沈黙のパレードは、2022年公開の日本映画。テレビドラマ『ガリレオ』の劇場版第3作として、2022年9月16日に公開された。監督の西谷弘や主演の福山雅治がそれぞれテレビシリーズから続投し、同様にテレビシリーズで内海薫を演じた柴咲コウが2008年公開の『容疑者Xの献身』以来、約14年ぶりに劇場版作品に同役で出演する。
沈黙のパレード 映画批評・評価・考察
沈黙のパレード
脚本:25点
演技・演出:14点
撮影・美術:16点
編集:7点
音響・音楽:7点
合計69点
テレビドラマの延長としてはそれなりなのですが、過去2作品と比較するとかなり落ちるなぁ~というのが正直な感想です。柴咲コウや北村一輝の演技と比較して、福山雅治の演技(湯川学)が崩壊してしまっているように思えました。こんなに下手だったっけ?と思うほど、おかしな演技(過剰過ぎる)をしています。監督の演出なのか脚本がそうさせてしまったのか?ちょっと気になるほどでした。原作があるとはいえ、3作続けて善人の犯人というのは無理があるというか飽きがくるというか、それなら心に刺さる内容だったかというと全くなんですよ。ここまでくるとリアリティも、ミステリーも無いんです。誰が犯人だったとしても都合良すぎる殺人になってしまってます。見所がどうやって殺害したかに焦点が集まってしまい、動機や経緯が薄くなってしまいました。なので心に刺さる映画シリーズだったのに、今作は感じられませんでした。
今作品はU-NEXT で見ました。
沈黙のパレード あらすじ
天才物理学者・湯川学(福山雅治)の元に、警視庁捜査一課の刑事・内海薫(柴咲コウ)が相談をしに訪れてくる。行方不明になっていた女子学生が数年後に遺体となって発見され、容疑者として浮上したのは、湯川の親友でもある先輩刑事・草薙俊平(北村一輝)が以前担当した少女殺害事件で完全黙秘を貫き、証拠不十分で無罪となった蓮沼寛一(村上淳)だった。今回も蓮沼は完全黙秘をして証拠不十分で釈放され、女子学生の住んでいた町に堂々と戻ってきた。町全体が憎悪の空気に覆われる中、夏祭りのパレード当日、蓮沼は殺害された。女子学生の家族、仲間、恋人ら全員に動機があるものの、全員にアリバイがあり、そして全員が沈黙した……。
沈黙のパレード スタッフ
原作:東野圭吾『沈黙のパレード』(文春文庫刊)
監督:西谷弘
脚本:福田靖
音楽:菅野祐悟,福山雅治
主題歌:KOH+「ヒトツボシ」(アミューズ / ユニバーサルJ)
製作:大多亮,荒木宏幸,中部嘉人
エグゼクティブプロデューサー:臼井裕詞
プロデューサー:鈴木吉弘,大澤恵,山邊博文
撮影:山本英夫
照明:小野晃
美術:清水剛
装飾:田口貴久
整音:瀬川徹夫
録音:藤丸和徳
編集:山本正明
VFXスーパーバイザー:田中貴志
選曲:藤村義孝
音響効果:大河原将
スクリプター:佐山優佳
助監督:村上秀晃
制作担当:三浦吉弘
配給:東宝
制作プロダクション:ギークサイト
製作:「沈黙のパレード」製作委員会(フジテレビジョン,アミューズ,文藝春秋,FNS27社)
沈黙のパレード キャスト
湯川学:福山雅治
内海薫:柴咲コウ
草薙俊平:北村一輝
並木祐太郎:飯尾和樹
並木真智子:戸田菜穂
戸島修作:田口浩正
増村栄治:酒向芳
高垣智也:岡山天音
並木佐織:川床明日香
本橋誠二:清水伸
並木夏美:出口夏希
蓮沼寛一:村上淳
宮沢麻耶:吉田羊
新倉留美:檀れい
新倉直紀:椎名桔平
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東野圭吾ガリレオ 映画シリーズ