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リアル・スティール|ロボットとの出会いを通じて親子のきずなを描く感動のストーリー。

映画 リアル・スティール
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リアル・スティールは、2011年公開のアメリカ合衆国の映画。リチャード・マシスンの短編小説「四角い墓場」(原題: Steel)を原作としている。ロボットとの出会いを通じて親子のきずなを描く感動のストーリー。映画スタッフたちは人間の俳優と共に登場する19台のアニマトロニクス・ロボットを組立てた。ロボットが戦う場面のために、モーションキャプチャ技術が使用された。元ボクサーのシュガー・レイ・レナードがアドバイザーを務めた。

リアル・スティール 映画批評・評価・考察


リアル・スティール(原題: Real Steel)

脚本:27点
演技・演出:15点
撮影・美術:18点
編集:9点
音響・音楽:9点
合計78点

見事なまでに『オーバー・ザ・トップ』と『ロッキー』のインスパイア?されたオマージュ作品です。基本的な親子関係の筋書きはオーバー・ザ・トップで、ロボット格闘技の筋書きはロッキーになります。それがあまりにも同じなので知っていて楽しめる人には良い映画だと思いますし、自分の子供に見せるならこの映画の方が感動が伝わりやすいかもしれません。

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製作スタッフ達が子供の頃に影響を受けた作品とその感動を次世代に伝えたいといった意図も感じます。アトムと名付けられたロボットからも日本のサブカルへのリスペクトも感じる作品でした。


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リアル・スティール あらすじ(ネタバレ)

2020年。人間のボクシングに代わり、より暴力的な「ロボット格闘技」が人気を博していた。人間のボクシングが廃れたことで、将来を有望視されていたプロボクサーのチャーリー・ケントンも、今では中古のロボットを使ってプロモーターとして生計を立てていた。

ある日、昔捨てた妻が亡くなったという連絡が入る。残された息子のマックスの養育権について、妻の姉であるデブラとマーヴィン夫妻と話し合いをすることとなるが、夫妻が金持ちであることに気づいたチャーリーは、借金を返すためにマーヴィンに10万ドルで息子を渡すと持ちかける。マーヴィンは「旅行に行く3ヶ月の間、マックスを預かってもらう」という条件付きで承諾した。

しばらくして、チャーリーのもとにマックスがやってくる。前金の5万ドルを手にしたチャーリーは以前破壊された「アンブッシュ」の代わりに、中古の「ノイジーボーイ」を購入。マックスはチャーリーの幼なじみであるベイリーの元に居候することになる。金で売られたことに気づいたマックスはチャーリーを嫌っていたが、ロボットとゲーム好きな彼は無理やり試合についていく。「ミダス」との試合は最初は優勢だったが、結局負けてしまい、ノイジーボーイもスクラップになってしまう。

またもロボットを失ったチャーリーは、スクラップ置き場に忍び込み金になりそうな物を捜す。途中マックスは泥に埋もれたロボットを発見し持ち帰る。そのロボット「アトム」は一世代前のロボットで、動きを真似するシャドー機能が付いた練習用だった。チャーリーは試合には使えないと判断するが、マックスは場末の試合に出場を決めた。

初めての試合に苦戦を強いられるマックスとアトムだったが、チャーリーの的確な指示によって初勝利を収める。チャーリーがプロボクサーであることを知ったマックスはシャドー機能を使ってチャーリーの動きをアトムに学習させることを思いつく。同じく、チャーリーもアトムがマックスのダンスを真似ているのを見て、試合前のパフォーマンスに使えると思いついた。

すると、アトムの試合前のダンスや、人間のようなテクニカルな戦い方が評判を呼び、次々と試合のオファーが舞い込み、WRB興行主の目に止まり、大舞台での試合が実現。そして強敵「ツインシティーズ」を倒したマックスは、天才プログラマーのマシドが設計した現チャンピオン「ゼウス」に挑戦状を突きつける。

ところがその帰り道、以前チャーリーが借金を踏み倒したリッキーが現れ、袋叩きにされた挙句賞金を奪われてしまう。マックスを大事に思うようになっていたチャーリーは、残りの5万ドルの受け取りも拒否し、マックスの身の安全のため夫妻の元へと帰した。しかし、ベイリーに励まされたチャーリーは、デブラに頼みマックスと共に試合に出場する。

そして遂に試合が始まるが、力の差は圧倒的で常にゼウスの優勢で進み、アトムは幾度も倒され、遂には音声入力機能が故障し動けなくなってしまう。最後の手段として、シャドー機能を使ってチャーリーが直接動かして戦いに挑む。猛攻に転じたアトムはファイナルラウンドまで戦い抜いた。

結果、試合は僅差でゼウスの勝利となったが、誰もがアトムの戦いぶりを称えた。かつてボクサーとしての道を閉ざされたチャーリーは、アトムを通してボクサーとしての栄光と、マックスとの家族の絆を手に入れたのだった。

リアル・スティール スタッフ

監督:ショーン・レヴィ
脚本:ジョン・ゲイティンズ
原案:ダン・ギルロイ,ジェレミー・レヴェン
原作:リチャード・マシスン『四角い墓場』
製作:ショーン・レヴィ,スーザン・モントフォード,ドン・マーフィ,ロバート・ゼメキス
製作総指揮:ダン・リン,ジョシュ・マクラグレン,メアリー・マクラグレン,ジャック・ラプケ,スティーヴン・スピルバーグ,スティーヴ・スターキー
音楽:ダニー・エルフマン
撮影:マウロ・フィオーレ
編集:ディーン・ジマーマン
製作会社:ドリームワークス,リライアンス・エンターテインメント,21ラップ
マウントフォード・マーフィ
配給:タッチストーン・ピクチャーズ,ウォルト・ディズニー・ピクチャーズ

リアル・スティール キャスト

チャーリー・ケントン:ヒュー・ジャックマン
マックス・ケントン:ダコタ・ゴヨ
ベイリー・タレット:エヴァンジェリン・リリー
フィン :アンソニー・マッキー
リッキー:ケヴィン・デュランド
デブラ・バーンズ:ホープ・デイヴィス
マーヴィン・バーンズ:ジェームズ・レブホーン
タク・マシド:カール・ユーン
ファラ・レンコヴァ:オルガ・フォンダ
キングピン:ジョン・ゲイティンズ

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