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アップグレード|人間を超越した身体能力を手に入れた男が妻を殺害した謎の組織へ復讐する。そして驚愕のラストへ!

映画 アップグレード
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アップグレードは、2018年公開のアメリカ合衆国の映画。監督・脚本は『ソウ』シリーズで知られるリー・ワネル。体内に埋め込まれたAIチップの力によって四肢の麻痺を克服し、人間を超越した身体能力を手に入れた男が妻を殺害した謎の組織に復讐する姿を描いている。驚愕のラストに簡単せざるを得ない。

アップグレード 映画批評・評価・考察


アップグレード(原題:Upgrade)

脚本:40点
演技・演出:20点
撮影・美術:20点
編集:10点
音響・音楽:10点
合計100点(満点)

完璧過ぎて絶句です。時代はリー・ワネル!

2004年のソウでジェームズ・ワンと共に世界をあっと言わせましたが、その後も脚本家としても俳優としても着々とキャリアを積み続け、スピルバーグ級の活躍ぶりです。今作品については、SFアクションとしてもSFサスペンスでも超一級品の作品です。今作もソウの時と同じく、作り手の世界の中で転がされた感じと最後にそう来たかというやられた感が残ります。

作品を見終わった後の敗北感?満足感?完全にしてやられた感がしてきます。

本当に面白い!


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アップグレード あらすじ(ネタバレ)

近未来、人々はコンピュータのさらなる補助を得ている。旧型の自動車の整備士のグレイは、妻のアシャとともに修理した車を顧客のエロン・キーンに届ける。エロンは二人に高性能AIチップのSTEM(ステム)を見せる。帰り道、アシャの自動運転車が暴走して事故を起こし、4人の男たちに襲われて妻のアシャの命を奪われ、グレイは首を撃たれて手足を全く動かせなくなってしまう。

四肢が麻痺して帰宅したグレイは母パメラの世話を受けるが、担当のコルテス刑事は手がかりも見つけられない。苦悩するグレイは自殺を図るが失敗する。エロンが見舞いに訪れ、STEMを体に埋め込み、寸断された神経の代わりとすることで体を動かす秘密実験を提案する。グレイは実験の成功で体が回復するが、同時にSTEMの声が聞こえるようになる。STEMはグレイを通して犯行の映像を見て犯人の一人が銃を腕に埋め込んだサーク・ブラントナーであることを突き止める。グレイは麻痺を装いながらSTEMとともに犯人を追う。

グレイはサークの家に忍び込み、地元のバーの名前を手掛かりとして得る。家に帰ったサークに襲われるが、STEMに体の制御を明け渡し、STEMは超人的な動きでサークを殺す。コルテスはサークの司法解剖に立ち会い、その肉体に種々の機械が埋め込まれていることを知り、残された手がかりからグレイを疑う。

エロンはSTEMの動きを追跡してグレイの行動を叱責するが、STEMがグレイに話しかけたことを知って驚く。グレイはバーに行ってもう一人の犯人のトーランを見つけ、STEMに死ぬまで拷問させてリーダーのフィスクの名を得る。エロンがSTEMをシャットダウンしようとするが、グレイはSTEMの指示でハッカーのジェイミーの家に向かう。STEMはシャットダウンするが、ジェイミーがSTEMのインプット・ガードを削除する。バーでトーランの死を知ったフィスクがやって来るが、麻痺から抜けたグレイはその連れで3人目の犯人を殺す。

グレイは歩いて家に戻り、パメラにSTEMのことを告白する。バーでグレイの車椅子を見つけたコルテスがやって来て二人を尋問し、グレイに盗聴器を仕掛ける。STEMはグレイの許可なしに体を制御できるようになっている。グレイはフィスクのもとに向かい、途中でSTEMが別の自動運転車を操って尾行するコルテスの車にぶつける。グレイの家に戻ったコルテスはパメラからSTEMのことを聞く。グレイに会ったフィスクは、アシャ殺しではなくグレイを麻痺させることが犯行の目的であったことを明かす。フィスクはSTEMを凌駕する動きを見せるが、グレイはフィスクの弟であるサークの死を語って気をそらし、STEMはフィスクを殺す。フィスクの電話にはエロンのメッセージが残っていた。

グレイはエロンの家に行くが、そこにはコルテスがいた。エロンはSTEMが人間になる目的を達成するために彼を操り、自分もSTEMの指示通りに動いていたことを明かす。STEMはエロンを殺し、さらにコルテスを殺そうとするがグレイが体の制御を取り戻して自殺する。

グレイは病室で目を覚まし、体は麻痺していない。生きているアシャは、グレイが事故後に昏睡していたと語る。だが現実には、グレイはまだエロンの家におり、グレイの身体の完全な制御を握ったSTEMは壊れた心がグレイに夢を見させているとコルテスに語った後、彼女を殺し、その場を立ち去った。

アップグレード スタッフ

監督:リー・ワネル
脚本:リー・ワネル
製作:ジェイソン・ブラム,カイリー・デ・フレンヌ,ブライアン・カバナー=ジョーンズ
音楽:ジェッド・パーマー
撮影:ステファン・ダスキオ
編集:アンディ・カニー
製作会社:ブラムハウス・プロダクションズ,ゴールポスト・ピクチャーズ,オートマティック・エンターテイメント,ナーバス・ティック
配給: OTLリリーシング/BHティルト,マッドマン・エンタテインメント,パルコ

アップグレード キャスト

グレイ・トレース:ローガン・マーシャル=グリーン
コルテス:ベッティ・ガブリエル
エロン・キーン:ハリソン・ギルバートソン
アシャ・トレース:メラニー・バレイヨ
フィスク:ベネディクト・ハーディ
STEM:サイモン・メイデン
サーク・ブラントナー:リチャード・カウソーン
パメラ:リンダ・クロッパー
トーラン:クリストファー・カービイ
ジェフ・ハンドリー:スティーブ・ダニエルセン
ウェン:リチャード・アナスタシオス
ドクター・バティア:サチン・ジョアブ
パトカーの警官:ケニー・ロー
VRの男:ロスコ・キャンベル

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