地球防衛未亡人(ちきゅうぼうえいみぼうじん)は、2014年公開の日本映画。怪獣映画をベースに、エロティックやパロディ、尖閣諸島問題や原発問題を織り込んだ作品である。キャッチコピーは「地球のために、イキます・・・ 破壊と官能のエクスタシー」
地球防衛未亡人 映画批評・評価・考察
地球防衛未亡人
脚本:22点
演技・演出:11点
撮影・美術:10点
編集:6点
音響・音楽:4点
合計53点
特撮好きには、あ!っていう登場人物が脇を固め、ザ・ニュースペーパーの似てるような似てないようなモノマネキャラクター達がギャグ要員として出演。主演の壇蜜は、壇蜜にしては露出控え目な見せ場を披露しています。河崎実監督なので、あまり真剣に見なければソコソコ楽しめる映画になっています。
松本人志監督の「大日本人」などと比べるとこちらの方が映画としての完成度は高く、社会風刺もストレートな表現なものの、痛烈(バカにしている)なものになっている。また、2022年の『大怪獣のあとしまつ』公開で大きく評価をあげたのが今作で、似たストーリーだけど脚本はこちらの方がはるかに面白いと評価を上げています。
地球防衛未亡人 あらすじ
ある日突然、日本の南方海上に浮かぶ三角諸島に宇宙怪獣ベムラスが襲来し、日本各地の原子力発電所の使用済み核燃料を次々と食べていく。その放射能除染能力に着目した隣国、中国、韓国がその怪獣の領有を主張し、米国を巻き込んだ外交問題と化することになった。決断を迫られる宇部総理の下に石倉元東京都知事が押しかけ、政治圧力が加えられたことにより、怪獣退治は地球防衛軍の手に委ねられることになった。
かつてベムラスに婚約者を殺された地球防衛軍の優秀な女性隊員・ダンは敵討ちの絶好の機会ととらえるが、なぜかベムラスを攻撃するたびにエクスタシーを感じてしまう。一方、日本政府はベムラスを使用済み核燃料の処理に利用しようと画策し、地球防衛軍にベムラスへの攻撃中止を命じるが、やがてベムラスの腹は限界に達してしまう。
地球防衛未亡人 スタッフ
製作総指揮 – 星野晃志、伊藤明博、森岡宣喜、恩田宏紀、河崎実
企画 – 村岡貞之
プロデューサー – 河崎実、関谷和隆
監督 – 河崎実
脚本 – 河崎実、右田昌万
音楽 – 黒澤直也
撮影 – 須賀隆(本編)、すずきけいぞう(特撮)
照明 – 佐熊慎一(本編)、安藤和也(特撮)
監督助手 – 雨宮真五
助監督 – 萩原周平(本編)、小串遼太郎(特撮)
編集 – 鈴木邦智
ユニフォームデザイン – 藤原カムイ
怪獣デザイン – 麻宮騎亜
音響効果 – 柴田浩明
製作 – 「地球防衛未亡人」製作委員会(中央映画貿易、竹書房、テレビ大阪、テレビ大阪サービス、オデッサ・エンタテインメント、リバートップ)
地球防衛未亡人 キャスト
天野ダン – 壇蜜
愛川ワコ – 大野未来
カミゴウミツヲ – 福田佑亮
宇部総理 – 福本ヒデ
矢住大臣 – なべやかん
石倉元東京都知事 – TABO
総理の秘書 – 岩井ジョニ男
オズマ米国大統領 – ノッチ
犬神記者 – 元気屋エイジ
編集長 – 黒田浩史
おかみ – 色羽紫
山口博士 – 山口敏太郎
電力会社社員1 – 阿部能丸
電力会社社員2 – 岡村洋一
電力会社社員3 – 原武昭彦
リポーター1 – 湯川舞
リポーター2 – ペルビー貴子
リポーター3 – 森田亜紀
野次馬1 – リカヤ・スプナー
野次馬2 – サン・ジュナ
野次馬3 – Theかれー王
野次馬4 – 友坂日香
防衛隊員1 – 田原照久
防衛隊員2 – 山下敢示
防衛隊員3 – 穴原辰宣
防衛隊員4 – 陰地貴博
防衛隊員5 – 塩野勝美
防衛隊員6 – 宮本利彦
防衛軍幹部1 – 遠藤秀紀
防衛軍幹部2 – 喜多村武
神の踊り子1 – 藤崎祥子
神の踊り子2 – 小見山りえ
礼次郎 – 森まさひろ
オズマ大統領夫人 – ネジャット・シャニーノ
オズマの声 – マーク・チネリー
ベムラス – 破李拳竜
電エース – 岡田ゆういち
ナレーター – 佐藤文則
宮司 – きくち英一
キャスター – 古谷敏
トビヤマ参謀 – 沖田駿一
大伴医師 – モト冬樹
イワムラ博士 – 堀内正美
タマオカ長官 – 森次晃嗣