MW-ムウ-(実写版)は、2009年公開の日本映画。漫画界の巨匠、手塚治虫が遺した作品の中でも、過激な内容から禁断の問題作と呼ばれてきた「MW(ムウ)」を映画化。少年時代に経験した事件の復讐(ふくしゅう)のため冷酷な殺人鬼となった主人公を、ドラマ「のだめカンタービレ」の玉木宏が熱演する。彼を救済しようと悪と正義の間で苦悩する神父には『クローズZERO』の山田孝之。
MW-ムウ- 映画批評・評価・考察
MW-ムウ-
脚本:25点
演技・演出:15点
撮影・美術:15点
編集:7点
音響・音楽:6点
合計68点
傑作になり損ねた非常に惜しい映画。
玉木宏の悪役っぷりも良かったが石橋凌の演技が特に素晴らしかった。
手塚治虫原作MWの実写化という宣伝文句の縛りが脚本の破たんを招いている。
監督の各シーンのこだわり具合からして、MWが撮りたくてこの映画を撮った分けでは無さそうな出来上がりだった。各シーンが独立したような印象があり、山田孝之が出ているシーンは、ほぼ無駄で、MWという題材だから仕方なく追加しているようにも見える。
実に勿体ない。。。
MW-ムウ- あらすじ
16年前、ある島の島民全員が死亡した事件は政府によって隠ぺいされるが、二人の少年が奇跡的に生き延びた。その一人でエリート銀行員となった結城美智雄(演:玉木宏)の裏の顔は冷酷な殺人鬼で、神父となった賀来裕太郎(演:山田孝之)は結城を救済しようと苦悩する。タイでの誘拐殺人事件で犯人に肉薄した刑事の沢木(演:石橋凌)は、結城が犯人であると勘付くが、その尻尾をなかなかつかめない。犯罪のサポートを強要されていた賀来も、警察への密告に失敗する。そんな中、タイの事件を追ううちに16年前の惨事に行き当たった新聞記者の京子(演:石田ゆり子)が賀来と結城に接触。その結果、結城は現存するMWの保管場所を知ることになる。そんな中、16年前の事件の鍵を握る「MW」を手にした結城は世界滅亡をもくろむ。
MW-ムウ- スタッフ
監督:岩本仁志
原作:手塚治虫
製作総指揮:橘田寿宏
プロデューサー:松橋真三
脚本:大石哲也、木村春夫
音楽:池頼広
撮影:石坂拓郎
照明:舘野秀樹
録音:原田亮太郎
プロダクションデザイン:太田喜久男
編集:朝原正志
スタイリスト:村上利香
ヘアメイク:細川昌子
特殊メイク:飯田文江
製作担当:本藤雅浩
ラインプロデューサー:平野宏治
ラインプロデューサー(タイユニット):山口晋
主題歌:flumpool「MW ?Dear Mr. & Ms. ピカレスク?」(A-Sketch)
劇中歌:SWANKY DANK「For You」(UNITED NOTES)
VFXプロダクション:白組
配給:ギャガ
企画協力:手塚プロダクション
制作プロダクション:STUDIO SWAN(IMJエンタテインメント)
企画:アミューズソフトエンタテインメント
製作:「MW」PRODUCTION COMMITTEE(アミューズソフトエンタテインメント、ギャガ、小学館、D.N.ドリームパートナーズ、日本テレビ放送網、手塚プロダクション、インターチャネル、衛星劇場、白組、東急レクリエーション、東亜輸出公司、STUDIO SWAN(IMJエンタテインメント)、SWANフィルムパートナーズ)
MW-ムウ- キャスト
玉木宏
山田孝之
山本裕典
山下リオ
石田ゆり子
石橋凌
林泰文
半海一晃
品川徹
鶴見辰吾
角替和枝
中村育二
小松彩夏
風間トオル
デヴィッド・スターズィック
かでなれおん