スコーピオン・キングは、2002年公開のアメリカ・ドイツ・ベルギー合作映画。「ハムナプトラ2/黄金のピラミッド」に登場したキャラクター“スコーピオン・キング”を主役にしたスピンオフ映画。砂漠に住む種族を支配すべく殺戮を繰り広げる邪悪な王・メムノンに、スコーピオン・キングが戦いを挑む。
スコーピオン・キング 映画批評・評価・考察
スコーピオン・キング(原題:The Scorpion King)
脚本:25点
演技・演出:11点
撮影・美術:13点
編集:7点
音響・音楽:7点
合計63点
プロレスラー・ザ・ロックことドウェイン・ジョンソンが俳優として一躍有名となった初主演映画が今作なのですが、『ハムナプトラ2/黄金のピラミッド』で見せた敵役ながら重厚感のある存在は今作では皆無で緩い感じで娯楽映画の主人公を演じてるように見えてしまいます。まだこの時は、ザ・ロックでありプロレスラーなので俳優としては本格化してなかったんだと思います。ハムナプトラシリーズから派生して、ハムナプトラは全3作、今作は今のところ5作まで続いているのでスコーピオン・キングというキャラクターが創造が凄いことは間違いないです。ザ・ロックが演じたのはシリーズで今作だけで、2以降は演者がコロコロ変わっていってますし、1作目以上の出来映えは期待できないものとなっています。そう考えるとやっぱロック様は偉大だなぁ~。
スコーピオン・キング あらすじ(ネタバレ)
古代エジプト。凄まじい野心を持った戦士メムノンは軍を率いて多くの民族を征服し、恐怖政治で人民を治めていた。メムノンに従うことに反発した数少ない部族は手を組み、凄腕の暗殺部族の末裔マサイアス(ザ・ロック)を雇い、メムノンと彼に指示を与える預言者の暗殺を依頼する。ゴモラにある宮殿に潜入したマサイアスはメムノン暗殺には失敗するが、預言者カサンドラ(ケリー・フー)を人質にして砂漠を突き進む。メムノンに支配されたヌビア人の王バルザザール(マイケル・クラーク・ダンカン)の協力を得てマサイアスは叛乱の勢力を集め、長年囚われの身だったカサンドラも彼の味方になる。ふたりはやがて惹かれ合ってゆくが、カサンドラはメムノンとの一騎討ちでマサイアスは命を落とす、と預言する。しかし、“自由に生き、誇り高く死ね!”という一族に受け継がれてきた主義を胸に秘め、マサイアスは叛乱軍と共にゴモラの宮殿に乗り込み、壮絶な戦いを繰り広げる。魔術によって無敵の力を手にしたメムノンとの死闘の末、マサイアスは遂に勝利し、ゴモラの新しい王となるのだった。
スコーピオン・キング スタッフ
監督:チャック・ラッセル
脚本:デヴィッド・ヘイター,ウィリアム・オズボーン,スティーヴン・ソマーズ
原案:ジョナサン・ヘイルズ,スティーヴン・ソマーズ
製作:ショーン・ダニエル,ジェームズ・ジャックス,ケヴィン・ミッシャー,スティーヴン・ソマーズ
製作総指揮:ビンス・マクマホン
音楽:ジョン・デブニー
撮影:ジョン・R・レオネッティ
編集:マイケル・トロニック
製作会社:WWFエンターテインメント
配給:UIP
スコーピオン・キング キャスト
マサイアス(スコーピオン・キング):ザ・ロック(ドウェイン・ジョンソン)
メムノーン:スティーヴン・ブランド
カサンドラ:ケリー・フー
バルザバール:マイケル・クラーク・ダンカン
アーピッド:グラント・ヘスロヴ
ゾラック:ラルフ・メラー
プリンス・タクメット:ピーター・ファシネリ
フィロス:バーナード・ヒル
ジェサップ(マサイアスの兄):ブランスコム・リッチモンド
キング・フェロン:ロジャー・リース