悪霊のはらわたは、2013年公開のスウェーデン映画。スウェーデン発の決して死なない悪霊との戦いを描いたスプラッター・ホラー!にして「死霊のはらわた」ほぼパクリのオマージュ作品。人里離れた山小屋を舞台に、地下室に眠る邪悪なものを解き放ってしまった若者グループが、壮絶な恐怖を体験する過激なゴア描写がショッキングなスプラッターホラー。
悪霊のはらわた 映画批評・評価・考察
悪霊のはらわた（原題：Vittra）
脚本：20点
演技・演出：15点
撮影・美術：16点
編集：7点
音響・音楽：6点
合計64点
死霊のはらわたを意識して撮られていることは間違いない作品であり、邦画などに見られるパクリ・オマージュと比較すれば非常に良くできた作品であることは間違いない。
ラスト以外は、満足できる描写と展開で、グロさも一級品の出来栄えに見える。この手の作品に見慣れているものからするとゲラゲラ笑ってしまいそうだったり失笑してしまう部分もあるものの、死霊のはらわたのようなスプラッタームービーが苦手な人にはお薦めできないほど描写はえげつないものである。
悪霊のはらわた あらすじ
週末をすごすため山小屋にやって来た、アルビンとイダのカップル、7人の友達グループ。だがその家の地下室には、恐るべき悪霊が棲みついていた。とり憑かれた者は、人間ではない邪悪な存在に豹変する。そしてその血を浴びた者も、魂を奪われ魔物と化すのだ。仲間のひとり、マリーが具合を悪くしたかと思うと、突然暴れ始めた。実は彼女は、ひとりで地下室に入り、そこで“邪悪なもの”を見てしまったのだ。彼女にかまれたり血を浴びた人間も次々と魔物化し、仲間たちは壮絶な殺し合いを繰り広げる。1人また1人、悪霊に憑依されてゆく仲間たち。生き残るには仲間を倒し、その息の根を止めるしかなく…。
悪霊のはらわた スタッフ
監督：ソニー・ラグーナ,トミー・ウィクランド
脚本：ソニー・ラグーナ,トミー・ウィクランド,デヴィッド・リルジェブラド
製作：デヴィッド・リルジェブラド
撮影：トミー・ウィクランド
音楽：サミール・エル・アラオイ
悪霊のはらわた キャスト
アルビン：パトリック・アルンクヴィスト
イダ：リサ・ヘニ
リネア：アマンダ・レンバーグ
シモン：パトリック・サクセ
マリー：ジェシカ・ブロンクヴィスト
マルクス：マックス・ワルモ
トーベ：アンナ・ヘンリクソン
ガンナー：ヨナス・ブロスト