ハード・ソルジャー 炎の奪還(はーどそるじゃーほのおのだっかん)は、2012年製作のアメリカ合衆国の映画。アクション俳優ジャン=クロード・ヴァン・ダムが製作・主演を務め、警察の手に負えない事件を請け負う闇の仕事人の戦いを描いたサスペンスアクション。2010年、撮影中に心臓発作を起こしたとの報道が伝えられ、活動が危惧されたヴァン・ダム。しかし、本作では全盛期を思わせるアクションを展開し、ファンの心配を払拭。
ハード・ソルジャー 炎の奪還 映画批評・評価・考察
ハード・ソルジャー 炎の奪還(原題:6 Bullets)
脚本:28点
演技・演出:16点
撮影・美術:16点
編集:8点
音響・音楽:7点
合計75点
ヴァン・ダムがベテラン俳優の円熟味と全盛期を彷彿とさせるキレキレアクションを披露。人気SFドラマ『スターゲイト・アトランティス』で主演を務めていたジョー・フラニガンとヴァン・ダムの共演・共闘とは嬉しい!また、ヴァン・ダムの愛息子クリストファー・ヴァン・ヴァレンバーグと愛娘ビアンカ・ヴァン・ヴァレンバーグも出演し、ビデオ映画にしては話題性のある作品でした。アメリカではDVDスルーでしたが、日本では日活配給で劇場公開されました。脚本はご都合主義的ですが、その分娯楽性とスピード感があり面白い映画に仕上がっています。ヴァン・ダムファンは、かなり楽しめる作品だと思います。
ハード・ソルジャー 炎の奪還 あらすじ
格闘家フェイデン(ジョー・フラニガン)と妻のモニカ(アンナ・ルイーズ・プロウマン)、娘のベッキー(シャルロット・ビューモント)は、フェイデンの試合のためにモルドバを訪れる。しかしホテルに着いて間もなく、ベッキーが誘拐される。警察は頼りにならず、夫妻は元傭兵のサムソン・ゴール(ジャン=クロード・ヴァン・ダム)を訪ねる。ゴールは警察も手を出せない事件を非合法に解決する凄腕トラブルシューターだったが、夫妻の依頼を断る。以前の仕事で少女たちを巻き添えにして死なせたことを悔やんだゴールは、裏稼業から足を洗っていたのだ。しかし、息子のセルウィン(クリストファー・ヴァン・ヴァレンバーグ)から諭されたゴールは、ついに依頼を受ける。ゴールは地元の売春組織を襲い、事件の裏に絡むロシアの組織を突き止める。しかし、顔の判別のつかないベッキーによく似た金髪の少女の死体が発見され、DNA鑑定で彼女と特定される。ゴールの動きを敵が察知したのか……。モニカはゴールの頬を打ち、ゴールも自分を責める。しかし、遺体のブレスレットの位置がベッキーの写真と異なることに気づいたゴールは、彼女がまだ生きていると確信する。監禁されていたベッキーは、隙をついて携帯電話で両親に連絡する。夫妻は監禁場所へ向かうが、敵に囲まれてしまう。そこに颯爽と現れるゴール。ゴールとフェイデン夫妻は、怒りの弾丸を銃にこめて敵地に乗り込んでいく……。
ハード・ソルジャー 炎の奪還 スタッフ
監督:アーニー・バーバラッシュ
脚本:チャド・ロウ,エバン・ロウ
製作:ブラッド・クレヴォイ
音楽:ニール・アクリー
撮影:フィル・パーメット
編集:ピーター・デヴァニー・フラナガン
配給:ソニーピクチャーズホームエンターテインメント,日活
ハード・ソルジャー 炎の奪還 キャスト
サムソン・ゴール:ジャン=クロード・ヴァン・ダム
アンドリュー・フェイデン:ジョー・フラニガン
モニカ・フェイデン:アナ=ルイーズ・プロウマン
ベッキー・フェイデン:シャーロット・ボーモント
クヴィトコ警部:スティーヴ・ニコルソン
ヴラド:ウリエル・エミル・ポラック
ステルー:ルイス・デンプシー
ボグダノフ:マーク・ルイス
セルウィン・ガウル:クリストファー・ヴァン・ヴァレンバーグ
アマリア:ビアンカ・ヴァン・ヴァレンバーグ
マリーナ:リア・シンチェヴィッチ
ルカ:アンドレイ・ルンカヌ
ホテル支配人:フローリン・ブスイオク
ビクター:マテイ・カリン
フィオナ:セレスタ・シャンティ・ホッジ
主任エージェント:ソリン・クリステン