映画 妖怪人間ベム(実写版)は、2012年公開の日本映画。1968年に放送され人気を博したアニメを、亀梨和也、杏、鈴木福らの出演で実写化して話題となったドラマ「妖怪人間ベム」(2011年10~12月放送)の劇場版。醜い容姿ゆえに嫌われながらも、いつの日か人間になることを渇望する妖怪人間ベム、ベラ、ベロの3人が遭遇する史上最強の妖怪との戦いや、ベロの初恋を描く。キャッチコピーは「これで終わる。」、「人間か、妖怪か。決着をつける時がきた。」
映画 妖怪人間ベム 映画批評・評価・考察
映画 妖怪人間ベム
脚本:24点
演技・演出:16点
撮影・美術:16点
編集:7点
音響・音楽:7点
合計70点
亀梨和也のかっこいいベムと、はまり役の杏演じるベラと鈴木福演じるかわいいベロが話題になった今作、日テレ&ジャニーズ製作なので嫌な予感しかしていなかったのですが、これがなかなか良い出来の作品でした。原作の印象とは大きく違うもののオリジナル要素もこれはこれでありだと思えるものでした。
従来の邦画作品に比べて特撮が非常に良くできている点も注目です。特撮監修に『アビス』『帝都大戦』などの特撮に参加したスクリーミング・マッド・ジョージの弟子である岡野正弘が抜擢されているのが大きいかと思います。
監督は『劇場版 仮面ライダー555 パラダイス・ロスト』で助監督だった狩山俊輔なので特撮にはこだわりがあったと伺えます。
映画 妖怪人間ベム あらすじ
暗く、音のない世界で1つの細胞から生まれた3つの生き物。それは、人間になれなかった妖怪人間、ベム(亀梨和也)、ベラ(杏)、ベロ(鈴木福)だった。醜い身体に正義の心を持つ彼らは、“名前のない男”(柄本明)との最後の戦いで、人間になることよりも“人間を守って生きていく”事を選び、友人の夏目刑事(北村一輝)たちの前から姿を消した。そして……。3人が辿り着いた街で、怪事件が連続して発生する。被害者は全て大手製薬会社、MPL製薬の社員。事件現場には巨大な爪跡が残されていた。犯人の正体と、その目的は何か……?事件の謎を追うベムの前に、倒したはずの“名前のない男”が再び姿を現す。その一方、ベロは街で出会った少女、みちる(畠山彩奈)に恋をする。しかし、みちるはMPL製薬の新薬開発研究者、上野達彦(筒井道隆)の娘で、母親は自動車事故で行方不明になっていた。人間になって恋を叶えたいと願うベロ。上野家に隠された大きな秘密を知らずに……。やがて、彼らの目の前に未知の生物が出現する。植物を媒介に妖怪化したサユリ。その正体はみちるの母、上野小百合(観月ありさ)の変わり果てた姿だった。サユリは、人間でありながら妖怪の能力を宿す“人間妖怪”とでも呼ぶべき存在になっていたのだ。彼女は、自分をこのような姿に変えた上に、家族を脅かすMPL製薬への怒りと憎しみから、その圧倒的な力による復讐を決意。しかし、力を使えば使うほど、そのパワーはサユリの体を蝕み、やがてコントロール不可能なまでに増幅されてゆく。ベムたちは、その巨大な力の暴走を食い止めることができるのか!?“枯れない葉”、“新薬開発”、“サユリの妖怪化”……。これらの出来事から、ベムたち3人は、自分たちが人間になれる唯一の方法が残されていることを知る。しかし、人間になれば妖怪の力を失ってしまう。それでも彼らは人間になることを選ぶのだろうか……!?
映画 妖怪人間ベム スタッフ
監督:
原作:
脚本:
音楽:
製作指揮: , ,藤島ジュリーK.
製作: , , , , , , ,
エグゼクティブプロデューサー:
Co.エグゼクティブプロデューサー: ,
プロデューサー: , , ,小泉守, ,
撮影:
照明:
録音:
美術:
スタイリスト:
特撮監修:
VFXプロデューサー:
特殊メイク・造形:
音楽プロデューサー:
美術プロデュース:
美術進行:
アクションコーディネーター:
編集:
記録:
スケジュール:
助監督:
制作担当:
企画協力:
制作プロダクション: ,
配給:
企画・製作幹事:
製作:「映画 妖怪人間ベム」製作委員会(日本テレビ放送網,ジェイ・ストーム,アサツー ディ・ケイ,東宝,バップ,日活,トータルメディアコミュニケーション,讀賣テレビ放送,札幌テレビ放送,宮城テレビ放送,静岡第一テレビ,中京テレビ放送,広島テレビ放送,福岡放送,日本テレビ系全国28社)
映画 妖怪人間ベム キャスト
ベム –
ベラ –
ベロ –
名前の無い男 – (特別出演)
緒方小春 –
辻尚樹 –
夏目優以 –
夏目菜穂子 –
町村日出美 –
緒方浩靖 –
夏目章規 –
上野みちる –
加賀美正輝 –
上野達彦 –
上野小百合 –
ナレーター –