劇場版 マクロスF 虚空歌姫 イツワリノウタヒメは、2009年公開の日本映画。2008年に放映されたTVアニメ『マクロスF(フロンティア)』の劇場版二部作の前編。宇宙を旅する移民船団を舞台に、異星生物との交戦やヒロインが夢を追う姿を描く。監督は「劇場版 アクエリオン」の河森正治。
劇場版 マクロスF 虚空歌姫 イツワリノウタヒメ 映画批評・評価・考察
劇場版 マクロスF 虚空歌姫 イツワリノウタヒメ
脚本:34点
演技・演出:18点
撮影・美術:18点
編集:10点
音響・音楽:10点
合計90点
2008年にMBS・TBS系で放送され大ヒットした「マクロスF」の劇場作品第1弾!TVアニメ「マクロスF」を、大量の新作カットを加えて再構築した劇場版2部作の第1部。
「マクロス」25周年記念作品として2008年に放送されたTVアニメ「マクロスF(フロンティア)」全25話を再構築した劇場版2部作の第1部。主人公と2人のヒロインとの三角関係、戦いの行方に大きく影響を及ぼす歌の力、そして3段階に変形する戦闘機バルキリーの迫力バトルなど、“マクロスらしさ”を打ち出して熱狂的に支持されたTV版をもとにしつつ、歌姫シェリルがスパイ疑惑を掛けられているという設定変更やTV版とは異なる結末など、まったく新しいエンターテインメント作品として生まれ変わりました。
シェリルの衣装がよりセクシーに。というかマドンナ?シャキーラ?リアーナ?してます。また、ストーリーもTV版と大幅に改変されていますが、これはこれでありですね。
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劇場版 マクロスF 虚空歌姫 イツワリノウタヒメ あらすじ
西暦2059年。かつて巨大な異星人との星間戦争で滅亡の危機に瀕した地球人類は、種の存続を主眼に置き、新天地を求めて銀河の各方面へと旅立っていった。数えて25番目となる超長距離移民船団“マクロス・フロンティア”。そこでは、新・統合軍による戦闘艦と一体化した居住艦を中心に1000万人以上が暮らしていた。何ら地球上と変わらない環境が人工的に作り出された宇宙船は、銀河の中心付近を航行していた……。
そんなある日、フロンティア船団にアイドル・シンガー、シェリル・ノーム(声:遠藤綾)がコンサートのために来艦する。シェリルは、銀河ネットワークのヒットチャートで常に上位にランクインする誇り高きトップ・アイドル。そんなシェリルに憧れる女子高校生のランカ・リー(中島愛)は、念願だった彼女のコンサートへ向かう。一方、美星学園高校パイロット養成コースに通う早乙女アルト(中村悠一)も、そのコンサート会場にいた。歌舞伎の名門の家系に生まれた彼だったが、空への憧れと父親との確執からパイロットを目指している。だが、変わらない日常、閉じ込められたガラス張りの移民船団の中での暮らしに、彼は閉塞感を覚えていた……。
突如、重機甲生命体“バジュラ”の襲撃を受け船団が燃え上がる。少女たちを護るため、アルトは最新型可変戦闘機VF-25に乗り込んだ。炎を切り裂き飛び行く先には、宇宙を揺るがす伝説の“歌”と、少女たちにまつわる新たなる謎が待ち受けているのだった……。
シェリルはギャラクシー船団からのスパイではないかと疑われ、3人の間には恋愛と疑いの感情が交錯する。
バジュラの襲撃によりギャラクシー船団は壊滅し、フロンティア船団もバジュラ艦隊の攻撃を受ける。市街地の激戦において、シェリルとランカの歌声から伝わるフォールド波がバジュラの活動に影響を与えることが分かる。ふたりはフォールド波を放つフォールド細菌の宿主(キャリア)だったが、生まれながらに共生関係にあるランカの能力が覚醒する一方、免疫を持たないシェリルは声帯を蝕む死の病に侵されていく。
劇場版 マクロスF 虚空歌姫 イツワリノウタヒメ スタッフ
監督:河森正治
脚本:吉野弘幸,河森正治
音楽:菅野よう子
制作会社:サテライト,エイトビット
製作会社:ビックウエスト,劇場版マクロスF製作委員会
配給:クロックワークス
劇場版 マクロスF 虚空歌姫 イツワリノウタヒメ キャスト
早乙女 アルト(さおとめ アルト):中村悠一
本作の主人公。フロンティアの学校の1つ、美星学園高等部の航宙科に通う2年生の少年。歌舞伎役者の家に生まれ幼少から舞台に立っていたが、本当の自分が解らなくなる恐怖から舞台を去り、パイロットを志す。バジュラ襲撃による混乱の中、偶然乗り捨てられたVF-25Fに搭乗したことがきっかけで、S.M.Sスカル小隊のパイロットとなる。
シェリル・ノーム:遠藤綾 / 歌 – May’n
ギャラクシー船団出身のトップシンガー。ギャラクシーからフロンティアへのライブツアーの最中、アルトに出会う。
ランカ・リー:中島愛
フロンティアの聖マリア学園に通う女子高生。シェリルに憧れ自らも歌手を志す。中華飯店の「娘娘(ニャンニャン)」でアルバイト中。
ミハエル・ブラン:神谷浩史
アルトの同級生。眼鏡を架けた二枚目。スカル小隊所属のパイロットでもあり、狙撃用に調整された青いVF-25Gに搭乗する。
ルカ・アンジェローニ:福山潤
アルトの後輩。ミハエルと同じくスカル小隊のパイロットであり、電子戦用に調整された緑色のRVF-25に搭乗する。超大手企業L.A.I技研の御曹司でもある。
オズマ・リー:小西克幸
ランカの義兄でスカル小隊の隊長。グレーに黄と黒のラインが特徴の指揮官機VF-25Sに搭乗する。
クラン・クラン:豊口めぐみ
ミハエルの幼馴染であるゼントラーディ人女性。S.M.Sピクシー小隊の隊長でもあり、真紅のクァドラン・レアに搭乗する。
グレイス・オコナー:井上喜久子
シェリルのマネージャー。正体はギャラクシー船団のエージェントで、本名はグレイス・ゴドゥヌワ。
ブレラ・スターン:保志総一朗
シェリルの護衛を務める男。サイボーグ専用機VF-27γ ルシファーのパイロット。
ボビー・マルゴ:三宅健太
S.M.Sの母艦マクロス・クォーターの操舵手。身体は男性だが、心は女性。
レオン・三島(レオン・みしま):杉田智和
新統合政府大統領府主席補佐官。
キャサリン・グラス:小林沙苗
新統合軍参謀本部所属の中尉。フロンティア船団大統領ハワード・グラスの一人娘。
カナリア・ベルシュタイン:桑島法子
S.M.S所属の衛生兵兼パイロット。重可変爆撃機VB-6 ケーニッヒモンスターに搭乗する。
ジェフリー・ワイルダー:大川透
S.M.S母艦マクロス・クォーターの艦長。
モニカ・ラング:田中理恵
マクロス・クォーターのオペレーターで策敵を担当。オレンジ色のショートヘアの女性。
ミーナ・ローシャン:平野綾
マクロス・クォーターのオペレーターで艦内ステータス管理を担当。紫の髪の女性。
ラム・ホア:福原香織
マクロス・クォーターのオペレーターで火器管制を担当。髪はピンク。
エルモ・クリダニク:大川透
芸能プロダクション「ベクター・プロモーション」の社長。ランカをスカウトし、プロデュースを担当する。