硝子の塔(がらすのとう)は、1993年公開のアメリカ合衆国の映画。1991年にアイラ・レヴィンが発表したミステリー小説が原作。『ボーン・コレクター』のフィリップ・ノイス監督が、シャロン・ストーン主演で贈るサスペンス映画。キャッチコピーは、「見たいですか それとも 見られたいですか」共演は、「バックドラフト」のウィリアム・ボールドウィン、「プラトーン」のトム・ベレンジャー、「スパイ大作戦」のマーティン・ランドー 。
硝子の塔 映画批評・評価・考察
硝子の塔 (原題: Sliver)
脚本:15点
演技・演出:12点
撮影・美術:10点
編集:6点
音響・音楽:6点
合計49点
「フラットライナーズ」で、盗撮趣味(セックス・テープ愛好家)のハンサムな変態を演じたウィリアム・ボールドウィン再び。。。
と、「氷の微笑」で魔性の女を演じたシャロン・ストーン再び。。。
って具合に2作品が融合した作品で、セルフパロディなのでは?と思える脚本になっています。
エロティック・サスペンスではあるものの、ウィリアムとシャロンがエッチしまくる映画でしかないんですよね。
ラストも犯人は誰だ?ではなく、ネタバレになりますが、好きになった人が美人なら誰とでもエッチする盗撮趣味の変態野郎でしたぁ!という気持ちが強く残ってしまうラストでした。
大金持ちがこういう変態気質だとマンションまるごと盗撮部屋・監視部屋を作る事も可能なので、そういう意味では恐ろしいです。
エロティック・シーンに目を奪われ、肝心のテーマを忘れるところでした。
硝子の塔 あらすじ(ネタバレ)
書籍編集者で離婚歴のある 30 代半ばのカーリー・ノリス (シャロン・ストーン) は、ニューヨーク市の高級高級住宅「113」に引っ越してきます。
彼女は、ビデオゲーム・デザイナーのジーク (ウィリアム・ボールドウィン)を含む他のテナントに会います。ジャック(トム・ベレンジャー)、小説家。コールガールとして月光を浴びるファッションモデルのヴィダ(ポリー・ウォーカー)。そして、ニューヨーク大学のビデオグラフィーの教授であるガス(キーン・カーティス)。彼らはカーリーに、彼女は彼女のアパートの以前の住人で、バルコニーから転落して死亡したナオミ・シンガーに驚くほど似ていると話した.
ジークに何度も出くわした後、カーリーはジークを新築祝いのパーティーに招待します。彼らはすぐに性的関係を開始します。一方、ジャックはカーリーに忍び寄り、ジークが「病気」だと言うことについて彼女に警告し始めます。ジャックの行動がさらに不安定になり、ガスとヴィダは不審な状況下で死亡する。
ジークは、裕福な父親の遺産で購入した 113 の所有者であることをカーリーに打ち明けます。113 の所有者として、ジークは建物全体に包括的なビデオ監視システムを設置し、自分の秘密の監視室から 113 のすべての住人を監視できるようにしました。
推理と、最終的にジークの秘密の録画テープの1つを通じて、カーリーはジャックがナオミを嫉妬で殺したことを知る。ジャックはジークに嫉妬していたが、ジークはナオミや他の多くの住人と性的関係を持っていた。
ジークがナオミの殺害の証拠を隠蔽したことに怒り、他の住人との関係に嫉妬したカーリーは、ジークの監視室を破壊し、ジークに「いいかげんにしろ」と言い、立ち去る。
オリジナルエンディング
試聴会で不評だったためカットされています。
映画のオリジナルのエンディングでは、ジャックの代わりにジークが敵役であることが判明しました。ジークが突然自分の罪を告白すると、彼とカーリーはハワイの火山の上空を飛ぶ。エンド・クレジットが流れると、彼はヘリを火山に向け、観客に生き残るかどうかを判断させます。
硝子の塔 スタッフ
監督:フィリップ・ノイス
脚本:ジョー・エスターハス
原作:アイラ・レヴィン
製作:ロバート・エヴァンス
製作総指揮:ハワード・W・コッチ・Jr,ジョー・エスターハス
音楽:ハワード・ショア
撮影:ヴィルモス・ジグモンド
編集:リチャード・フランシス=ブルース,ウィリアム・ホイ
配給:パラマウント映画,UIP
硝子の塔 キャスト
カーリー・ノリス/ナオミ・シンガー:シャロン・ストーン
ジーク・ホーキンス:ウィリアム・ボールドウィン
ジャック・ランズフォード:トム・ベレンジャー
ガス・ホール:キーン・カーティス
アレックス・パーソンズ:マーティン・ランドー
ヴィダ・ウォーレン:ポリー・ウォーカー
ヴィクトリア・ヘンドリックス:CCH・パウンダー
ジュディ・マークス:コリーン・キャンプ
エヴリン・マカヴォイ:ニナ・フォック
サマンサ・ムーア:アマンダ・フォアマン