ピラニアは、1978年公開、ニュー・ワールド・ピクチャーズ製作のアメリカ合衆国の映画。アメリカ陸軍によって改良された肉食魚ピラニアの恐怖を描いた作品。1981年には、ピラニアに飛行能力を加えた新種が登場する続編『殺人魚フライングキラー』(ジェームズ・キャメロン監督)が製作された。2010年には今作のリメイクとして『ピラニア3D』が製作された。スティーヴン・スピルバーグは「ジョーズの模倣映画の中で最高の作品」と評価した。
ピラニア 映画批評・評価・考察
ピラニア(原題:Piranha)
脚本:32点
演技・演出:14点
撮影・美術:15点
編集:6点
音響・音楽:6点
合計73点
『ジョーズ』の世界的大ヒットを受けて数多く製作された生物パニック映画の一つ。監督ジョー・ダンテ、脚本ジョン・セイルズの出世作となった。パッケージのデザインもジョーズのパクリ感が凄く出ている。ジョーズとの違いは、群れで襲ってくる魚なのと嫌な音を響かせながらパクパク人を食い散らかすシーンが多く、老若男女関係なく喰われてしまいます。ジョーズはエロい描写がほとんどありませんが、安心してください今作はB級映画の帝王ロジャー・コーマン製作総指揮で、エロ描写が満載です。
続編はジェームズ・キャメロンの黒歴史とも言われる殺人魚フライングキラーと史上最高(エロとグロに振り切れた)と言われるリメイク作のピラニア3Dがあります。
今作品はAmazonプライムで見ました。
ピラニア あらすじ(ネタバレ)
テキサスの山の中、夕方になって道に迷った10代のアベック・ハイカーが、とりあえず夜営する場所として朽ち果てた軍の研究所跡らしい建物を見つけ出す。都合のいいことにそこにはプールがあり、早速飛びこむ2人。しかしその瞬間得体の知れない激痛に襲われ、2人はもがき苦しんであげく息絶えてしまう。数日後、不明のハイカーの捜索を依頼された美人の家出人捜査官マギー(ヘザー・メンジース)が一帯の名ガイドである山男ポール(ブラッドフォード・ディルマン)に協力を依頼しに山にやってくる。2人は近くの山中を探索したのち、例の研究所を見つける。不気味に澱んだプールが気になったマギーがプールの放水パイプを回した瞬間、何者かに襲われる。しかし、男はポールに殴り倒され、逆に気を失う。意識を回復した男は、ロバート(ケビン・マッカーシー)と名のり、軍の依頼で食肉魚ピラニアの新種開発を続けていた生物学者であったことを告白する。彼は、ベトナム戦争が終結し開発が中止されても研究に対する興味からそのままひとりで研究を続け、強烈な人喰い猛魚を生み出してしまったのだ。その悪魔の魚が一般河川に飛びだし、人畜に危害を加えようとしていた。ポールら3人は下流ダムの放水にストップをかけるためロスト・リバーにイカダを乗り入れる。しかし、ピラニアの勢力は一向に衰えず、釣りをしていたポールの友人ジャック(キーナン・ウィン)、ついで、カヌーで川下りをしていた親子連れを襲い、ますますその威力を増していった。やがて、州の軍隊がダム周辺に終結し、指揮官ワックスマン大佐(ブルース・ゴードン)と政府科学者メンジャース博士(バーバラ・スチール)はダムを完全に封鎖し、毒薬を流すことで絶滅させようとする。しかしピラニアが支流に逃げこむ可能性があると考えたポールは、軍の作戦に反対するが、作戦洩れを恐れた軍は逆にポールとマギーを逮捕拘留してしまう。ロスト・リバーの下流や、さらに下流のアクアリナ、スプリングスには何も知らない観光客たちがレジャーを過ごしている。知恵をしぼって脱走したポールとマギーは下流へ急ぐが、その時すでにロスト・リバー流域は阿鼻叫喚のるつぼと化していた。
ピラニア スタッフ
監督:ジョー・ダンテ
脚本:ジョン・セイルズ
製作:チャコ・ヴァン・リューウェン, ジョン・デイヴィソン
製作総指揮:ロジャー・コーマン, ジェフ・シェクトマン
音楽:ピノ・ドナッジオ
撮影:ジェイミー・アンダーソン
編集:ジョー・ダンテ,マーク・ゴールドブラット
製作会社:ニュー・ワールド・ピクチャーズ
ピラニア キャスト
ポール・グローガン:ブラッドフォード・ディルマン
マギー・マッキューン:ヘザー・メンジース
ロバート・ホーク博士:ケヴィン・マッカーシー
ジャック:キーナン・ウィン
バック・ガードナー:ディック・ミラー
メンジャース博士:バーバラ・スティール
デュモント:ポール・バーテル
ワックスマン大佐:ブルース・ゴードン
ベッツィー:ベリンダ・バラスキー
ローラ・ディキンソン:メロディ・トーマス・スコット
スージー・グローガン:シャノン・コリンズ
捜査会社社長:リチャード・ディーコン
デヴィッド:ロジャー・リッチマン
バーバラ:ジェイニー・スクアイア
父親:エリック・ヘンショー
警官:バリー・ブラウン