ザ・ファブルは、2019年公開の日本映画。原作は南勝久の同名漫画。どんな相手でも6秒以内に殺してしまう伝説の殺し屋・ファブル (寓話)。伝説の殺し屋が1年間一般人として暮らすというストーリー。主演は岡田准一で共演に木村文乃、山本美月、福士蒼汰、柳楽優弥、向井理、佐藤二朗、安田顕、佐藤浩市という豪華キャストが名を連ねたほか、岡田が自ら演じたアクションシーンも大きな話題を呼んだ。
ザ・ファブル 映画批評・評価・考察
ザ・ファブル
脚本:27点
演技・演出:15点
撮影・美術:14点
編集:7点
音響・音楽:7点
合計70点
正直な第一印象は、岡田准一がひらパー兄さんに見えてしまう。ファブルというより、めちゃめちゃ強いひらパー兄さん、そういう意味では超ひらパー兄さんとなった岡田准一そのもの。
バカにしてるわけじゃないですよ。。。キレキレのアクションが素晴らしく、ストーリー全体の構成も悪くないと思います。原作のファブルのイメージとは、かなり違っているので、原作ファンからすると微妙かもしれませんが、映画作品としては娯楽エンターテイメントとして成立しています。
岡田准一が舞台挨拶で語っています。映画では謎の殺し屋を演じているが「真面目な状態で素っ裸でいるとか、ワハハと笑ったりとか。そこは『ひらパー兄さん』が生きています」と告白。コミカルな演技に、自身が出演した枚方市内の遊園地・ひらかたパークのCMが役立っていると強調しました。
面白い映画だと思うんですが、もっと面白くできたのに。とは思います。2時間を超える上映時間は長すぎます。効果的ではない演出・シーンがある影響で90分くらいで収まるところを引き延ばしてしまっています。純粋に岡田准一のアクションに特化したそれを楽しむ映画にした方が良かったかもしれません。
ザ・ファブル あらすじ
裏社会で「伝説」とまで呼ばれるスゴ腕の殺し屋“ファブル(寓話)”。仕事をしすぎた彼に、ボスが与えたミッションは、1年間誰も殺さず、一般人として生きるというものだった。ファブルは、佐藤アキラという偽名を使い、相棒のヨウコと共に、生まれて初めて一般人としての生活を始める。殺しを封じ、バイトをしたり、インコを飼ったり、いわゆる《普通》を満喫しはじめた矢先、裏社会の人間たちのトラブルに巻き込まれていく…。
ザ・ファブル スタッフ
原作:南勝久『ザ・ファブル』(講談社「ヤングマガジン」連載)
監督:江口カン
脚本:渡辺雄介
音楽:グランドファンク
主題歌:レディー・ガガ「ボーン・ディス・ウェイ」(ユニバーサル ミュージック)
製作:大角正,今村司,藤島ジュリーK.,谷和男,有馬一昭,角田真敏,田中祐介,坪内弘樹,和田俊哉,赤座弘一,大鹿紳,小櫻顕,毛利元夫
エグゼクティブ・プロデューサー:高橋敏弘,伊藤響
企画・プロデュース:吉田繁暁,藤村直人
プロデューサー:宇高武志,佐藤満
ラインプロデューサー:毛利達也
撮影:田中一成
美術:小泉博康
照明:三重野聖一郎
録音:反町憲人
編集:和田剛
装飾:高畠一朗
サウンドエフェクト:北田雅也
ガンエフェクト:納富貴久男
スタイリスト:伊賀大介
ヘアメイク:中山有紀
スクリプター:吉田純子
キャスティング:北田由利子
監督補:西山太郎
助監督:是安祐
制作担当:栗林直人
ファイトコレオグラファー:アラン・フィグラルツ、岡田准一
スタントコーディネーター:富田稔
VFXスーパーバイザー:小坂一順
音楽プロデューサー:茂木英興
宣伝プロデューサー:清宮礼子
制作プロダクション:ギークサイト
配給:松竹
共同幹事:松竹、日本テレビ放送網
製作:「ザ・ファブル」製作委員会(松竹、日本テレビ放送網、ジェイ・ストーム、読売テレビ放送、イオンエンターテイメント、講談社、GYAO、札幌テレビ放送、宮城テレビ放送、静岡第一テレビ、中京テレビ放送、広島テレビ放送、福岡放送)
ザ・ファブル キャスト
佐藤明 / ファブル:岡田准一(幼少期:南出凌嘉)
佐藤洋子:木村文乃
清水岬:山本美月
フード:福士蒼汰
小島:柳楽優弥
砂川:向井理
コード:木村了
クロ:井之脇海
貝沼悦司:好井まさお
砂川の部下:加藤虎ノ介
松沢:粟島瑞丸
バーのマスター:六角精児
鉄板焼き屋の店長:モロ師岡
河合ユウキ:藤森慎吾(オリエンタルラジオ)
ジャッカル富岡:宮川大輔
田高田:佐藤二朗
浜田:光石研
海老原:安田顕
ボス:佐藤浩市