127時間 87点

127時間

映画批評・備忘録

登山家のアーロン・リー・ラルストンの自伝『奇跡の6日間』(Between a Rock and a Hard Place)が原作でジェームズ・フランコがラルストンを演じたサバイバルドラマ映画。

個人的に今まで見た映画で最も痛い恐怖を味わった映画。

頭の中に響き渡る何とも言えない金属音が頭の中でこだまするような感覚があった痛々しいシーンがあり、
気を失う人が続出した作品とは知っていたものの、自分も気を失いそうになるほどフラフラとしていた。

ストーリーはいたってシンプル、陽気なガイドが運悪く岩に挟まり、腕を切り落とさないと死ぬかもしれない、さぁどうする?って具合だ。

一見の価値はある映画にして、また見たいとは思わない映画。

採点の内訳

脚本:35点
演技・演出:18点
撮影・美術:18点
編集:8点
音響・音楽:8点

合計87点

タイトル

127時間(原題: 127 Hours)

あらすじ(ネタバレ)

2003年4月25日金曜日夜。アーロン・ラルストン(ジェームズ・フランコ)は、ユタ州のキャニオンランズ国立公園にキャニオニングに出かける準備をしており、妹からの電話も無視して出発した。翌朝彼は自転車で走り、その後は徒歩で目的地を目指した。道中、道に迷っていたクリスティ(ケイト・マーラ)とミーガン(アンバー・タンブリン)の二人と出会い、アーロンはガイドを買って出た。彼はおもしろいものがあると言い、幅の狭い峡谷を通って地下プールへ案内した。3人はそのプールに何度も飛び込んで楽しみ、ビデオカメラでその姿を撮影した。遊び終わった2人は別れ際にアーロンをグリーン・リバー町外れでの明日のパーティに誘い、彼は出席を約束した。しかし、彼女らは本当に彼が来てくれるのか疑問に思った。
アーロンがユタ州中部、グリーン・リバーの町付近一帯のサン・ラファエル・スウェルと呼ばれる地域にある目的地のブルー・ジョン・キャニオンというスロット・キャニオンのキャニオニングを楽しんでいた最中に岩と共に滑落して、右手が岩と壁の間に挟まれてしまう。アーロンは身動きが取れなくなり、大声で助けを呼んだが周囲に誰も居なかった。アーロン1人の力では岩はびくともせず、岩を削ろうにも持っていた万能ツールのナイフはまるで役に立たなかった。彼はボトル1本の水とわずかな食糧で食いつなぎ、そしてビデオカメラに様子を記録し始めた。
岩を崩す試みが無駄とわかると、今度は挟まった自分の右腕を切り離そうとし始めるが、ナイフは皮膚を切ることすらできないくらい鈍いことがわかる。次にアーロンはナイフを腕に突き刺すが、骨を深く切れないとわかる。また彼は水を飲み干すとやむ得ず貯めていた自分の尿を飲んでしまう。彼が自分の命が死にゆくのを感じ始めると、ビデオ日記はますます狂っていった。彼は自分の家族、元恋人との思い出、事故前の2人のハイカーのことを夢に見始めるようになる。死を目前にし、彼は、これまでの人生のすべてがこの峡谷での孤独の状態に向かうように運命づけられたのだと悟るのだった。
翌朝(2003年5月1日木曜日)には自身は死んでいるだろうと思ったが、夜明けにまだ生きていた。その後、すぐに「挟まった腕をねじって力を加えることで、前腕部の二本の骨(尺骨と橈骨)を折ることができるのではないか」と直感して実行に移したが、彼の持っていた15ドルの懐中電灯を買った時におまけで貰ったナイフが短かったので切断には1時間程かかった。
腕の切断に成功した後、長く留まっていた狭い渓谷を脱出して垂直の壁を片手で懸垂下降し、真昼の太陽の降り注ぐ中、渓谷を歩き通した。車を駐車したところまで8km程離れていたのだが、オランダから休暇に来ていたエリク&モニクのマイヤー夫妻とその息子アンディに遭遇した。彼らはラルストンに水を与えて救助を要請するために急いで移動したが、偶然にもラルストンを探していたレスキュー隊がヘリコプターで着陸し救助されたのだった。

スタッフ

監督:ダニー・ボイル
脚本:ダニー・ボイル,サイモン・ボーファイ
原作:アーロン・ラルストン
製作:ダニー・ボイル,クリスチャン・コルソン,ジョン・スミッソン
製作総指揮:バーナード・ベリュー,リサ・マリア・ファルコーネ,フランソワ・イヴェルネル,ジョン・J・ケリー,キャメロン・マクラッケン,テッサ・ロス
音楽:A・R・ラフマーン
撮影:アンソニー・ドッド・マントル,エンリケ・シャディアック
編集:ジョン・ハリス
配給:20世紀フォックス

キャスト

ジェームズ・フランコ
ケイト・マーラ
アンバー・タンブリン
クレマンス・ポエジー
リジー・キャプラン
ケイト・バートン
トリート・ウィリアムズ

予告編

商品情報