僕の彼女を紹介しますは、2004年公開の韓国映画。『猟奇的な彼女』のチョン・ジヒョンとクァク・ジェヨン監督が再びコンビを組んだ純愛ラブストーリー。興行収入は約20億円で、『シュリ』のもつ日本における韓国映画興行記録を塗り替え当時ではトップとなった。韓国国内では2004年の韓国映画の年間観客動員数ランキング10位。前半は『猟奇的~』を彷彿させる、気が強く攻撃的なヒロインと人のいい青年のラブコメテイスト。が、ふたりを引き裂く事件をきっかけに、物語は愛の奇跡を描いたラブロマンスへ。
僕の彼女を紹介します 映画批評・評価・考察
僕の彼女を紹介します
脚本:31点
演技・演出:17点
撮影・美術:16点
編集:8点
音響・音楽:8点
合計80点
『猟奇的な彼女』ほど、脚本に味があって面白いといよりは、妄想がド派手にダイナミックに演出されています。今作品は、効果的に主題歌のXJAPANのTearsが使われています。それもそのはず、Tearsの歌詞からイメージを膨らませて監督・脚本のクァク・ジェヨンが主人公のチョン・ジヒョンのために作ったとされている映画だからです。その結果、見終わったらチョン・ジヒョンのファンになってしまう映画。また、隠し味として猟奇的な彼女とシンクロする部分があるのでそれを見つける楽しみもあります。
僕の彼女を紹介します あらすじ(ネタバレ)
正義感は強いが思い込みの激しい熱血女性巡査ヨ・ギョンジン(チョン・ジヒョン)は、犯人逮捕に協力しようとしていた女子高の新米物理教師コ・ミョンウ(チャン・ヒョク)を誤認逮捕してしまう。とんだ災難に遭ったミョンウだったが、ある日、青少年の非行防止のために訪れた交番で、再びギョンジンと遭遇してしまう。思わず逃げ出そうとする彼を、素早く手錠で捕まえる彼女。そのまま夜間パトロールに連れ出されたミョンウは、ギョンジンのせいで麻薬密売組織による銃撃戦にまで巻きこまれ、命がけの一夜を過ごす。そんな出会いにもかかわらず、2人はまもなく恋に落ちた。しかし幸せな日々は長く続かず、危険な撃ち合いの現場に来てしまったミョンウを、皮肉にもギョンジンが犯人と間違って射殺してしまう。絶望に沈むギョンジンだったが、やがてミョンウは、風になってギョンジンのもとを訪れる。そして魂が天国へ昇ってゆく直前に、ミョンウはギョンジンに新しい出会いがあることを示唆する。そしてギョンジンは、駅のホームで出会った男(チャ・テヒョン)に運命を感じるのだった。
僕の彼女を紹介します スタッフ
監督:クァク・ジェヨン
脚本:クァク・ジェヨン
製作:ビル・コン
音楽:チェ・スンヨン
原案:チョン・フンタク
エグゼクティブプロデューサー:フィリップ・リー
僕の彼女を紹介します キャスト
ヨ・ギョンジン:チョン・ジヒョン
コ・ミョンウ:チャン・ヒョク
キム・ヨンホ:キム・テウク
シン・チャンス:チャン・ホビン
キム・スロ
Youme(特別出演)
チャ・テヒョン(特別出演)