マッコーネル
ラルフ:スチュアート・グリアー
ケリー:クリスタ・キャンベル
セバスチャン:デヴィッド・リーチ
フィンチの妻:ララ・グライス