志乃ちゃんは自分の名前が言えないは、2018年公開の日本映画。全世代が感動、共鳴した押見修造・人気コミック待望の映画化! 気鋭監督・湯浅弘章×脚本・足立紳(『百円の恋』)が瑞々しく繊細に描く。物語の舞台となる90年代の音楽シーンをリードした、ザ・ブルーハーツ、ミッシェル・ガン・エレファントなどの楽曲も登場、物語をエモーショナルに彩る。
志乃ちゃんは自分の名前が言えない 映画批評・評価・考察
志乃ちゃんは自分の名前が言えない
脚本:31点
演技・演出:17点
撮影・美術:15点
編集:7点
音響・音楽:7点
合計77点
思春期の少年少女をモチーフに、独創的な作風で「惡の華」「ぼくは麻理のなか」等の傑作を生みだしてきた人気漫画家・押見修造。自身の体験をもとに描いた代表作「志乃ちゃんは自分の名前が言えない」は、発表と同時に幅広い世代の読者を感動の渦に包み、大きな反響を呼びました。 待望の映画化でメガホンをとったのは、本作で満を持しての長編商業映画デビューを果たす気鋭・湯浅弘章。脚本を『百円の恋』で日本アカデミー賞最優秀脚本賞など数々の賞に輝いた足立紳が務め、瑞々しい映像と繊細な脚本で十代の揺れ動く心の機微を映し出しました。また、物語の舞台となる90年代の音楽シーンをリードした、ザ・ブルーハーツ、ミッシェル・ガン・エレファントなどの楽曲も登場、物語をエモーショナルに彩ります。 本作では、次世代を担う同年齢の実力派女優がダブル主演を務めています。志乃を演じるのは、現役モデルにして『幼な子われらに生まれ』に出演、女優としても注目を集める新星、南沙良。加代を『三度目の殺人』やドラマ「anone」などでの高い演技力が記憶に新しい、蒔田彩珠が熱演。思春期、真っただ中の二人が観る者の心震わす体当たりの演技をみせています。更に、志乃と加代の同級生・菊地を『帝一の國』『あゝ、荒野』と話題作への出演が続く萩原利久が演じるほか、奥貫薫、山田キヌヲ、渡辺哲ら、ベテラン俳優陣が脇を固めてます。
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志乃ちゃんは自分の名前が言えない あらすじ
高校1年生の大島志乃(南沙良)は、上手く言葉を話すことができず、周囲と馴染めないでいた。そんな時、ひょんなことから校舎裏で出会った同級生の岡崎加代(蒔田彩珠)と一緒に過ごすようになる。人と距離を置き、卑屈になりがちな志乃だったが、加代からバンドを組まないかと誘われたことをきっかけに、少しずつ変わり始める。2人で過ごす夏休み。平穏に過ぎると思っていた志乃だが、自分をからかった同級生の男子、菊地が強引に参加することになり……。
志乃ちゃんは自分の名前が言えない スタッフ
監督:湯浅弘章
脚本:足立紳
原作:押見修造「志乃ちゃんは自分の名前が言えない」
製作総指揮:田坂公章,伊達毅
音楽:まつきあゆむ
撮影:今村圭佑
制作会社:東北新社
製作会社:「志乃ちゃんは自分の名前が言えない」製作委員会
配給:ビターズ・エンド
志乃ちゃんは自分の名前が言えない キャスト
大島志乃:南沙良
高校1年生の女子。突然、人前で、特定の言葉、とりわけ母音で始まる言葉が発しにくくなる疾病を抱えている。ただし原作、後述する劇場用作品でも明確な症状名は明かされていない。これは「症状を持つゆえの特有の問題」と捉えてほしくないという作者の意向である。
岡崎加代:蒔田彩珠
ただひとり、名前が言えない志乃を笑わずに接してくれたクラスメイト。音楽好きだが、歌が下手。
菊地強:萩原利久
加代のクラスメイトの男子。お調子者でやらかす癖がある。
小川悦子:山田キヌヲ
大島由美:奥貫薫
小柳まいか
池田朱那
柿本朱里
中田美優
蒼波純
渡辺哲