三国志英傑伝 関羽(さんごくしえいけつでん かんう)は、2011年公開の中国映画。『三国志演義』に登場する劉備の部下の武将・関羽の「過五関、斬六将」のエピソードを描いている。DVD邦題は『KAN-WOO/関羽 三国志英傑伝』。
三国志英傑伝 関羽 映画批評・評価・考察
三国志英傑伝 関羽
脚本:19点
演技・演出:17点
撮影・美術:16点
編集:7点
音響・音楽:7点
合計66点
今作品は『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』(2016年公開)で熱くも悲しい演技で沸かせた英雄二人の競演作品です。今作をローグ・ワンの製作陣が見ていたかどうかは分かりませんが、関羽を演じるドニー・イェンは、盲目の戦士チアルート・イムウェ役に、曹操を演じるチアン・ウェンはチアルートの相棒であるベイズ・マルバスを演じました。 あぁぁと思ってくれた人がいたらちょっと嬉しいです。
三国志好きの自分としては、今作品の脚本には強い不満がありますが、ドニー・イェンの関羽については、ラストのワンカットでおおおぉ~見事なまで関羽で許せました。
従来は鬼神のような豪傑として描かれていた関羽雲長を武術に長けた優しい人として描いているのが今作の特徴で、曹操も実像の近い印象で描いています。悪人という感じではなく知的で懐の深さと冷酷さを併せ持つ有能な君主としての曹操を演じたチアン・ウェンはお見事でした。史実としても曹操が関羽を祀ったことで、現世で関羽は神として祀られている歴史的経緯があります。曹操がいなければ、また僕らが思い描く関羽も存在していなかったのかもしれません。
ドニー・イェンのアクションは見事ですし、それだけでも十分楽しめる作品でした。
三国志英傑伝 関羽 あらすじ
「赤壁の戦い」の数年前のこと。劉備軍の武将であった関羽は敵である曹操に劉備の妻らとともに捕らわれていた。捕虜でありながらも関羽は、劣勢であった曹操軍の手助けをし「白馬の戦い」で勝利をおさめる。曹操は様々な手を尽くし関羽に再三配下に入るよう説得するが、関羽は断固として劉備の元へ戻ることを願っていた。部下の警戒心をよそに曹操は先に劉備の妻などを返したのち、関羽が5つの関所を通行手形なしで通過できるよう命じた。関羽は、間もなく劉備の側室となる女性、綺蘭ひとりを連れ主君の元へと向かう。が、通過しなければならない関所で曹操の部下である6人の武将から命を狙われることとなる。
三国志英傑伝 関羽 スタッフ
監督:
脚本: ,
製作総指揮:
製作: ,
撮影:
音楽:
アクション監督:
スタントコーディネーター:
アシスタント・スタントコーディネーター:
配給:
三国志英傑伝 関羽 キャスト
関羽:
曹操:
綺蘭:
漢・献帝:
孔秀:
韓福:
孟坦:
卞喜:
王植:
秦琪:
普浄:
劉備:
荀攸:
張遼:
顔良:
三国志英傑伝 関羽 予告編・無料動画