シャークネードは、2013年のアメリカ合衆国のテレビ映画。タイトルのサメ(シャーク)+トルネード(竜巻)の合成語の通り、サメを内包してやってきた竜巻と人間との死闘を描く。シリーズ化されており、『シャークネード カテゴリー2』、『シャークネード エクストリーム・ミッション』、『シャークネード4』、『シャークネード5 ワールド・タイフーン』と後続作品が公開されており、2018年8月(日本では11月)に公開された『シャークネード ラスト・チェーンソー』で完結となった。
シャークネード 映画批評・評価・考察
シャークネード(原題:Sharknado)
脚本:30点
演技・演出:10点
撮影・美術:6点
編集:7点
音響・音楽:7点
合計60点
Z級映画の最高峰!シャークネード。
ツッコミどころ満載でサービス精神旺盛、見てるものを飽きさせない展開とテレビ映画の安っぽさが逆に愛らしく感じてしまうほど、サメ一色に染まっている映画。台風に乗って人食いザメが飛んでくるというZ級のトンデモ発想を楽しめるか楽しめないかが今作のポイント。
とんでも脚本と演出を熱く演じる俳優さんあってこその面白さ。
シャークネード あらすじ
メキシコ湾で発生した3つの台風は海を渡り、海中にいたサメたちを吸い上げながら巻き込み、そのままサメごとロサンゼルスへと進んだ。その結果、ロサンゼルス市民は暴風と豪雨だけでなく、”台風によって飛来したサメたち”の襲撃に悩まされることとなった。
バーを経営しライフガードを務める心配性の男・フィンは、その未曾有の大惨事の中、家族を守るべく、空を舞うサメとの死闘に臨むのであった。
シャークネード スタッフ
監督:アンソニー・C・フェランテ
脚本:サンダー・レヴィン
製作:デヴィッド・マイケル・ラット
製作総指揮:デヴィッド・リマゥイー
音楽: ,
撮影:ベン・デマリー
製作会社:アサイラム
シャークネード キャスト
フィン・シェパード:アイアン・ジーリング
海沿いでバーを経営する男性。例え他人であっても困っている人は見捨てられない優しさと正義感の持ち主。また極度な心配性であり、いかなる自然災害にも対処できるよう常に備えを怠っていない。だが、家族からはその性格を煙たがられてしまっている。過去にサーフィンの大会でチャンピオンに輝くほどの高い身体機能を誇っており、拳銃やチェーンソーといった武器の扱いにも長けている。
エイプリル・ウェクスラー:タラ・リード
フィンの元妻。現在フィンとは別居中。
ジョージ:ジョン・ハード(John Heard)
フィンの店の常連客。飲んだくれの中年男性。演じたジョン・ハードは、エージェントからタイトルを聞いて「サメが空から降ってきて人を食うのか?」と尋ねたところ、「その通り」と答えたので快諾したという。『ホーム・アローン』の父親役というイメージを払拭するために出演したとのこと。本作が気に入っていた様で、2作目に出演できなかったことを残念がり、シリーズへの再出演を希望していた。
ノヴァ・クラーク:キャシー・スケルボ
フィンの店の従業員。過去のとある出来事からサメを嫌悪している。フィンに対して好意を抱いており、彼と行動を共にする。
バズ・ホーガン:ジェイソン・シモンズ
フィンの親友。彼と行動を共にする。
ディアナ:スミコ・ブラウン
サーファー。サメの餌食になってしまう。
マット:チャック・ヒッティンガー
フィンとエイプリルの息子。航空学校の学生。
クラウディア:オーブリー・ピープルズ
フィンとエイプリルの娘。フィンに対して良い感情を抱いていない。
コリン:クリストファー・ロブレス
エイプリルの現在の恋人。フィンのことを嫌っているのか、彼に対して挑発的な態度をとる。フィンの忠告に耳を貸さず、サメの餌食になる。