死に花は、2004年公開の日本映画。金庫破りに情熱を燃やす老人たちの姿を描いたヒューマンコメディ。何をやらかす?このジジィたち!大胆不敵な計画に、予期せぬ展開、そして意外な結末…豪華俳優陣が贈るクールな痛快活劇!!平均年齢73歳の“イケメン俳優”が大暴れ!青島幸男、藤岡琢也、森繁久彌は、この映画が遺作となった。
死に花 映画批評・評価・考察
死に花
脚本:31点
演技・演出:16点
撮影・美術:15点
編集:8点
音響・音楽:7点
合計77点
昭和の大スター達の共演作品になりますが、キャストの大半が鬼籍入りされていることもあり、まさに死に花となった映画のようにも思えてきます。この映画、老人たちがわちゃわちゃやってる映画だろうと思って見始めたんですが、想像以上の展開と特撮シーンがあり、けっこう驚きました。地味にすごいと思えるシーンもいくつかあり、脚本の出来も良く、キャストは重鎮だけのことはある演技力なのでお薦めできる作品です。
今作品はAmazonプライムで見ました。
死に花 あらすじ(ネタバレ)
東京郊外にある老人ホーム“らくらく長寿園”に暮らす元映画プロデューサーの菊島は、同じホームの入居者・源田の遺品の中に、銀行の地下に穴を掘り、金を強奪すると言う奇想天外な計画を記した“死に花”と題されたノートを発見。ホームの仲間である女好きの穴池、ほら吹きの庄司、銀行の支店長だった伊能、そして恋人の鈴子と共にその計画を実行に移すことにした。狙うは、伊能のかつての勤め先である“サクランボ銀行”。期間は、ターゲットの支店が閉鎖されるまでの一ヶ月間。穴掘りの拠点となる隅田川沿いに住むホームレスの先山やホームの新人職員・和子をも仲間に引き入れ、着々と穴を掘り進めて行く菊島たち。途中、防空壕の跡から白骨化した母子の遺体が見つかったりしたが、予定通り金庫の真下まで掘り進めることが出来た。ところが、明日はいよいよ金庫を破ると言う日、台風に見舞われせっかく掘った穴が水没してしまう。万事休す――しかし、なんと浸水によって地盤が緩みビルが傾き始めたのである!そこで、勿怪の幸いとばかり、菊島たちは傾いたビルの下に穴を掘ると、まんまと17億3千万円のゲットに成功したのであった。だが後日、防空壕から発見された遺体がホームの青木老人の妻子のものだったことが判明。今回の計画が源田による青木老人の為のものだったと気づかされた彼らは、しかしもう一花咲かせるべく、奪った金を元手に武田信玄の埋蔵金探しを計画するのだが、その時、菊島にボケの症状が顕れていた……。
死に花 スタッフ
監督:犬童一心
脚本:小林弘利,犬童一心
音楽:周防義和
撮影:栢野直樹
編集:阿部亙英
配給:東映
死に花 キャスト
菊島真:山﨑努
伊能幸太郎:宇津井健
穴池好男:青島幸男
庄司勝平:谷啓
先山六兵衛:長門勇
明日香鈴子:松原智恵子
源田金蔵:藤岡琢也
赤星周次郎:小林亜星
北村英治
赤星静江:吉村実子
青木六三郎:森繁久彌(特別出演)
井上和子:星野真里
遠山貞子:加藤治子
月村俊介:鳥羽潤
図書館の美女:戸田菜穂
鴨下太一:高橋昌也
鴨下光代:白川和子
黒井順一:ミッキー・カーチス
阿保親雄:岩松了
梅岡千香子:土屋久美子
ワイドショウ出演者:大和田獏
ワイドショウ出演者:大下容子
ワイドショウ出演者:大石美佳
ワイドショウ出演者:依田司
サクランボ銀行ガードマン:佐藤佐吉
中村靖日