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タイトロープ|美女連続殺人事件の犯人を追う刑事の捜査活動を描く。

映画 タイトロープ
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タイトロープは、1984年公開のアメリカ合衆国の映画。美女連続殺人事件の犯人を追う刑事の捜査活動を描く。製作はクリント・イーストウッドとフリッツ・マーネイズ。クリントの実の娘、アリソン・イーストウッド(当時12歳)が彼が扮する主人公の娘役で父子共演している。

タイトロープ 映画批評・評価・考察


タイトロープ(原題:Tightrope)

脚本:29点
演技・演出:16点
撮影・美術:14点
編集:7点
音響・音楽:6点
合計72点

1980年代の映画のクライムサスペンスの特徴が良く出ている映画で、バイオレンスとセクシーなカットが多くあり、生々しい描写と現在なら制限がかかりそうな表現もあります。製作者としても参加しているイーストウッドが、自分の娘を出演させるのは分かるのですが、そのまだ幼い娘にレイプされる役を演じさせるのは、鬼畜な感じがしてしまいます。それも話題に入れるようなところが当時のイーストウッドにはあるんですよね。映画の雰囲気としては、出来損ないのブライアン・デ・パルマのような映画みたいな。。。チャールズ・ブロンソンのデス・ウィッシュ(狼よさらば)に近い映画かな。。。80年代を強く感じる映画でした。特別な能力もないのに犯人強すぎなのと、警官・刑事弱すぎなのが、今だとリアリティにかけますね。

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タイトロープ あらすじ(ネタバレ)

ニューオリンズ。夜の歓楽街フレンチ・クォーターで働く赤毛の娼婦が殺された。市警のウェス・ブロック刑事は署から呼び出しをうけて現場に赴く。彼は妻と離婚し、アマンダとペニーという2人の娘と暮らしていた。その夜は、娘たちとフットボールの試合を見に行く約束をしていたのだが…。

娼婦は手錠をはめられ、前後から犯された上、赤いリボンで首をしめられていた。美女連続殺人事件の2人目の犠牲者であった。その後、ブロックはレイプ・センターのベリルという女性から面会を求められて捜査の手ぬるさをなじられた。

夜、聞き込み捜査を再開し、ある娼婦の挑発にのり身をゆだねる。ネクタイを忘れて店から出てきた彼を、スニーカーをはいた男が見つめていた。第3の犠牲者が発見された。ブロックは聞き込み先の娼婦に手錠をかけてセックスし、快感を覚えるようになった。第4の犠牲者、それはブロックが関係した娼婦であった。

アスレチック・クラブでベリルに再会したブロックは、ミシシッピ川をゆく遊覧船で食事をともにし、互いに心が通じあうのを感じる。署に犯人からの殺人予告がきた。予告のタイプされた名刺をたよりに彼はサムの店へ行き、そこからプラリーヌの店へ行った。近寄ってきたゲイの1人から倉庫で犯人と会うということを聞き出した。彼は約束の時間に倉庫に行き、ゲイの死体を発見した。つづいて2人の犠牲者が出た。第7の犠牲者の近くにはブロックのネクタイがあった。

次の夜、ブロックは娘2人、べリルと一緒にカーニヴァルを楽しむ。そんな4人を、スニーカーをはいたピエロ姿の風船売りがじっと見つめていた。犯人像がしぼられ、ビール工場勤務者というところまで判明する。夜、ブロックが帰宅すると家政婦が殺され、アマンダは両手に手錠をはめられ犯されていた。彼の背後から犯人が襲いかかってくる。必死に抵抗すると、犯人は逃げ出した。

ビール工場につとめるロルフという男が浮かびあがってきた。彼は元警官で、2人の少女をレイプしてブロックに逮捕された男だった。警察はベリルの家を見張るが、ロルフは見張りの警官を殺して侵入しベリルを殺そうとする。ブロックが駆けつけ、ロルフを長い追跡の末に鉄道線路でつかまえ手錠をかけた。ロルフはなおも暴れ、そこへ列車が通過。ブロックが立ちあがると、ロルフの手首だけが残っていた。

タイトロープ スタッフ

監督:リチャード・タッグル
脚本:リチャード・タッグル
製作:クリント・イーストウッド,フリッツ・メインズ
音楽:レニー・ニーハウス
撮影:ブルース・サーティース
編集:ジョエル・コックス
製作会社:ワーナー・ブラザース
配給:ワーナー・ブラザース

タイトロープ キャスト

ウェス・ブロック:クリント・イーストウッド
ベリル・ティボドー:ジュヌヴィエーヴ・ビュジョルド
モリナーリ:ダン・ヘダヤ
ロルフ:マルコ・セント・ジョン
アマンダ・ブロック:アリソン・イーストウッド
ペニー・ブロック:ジェニー・ベック
ベッキー:レベッカ・パール
ルーサー:グレアム・ポール
署長:ビル・ホリデイ

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