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アオラレ|ラッセル・クロウが、あおり運転の常習犯を演じたアクションスリラー。

映画 アオラレ
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アオラレは、2020年公開のアメリカ合衆国の映画。ある母子が乗った車にあおり運転を繰り返し続ける謎の男を描いている。ラッセル・クロウ主演のアクションスリラー。シングルマザーのレイチェルは、自動車で息子を学校に送り届ける途中、前のクルマを追い越したことから、その運転手の男と口論に。これをきっかけに、レイチェルは常軌を逸した男の行動に追い詰められていく……。

アオラレ 映画批評・評価・考察


アオラレ(原題:Unhinged)

脚本:27点
演技・演出:16点
撮影・美術:15点
編集:8点
音響・音楽:7点
合計73点

ラッセル・クロウが60歳手前で演じるキレるおっさんの行動が見どころなんですが、日本のみならず、アメリカでも社会問題になっている煽り運転とちょっとしたことでキレてしまう大人と必要以上に反応してしまい逆恨みを買うスルーできない大人も同時に描いています。

邦題がアオラレなので煽り運転が主に描かれているように思いがちですが、キレて暴走しストーキングから当事者のみならず関係する人間を血祭りにあげていくバイオレンス映画になっています。何の罪も落ち度もない被害者の親族や関係者に最大の不幸が襲うという状況と、強気の被害者のメンタルがキレるおっさんより怖い気もしました。


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アオラレ あらすじ(ネタバレ)

雨の夜、トム・クーパー(ラッセル・クロウ)という名前の男が元妻の家の外でピックアップトラックに座っていた。彼は結婚指輪を外し、斧とガソリンタンクを手に取る。彼は家に侵入し、元妻とそのボーイフレンドを殺害し、家に火を放って走り去った。

美容師として働くシングルマザーのレイチェル(カレン・ピストリアス)は、今日も朝寝坊してしまい、慌てて息子のカイル(ガブリエル・ベイトマン)を学校へ送り届けながら職場へ向かう。ところが、高速道路は大渋滞。度重なる遅刻がたたり、クビを言い渡されてしまう。最悪の気分のまま、赤信号で停止するが、青信号に変わっても前の車が発進しない。クラクションにも反応しないことにイラついたレイチェルは、思わず追い越してしまう。すると、その車を運転していた男(ラッセル・クロウ)が、“運転マナーがなっていない”とクレームをつけ、謝罪を求めてくる。それを拒否して車を出すレイチェル。話はそれで終わったかに思われたが、息子を学校に送り届けた後、立ち寄ったガソリンスタンドの売店で、その男に尾行されていることに気づく。さらに、店員から“あおり運転の常習犯”と警告を受けたレイチェルが車に戻ると、レイチェルの携帯電話をトムが持ち去っていた。

トムは電話の情報を使ってダイナーに行き、レイチェルの友人のふりをしてアンディと会う。トムはアンディの電話を使って、車に隠してあったバーナーフォンでレイチェルに電話をかける。アンディが電話を返して欲しいと頼むと、トムはマグカップでアンディの顔を叩きつけ、みんなの前でアンディを刺殺した。次にトムはレイチェルに、連絡先の中から次に死ぬ人を選ばなければならないと告げる。彼が元夫、母親、またはカイルのいずれかを提案すると、彼女は自分を解雇したクライアントを選んだ?!その後、レイチェルは警察に電話し、レイチェルが息子の学校に向かう間、警察はクライアントの自宅に駆けつけた。

トムはレイチェルの家に向かっていた。そこには彼女の弟のフレッドと彼の婚約者メアリーが住んでいた。トムは中に忍び込み、フレッドはナイフで武装した。トムはメアリーを人質に取って彼に立ち向かい、時間が経つにつれて自分は取るに足らない、無力で人間には見えないと感じるようになり、一日を乗り切るには復讐と暴力しか残されていないと説明する。トムは何度もメアリーをフレッドのナイフに押し込み、フレッドが彼女を殺した(ナイフを持っていたのは彼だったので)と非難した。その後、彼はフレッドを椅子に縛り付け、レイチェルに電話で「3分以内に学校に行ってカイルを捕まえて車で走り去る」と告げ、フレッドに火をつけてレイチェルがどのように悪影響を受けたのかについての手紙を読むようフレッドに要求した。嘘つきで、彼女がどれほど利己的であるか。学校ではレイチェルが校長にカイルの釈放を必死に要求する。彼女はカイルと一緒に車で走り去ります。警官がレイチェルの家に到着し、フレッドを釈放するよう言われたトムはレイチェルに火を放ち、警官に突き飛ばす。警官は走ってくるトムの肩を撃ち抜くことに成功し、火を消そうとする。トムは高速道路でレイチェルとカイルに追いついた。彼らは彼女のタブレットのGPSアプリを使用して、トムがミニバンに乗って彼らの目の前にいることが分かった。彼らが近くの警察官に警告しようとしたとき、トムは彼らを見て警察官の車に衝突し、大規模な複数車両事故を引き起こした。

トムはレイチェルを母親の家まで追いかけ、そこでカイルが無音警報を鳴らして警察を連れて隠れる。レイチェルはトムが運転するバンに体当たりし、車をひっくり返すが、トムは降りてレイチェルを攻撃し、どこに行ってもトムに会えると告げ、カイルを探して家に入り、彼を殺そうとした。外へ戻ろうとしたとき、カイルはうっかりトムに二階の隠れ場所を知らせてしまった。レイチェルは家に忍び込みカイルを見つけるが、トムが二人を見つけて、部屋の中でお互いを殴ったり投げたりする残忍な戦いに巻き込まれた。トムがコードでカイルの首を絞め始めると、レイチェルはハサミでトムの目を刺し、最終的に彼を殺した。

警察が到着し、フレッドがトムの攻撃から生き残ったことをレイチェルに知らせる。レイチェルとカイルはフレッドに会いに病院へ向かう。走り去る途中、車がレイチェルを割り込み、レイチェルは怒った運転手にクラクションを鳴らそうとするのをやめた。カイルは「良い選択だ」と言う。

アオラレ スタッフ

監督:デリック・ボルテ
脚本:カール・エルスワース
製作:リサ・エルジー,マーク・ギル,アンドリュー・ガン
製作総指揮:ガイ・ボッサム,クリスタル・ブルボー,クリストファー・ミルバーン,アンダース・エアデン,ピーター・タッチ,ギャレス・ウェスト
音楽:デヴィッド・バックリー
撮影:ブレンダン・ガルヴィン
編集:スティーヴ・ミルコヴィッチ,ティム・ミルコヴィッチ,マイケル・マカスカー
製作会社:ブレク・フィルムズ,インジーニアス・メディア
配給:ソルスティス・スタジオズ,KADOKAWA

アオラレ キャスト

トム・クーパー:ラッセル・クロウ – 運転手。
レイチェル・フリン:カレン・ピストリアス – カイルの母親。
カイル・フリン:ガブリエル・ベイトマン – レイチェルの息子。
アンディ:ジミ・シンプソン – レイチェルの友人で離婚弁護士。
フレッド:オースティン・P・マッケンジー – レイチェルの弟。
メアリー:ジュリエンヌ・ジョイナー – フレッドの恋人。
レオ:スティーヴン・ルイス・グラッシュ – ガソリンスタンドの客でレイチェルをトムから救った男。
デボラ・ハスケル:アン・レイトン – レイチェルのクライアント。
ホーマー:マイケル・パパジョン – 警察官。
ロージー:ルーシー・ファウスト – レイチェルの隣人。
エアーズ先生:デヴィン・タイラー

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