阿羅漢(あらはん)は、1986年公開の香港映画。「少林寺三十六房」シリーズのラウ・カーリョンが監督し、中国全土でロケーションを敢行した大ヒット作!カンフー・アクション映画『少林寺』『少林寺2』シリーズ三部作の最終作で、リー・リンチェイ(ジェット・リー)を始めとする中国武術家が総出演している。
阿羅漢 映画批評・評価・考察
阿羅漢(あらはん 原題:南北少林 / Martial Arts of Shaolin)
脚本:25点
演技・演出:16点
撮影・美術:15点
編集:6点
音響・音楽:7点
合計69点
『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・チャイナ』の原点のようにも思える壮大なストーリーと武術の共演になっています。出演俳優は少林寺、少林寺2とほぼ同じですが過去2作と比べてシリアスな内容なのが今作で、ロケ地も多く映像スケールが大きい作品です。
阿羅漢 あらすじ(ネタバレ)
時は清王朝時代、中国武術の総本山である少林寺は、その力を恐れた王朝の影の実力者・赫索の武道弾圧政策によって、北少林寺と南少林寺に引き裂かれていた。
北少林寺の中でひと際優れた拳士の智北はある日、師匠・慧能大師から、赫索を倒すために南少林寺と手を組む使命を帯びて、南へと旅立つ。一方、南少林寺からも北少林寺と連絡をとるために、南少林寺最強の拳士・智南と、赫索に両親を殺され、復讐に燃える娘・司馬燕が送り出された。
合流した3人は北京に潜入、紫禁城で盛大に催されていた赫索の誕生を祝う宴会の会場に忍び込み、赫索の暗殺を謀るが、巧妙な防御体制により失敗、辛くも脱出するが、追われる羽目に。
逃亡する中で3人の間には友情と恋が芽ばえるが、司馬燕が赫索に捕らえられてしまう。智北と智南は司馬燕を奪還すべく、赫索の大軍に立ち向かうが、次第に追いつめられていく。
そこへ、南北双方の少林寺の拳士たちが駆け付けてきた。ついに一体となった南北の少林寺の拳士たちは激しい戦いの末、赫索を倒したのだった。
阿羅漢 スタッフ
監督:ラウ・カーリョン
脚本:シ・ヤン・ピン
製作:リュー・イェット・ユエン,アン・チ・カイ
製作総指揮:フー・チー
音楽:ジェームズ・ウォン
撮影:チャオ・アンサン
編集:チー・イン・ター
製作会社:珠江影業有限公司
配給:東宝東和
阿羅漢 キャスト
智北:リー・リンチェイ(ジェット・リー)
智南:フー・チェン・チァン(胡堅強)
司馬燕:ホアン・チューイェン(黄秋燕)
赫索:ユー・チェンフイ(于承恵)
釋忍師匠:ユエ・ハイ(于海)
清の提督:チー・チュンホワ(計春華)
無漏大師:イェン・ディ・ホア(閻滌華)
将軍:チー・チュンホワ(計春華)
管長:チャン・ジェンウェン(張建文)
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少林寺シリーズ(3部作)