劇場版 おいしい給食 Final Battleは、2020年公開の日本映画。1980年代の中学校で、給食が大好きな教師と生徒が「どちらが給食をおいしく食べるか」を競うドラマを映画化。劇場版では学校から給食がなくなるという事態に、給食絶対主義者の教師が立ち上がる。主演の市原隼人、ライバルの佐藤大志ら主要キャストがドラマから続投し、『柴公園』シリーズの水野勝とドロンズ石本、ドラマシリーズ「3年B組金八先生」などの直江喜一が新たに出演。
劇場版 おいしい給食 Final Battle 映画批評・評価・考察
劇場版 おいしい給食 Final Battle
脚本:35点
演技・演出:17点
撮影・美術:15点
編集:9点
音響・音楽:8点
合計84点
ドラマは未視聴でしたが、気になったのでアマプラで鑑賞。思っていた以上に面白く感動的なストーリーでした。熱い男を演じさせたら日本一かもしれない市原隼人が、そのままの熱さで演じてくれています。神野ゴウ役の佐藤大志との対比が絶妙過ぎてキャスティングも素晴らしいと思えました。この映画の良いところは見ていて元気が湧いてくるくらい生き生きとしたキャストの躍動感、市原隼人と生徒との温度差のギャップ、笑いあり涙ありの新喜劇的なストーリー展開、多くの人が共感し、楽しめる作品に仕上がっています。前半はドラマのテイストで進行し、後半は3年B組金八先生のオマージュのような演出でした。金八で加藤優を演じた直江喜一に、金八の時のセリフと全く逆のセリフを言わせているのは、子供たちの事を考えない大人の事情を優先させることへの皮肉も込めているところもありますね。見た目は変わりましたが、声が変わってないのがまたいいんです。放送室に籠って校内放送も金八のオマージュかと思いますが、これがまた泣けてくるんです。
とても良い映画でした。ドラマも見ていこうと思います。
劇場版 おいしい給食 Final Battle あらすじ
80年代。ある中学校で、給食マニアの教師と生徒が、静かな「闘い」を続けていた。
1984年。給食マニアの教師・甘利田幸男(市原隼人)に衝撃が。なんと、学校から給食が無くなるというのだ! ! 「どちらがよりおいしく給食を食べるか」という超絶給食バトルを甘利田と繰り広げている生徒の神野ゴウ(佐藤大志)は、【給食革命】を目指し、生徒会選挙に出馬すると高らかに宣言。
そんな2人を見守る新人教師の御園ひとみ(武田玲奈)の心労は果てしない…。給食一筋ウン十年。甘利田は愛する給食を守るため、史上最大の給食バトルに打ってでる!
劇場版 おいしい給食 Final Battle スタッフ
監督:綾部真弥
脚本:綾部真弥,永森裕二
プロデューサー:岩淵規
製作総指揮:吉田尚剛
音楽:沢田ヒロユキ
撮影:小島悠介
編集:岩切裕一
制作会社:メディアンド
製作会社:「おいしい給食」製作委員会
配給:AMGエンタテインメント,イオンエンターテイメント
劇場版 おいしい給食 Final Battle キャスト
甘利田幸男:市原隼人
御園ひとみ:武田玲奈
神野ゴウ:佐藤大志
藤井マコ:豊嶋花
鷲頭星太郎:辻本達規
佐野正輝:水野勝
鏑木優(教育委員会):直江喜一
磐田:ドロンズ石本
牧野文枝:いとうまい子
渡田寛治:酒向芳