デス・レースは、2008年公開のアメリカ合衆国の映画。カルト的な人気を誇った『デス・レース2000年』のリメイク作品。 オリジナル版同様、B級映画の帝王と称されるロジャー・コーマンがプロデューサーを務め、オリジナル版で主演”フランケンシュタイン”を務めたデヴィッド・キャラダインが、先代”フランケンシュタイン”の声でカメオ出演している。本作ではオリジナル版とはレースの趣旨が違い、人を轢き殺すことで点数を稼ぐというルールはなく、レーサーたちによるデスマッチに留められている。
デス・レース 映画批評・評価・考察
デス・レース(原題: Death Race)
脚本:27点
演技・演出:17点
撮影・美術:16点
編集:8点
音響・音楽:8点
合計76点
個人的にはオリジナルの『デス・レース2000年』より好きな映画になります。
リメイクという感じではなく、インスパイアという感じで似て非なる作品だと思います。
ジェイソン・ステイサムのキャラと役があっていることや、ヒロインのナタリー・マルティネスが魅力的です。スケベなおじさんを悩殺するには十二分なスタイルです。
ストーリーが単純ですが、登場人物が脇役を含めて個性的です。
コーチ役のイアン・マクシェーンは渋いおじさんの魅力でヒット作に続けて出演していますし、悪役でアゴが刺さりそうなジェイソン・クラークは今では主役級の俳優です。タイリーズ・ギブソンはワイルドスピード・シリーズやトランスフォーマー・シリーズで確固たる地位を築いています。14K役を演じたロビン・ショウは続編2作では主役級の活躍を見せます。単純なストーリーにキャラクターの個性が上手く演出されていて面白かったです。
デス・レース あらすじ
2012年、経済的危機に陥り治安が悪化したアメリカ。民営化された刑務所では囚人に武装カーによる過激なレースを行わせ、それをネット中継するというデス・レースが人気を呼んでいた。レースで勝利したものには自由が与えられるが、負けた者は無惨な死が待っている。ある日、妻殺しの冤罪で投獄された元レーサーのジェンセンは前回のレースで戦死した人気レーサーである”フランケンシュタイン”としてデス・レースに参加することになる。
彼の前に立ちはだかるのは、先代”フランケンシュタイン”を殺害した黒人のマシンガン・ジョー、刑務所内の”白人同盟”のリーダーであるパチェンコ、中華系のインテリ犯罪者14K、全身に刺青を入れ刑務所長を崇拝するグリム、ジェンセンと同じ元レーサーで、飲酒運転による傷害致死で服役中のコルト、その他カーソン、リギンス、サイアドといった凶悪犯ばかりのレーサー達。助手席に乗るナビゲーターの美女ケースとともに、ジェンセンは凄惨なレースを生き残っていくうちに、そもそもの原因である妻殺しの真相にたどり着く。
デス・レース スタッフ
監督:ポール・W・S・アンダーソン
脚本:ポール・W・S・アンダーソン
原案:ポール・W・S・アンダーソン
原作:オリジナル脚本 ロバート・ソム,チャールズ・グリフィス
オリジナル原案:イブ・メルキオー
製作:ポール・W・S・アンダーソン,ポーラ・ワグナー,ジェレミー・ボルト
製作総指揮:ロジャー・コーマン,デニス・E・ジョーンズ,ドン・グレンジャー,ライアン・カヴァノー
音楽:ポール・ハスリンジャー
撮影:スコット・キーヴァン
編集:ニーヴン・ハウィー
製作会社:クルーズ/ワグナー・プロダクションズ,レラティビティ・メディア,インパクト・ピクチャーズ
配給:ユニバーサル,東宝東和
デス・レース キャスト
ジェンセン・エイムズ:ジェイソン・ステイサム
ウォーデン・ヘネシー:ジョアン・アレン
コーチ:イアン・マクシェーン
エリザベス・ケース:ナタリー・マルティネス
マシンガン・ジョー・メイソン:タイリース・ギブソン
ウーリック:ジェイソン・クラーク
パチェンコ:マックス・ライアン
ガナー:ジェイコブ・バルガス
リスト:フレデリック・ケーラー
ヘクター・グリム:ロバート・ラサード
14K:ロビン・ショウ
フランケンシュタインの声:デビッド・キャラダイン
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