絶体✕絶命は、1998年公開のアメリカ合衆国の映画。白血病の息子を抱えた敏腕刑事と、その骨髄移植のドナーになりうる凶悪知能犯の対決を描くノンストップ・アクション。監督・製作は「判決前夜 ビフォア・アンド・アフター」のバーベット・シュローダー。
絶体✕絶命 映画批評・評価・考察
絶体✕絶命(原題: Desperate Measures)
脚本:29点
演技・演出:18点
撮影・美術:17点
編集:9点
音響・音楽:7点
合計80点
マイケル・キートンの演技幅の広さと知的な悪役がハマリ役でした。この頃のマイケル・キートンは、『バットマン』から『ビートルジュース』、『マイライフ』と大ヒット映画出演も全く違う個性的な役柄を見事に演じています。一方、アンディ・ガルシアについては、マフィアの役か刑事役かというくらいVシネマじゃありませんが、役柄に幅がありませんでしたが、どの映画でもとても良い演技するんですよね。オファーが偏っても仕方ないのところかもしれません。
絶体✕絶命 あらすじ(ネタバレ)
刑事フランク・コナー(アンディ・ガルシア)の息子マシュー(ジョセフ・クロス)は白血病が再発し、もう骨髄移植しか助かる道はない。しかもたったひとりのDNA適合者は、現在服役中であるIQ150の凶悪知能犯ピーター・マッケイブ(マイケル・キートン)であった。コナーはマッケイブを説得する。始めは鼻にもかけないマッケイブだったが、やがて図書館の利用と噴煙の許可を条件に承諾する。彼は脱走する計画を立てていたのだ。いよいよ手術当日。総合病院の囚人病棟では万全の厳戒態勢が敷かれていたが、マッケイブは手術直前に手術台から抜け出し、警官たちを火だるまにして逃走し始めた。それを知ったコナーはマッケイブを必死で追いかける。手術させるためには彼を生け捕りにしなくてはならない。だが病院の外ではマッケイブの命を狙った警察のパトカーやヘリコプターが待機している。少年マシューの命のタイムリミットは刻々と近づいている。マッケイブはマシューを人質にして脱出しようとするが、マシューのけなげな心に打たれひとりで病院を出る。マッケイブを執拗に追跡するコナーは、ついに彼を生け捕りにした。そして手術は成功。おとなしく捕まったかに見えたマッケイブだが、手術後、体が回復すると、また脱走を目論むのであった。
絶体✕絶命 スタッフ
監督:バーベット・シュローダー
脚本:デヴィッド・クラス
製作:バーベット・シュローダー,スーザン・ホフマン,ゲイリー・フォスター,リー・リッチ
製作総指揮:ジェフリー・チャーノフ
音楽:トレヴァー・ジョーンズ
撮影:ルチアーノ・トヴォリ
編集:リー・パーシー
配給:トライスター ピクチャーズ,日本ヘラルド映画
絶体✕絶命 キャスト
ピーター・マッケイブ:マイケル・キートン
フランク・コナー:アンディ・ガルシア
サマンサ・ホーキンス:マーシャ・ゲイ・ハーデン
ネイト・オリバー:エリック・キング
ジェレミア・キャシディ:ブライアン・コックス
マシュー・コナー:ジョセフ・クロス