エージェント・ウルトラは、2015年公開のアメリカ合衆国の映画。「ソーシャル・ネットワーク」のジェシー・アイゼンバーグが主演を務めるアクションコメディー。CIAの洗脳プログラムによって工作員へと育成された青年が、巨大な陰謀と恋人に迫る危機に立ち向かう。メガホンを取るのは、『プロジェクトX』のニマ・ヌリザテ。『ロスト・ハイウェイ』などのビル・プルマン、『スパイダーマン3』などのトファー・グレイスらが脇を固める。ダメ青年から敏腕工作員へと瞬時に変貌する主人公の姿が痛快。
エージェント・ウルトラ 映画批評・評価・考察
エージェント・ウルトラ(原題:American Ultra)
脚本:31点
演技・演出:16点
撮影・美術:17点
編集:9点
音響・音楽:7点
合計80点
もうこの手の脚本は使い古された域に達してますが、見せ方が上手いし演技が上手い。若手のホープとベテラン俳優をキャスティングしているのも良いですね。脇役もクセがある俳優を敵味方に加えていることなどスパイスも効いてます。
映画を見ている分には刺激的で面白いのですが、どうしても記憶に残るものが使い古された脚本(筋書)なので、他作品の記憶と混同するか薄まってしまう感じです。
エージェント・ウルトラ あらすじ
1953年以降、アメリカ政府は一般市民を最強のスパイに改造しようと秘密裏にマインドコントロール実験を行ってきた。だがこの極秘計画は封印されたはずだった……。片田舎でコンビニのバイトをしているマイク・ハウエル(ジェシー・アイゼンバーグ)は、勤務中にレジでスーパーヒーローのサルを主人公にした自作漫画を描きながら、のらりくらりと日々を過ごしている。そんな彼が一念発起で最高のプロポーズを演出しようと同棲中のガールフレンド、フィービー(クリステン・スチュワート)とのハワイ旅行を計画する。しかし直前にパニック発作を起こし、飛行機に乗ることさえできないマイク。フィービーはそんな彼を責めることなく優しく見守っていた。ある日、マイクは店番中に謎の女から意味不明の暗号を告げられ、気が付くとスプーン1本で二人の暴漢を刺殺していた。実はマイクはCIAの極秘計画によってマインドコントロール・トレーニングを受けた最強エージェントだったのだ。計画の封印を目論むCIA幹部はマイク殺害を指示。州を封鎖され、殺人マシーン化したエージェントたちが次々とマイクに襲いかかり、さらにフィービーまでも人質に取られてしまう……。
エージェント・ウルトラ スタッフ
監督:ニマ・ヌリザデ
脚本:マックス・ランディス
製作:アンソニー・ブレグマン,ケヴィン・フレイクス,ラジ・ブリンダー・シン,デヴィッド・アルパート,ブリットン・リッツィオ
製作総指揮:バディ・パトリック,ロバート・オグデン・バーナム,ジョナサン・ガードナー,レイ・アンジェリク,スチュアート・ブラウン,トム・ロック,ギデオン・タドモア,エヤル・リモン
音楽:マーセロ・ザーヴォス
撮影:マイケル・ボンヴィレイン
編集:ビル・パンコウ,アンドリュー・マーカス
配給:ライオンズゲート,KADOKAWA
エージェント・ウルトラ キャスト
マイク・ハウエル:ジェシー・アイゼンバーグ
フィービー・ラーソン:クリステン・スチュワート
エイドリアン・イェーツ:トファー・グレイス
ヴィクトリア・ラセター:コニー・ブリットン
ラファ:ウォルトン・ゴギンズ
ローズ:ジョン・レグイザモ
クルーガー:ビル・プルマン
ピーティー・ダグラス:トニー・ヘイル
オーティス:モニーク・ガンダートン
ビードル:ナッシュ・エドガートン
オーティス:マイケル・パパジョン
ワッツ保安官:スチュアート・グリア
ポッター:フレディー・プール
ビッグ・ハロルド:ラヴェル・クロフォード