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リベラ・メ|緊張度3000℃ 火が走る!呼吸する!忍び寄る!極限状態の中で、男たちの最後の闘いが始まる。

映画 リベラ・メ
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リベラ・メは、2000年公開の韓国映画。題名の『リベラ・メ 〈Libera Me〉』はラテン語で「我を救いたまえ」という意味の聖書から引用された言葉。ヤン・ユノ監督の5作目の作品。韓国での観客動員は100万人。青龍賞 百想芸術大賞 黄金撮影賞 大鐘賞 春史羅雲奎映画芸術祭にて多数の賞を受賞。消防車輌300台・火薬3トン・LPガス6トンを投入し、作品の舞台となる釜山市の警察・消防・市民の全面協力のもと街の中心地で撤去予定のアパートや病院を破壊したり、居住区にセット組んで燃やすなどして撮影された。自国の技術者たちがハリウッドの資料などを研究し、CG・ミニチュア・スタントマンを使わずして火災シーンをリアルに再現した作品。

リベラ・メ 映画批評・評価・考察


リベラ・メ

脚本:28点
演技・演出:17点
撮影・美術:18点
編集:7点
音響・音楽:9点
合計79点

凄まじい火災シーンがノンストップで押し寄せてくる迫力は申し分なく劇場で見るべき映画で、圧倒的な映像(炎)を楽しみたい作品。

脚本が微妙なためか映像と感動が比例せず、放火犯が全能過ぎて映像以外のところがリアリティに欠ける。仮出所の日に冒頭シーンで刑務所のボイラー室を爆破させたのにもかかわらず、警察の捜査が及んでこない事や、稀にみる連続放火事件のはずなのに警戒されていない。幼少期の虐待で歪んだ精神を育んでしまったのは分かるとしても、ただの付け火ではなく、計画的に火災や爆破させる技術をどうやって得たのか描かれていない。この点はサスペンス映画としては成立しておらず、「バックドラフト」に及ばなかった。

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ガソリンスタンドと病院の火災シーンは圧倒的な映像で、CGではなくガチの映像なのは恐ろしいし素晴らしい出来だった。

また、今作の若手俳優の多くが『アタック・ザ・ガス・ステーション』に出演していた。

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リベラ・メ あらすじ

釜山市全域で原因不明の火災が頻発する。消防隊員のサンウは、かつて火災現場で自分をかばって犠牲になった親友の死を悔やみ続け、命を惜しまぬかのごとく猛火の中へ飛び込み、無謀とも思える救助活動を繰り返す。調査員のミンソンは次第に放火の可能性を疑うが、警察の非協力的な姿勢もあってなかなか決定的な証拠を掴めない。そんな中、匿名の通報で駆けつけたサンウたちの目の前でガソリンスタンドの地下タンクが大爆発を起こす。その後もサンウたちをあざ笑うかのように正体不明の放火犯は街中で放火を繰り返す……。

リベラ・メ スタッフ

監督:ヤン・ユノ
製作:ソ・ジョンミン
脚本:ヨ・ジナヒョン・チュンヨル
撮影: ソ・ジョンミン
照明:シン・ジュナ
音楽:イ・ドンジュン
編集賞:パク・スンドク
特殊効果:チョン・ドアン

リベラ・メ キャスト

サンウ:チェ・ミンス
ヒス:チャ・スンウォン
ヒョンテ:ユ・ジテ
ミンソン:キム・ギュリ
ハンム:パク・サンミョン
インホ(イノ):イ・ホジェ
マンチ (トッキ):キム・スロ
イ・ジュンソン:チョン・ジュン
チョン・ジョング:パク・チェフン
ソル・インジェ:チョン・ウォンジュン
テソン:チョ・ソンムク
ソナ:キム・エラン

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