フロッグは、2019年公開のアメリカ合衆国の映画。ヘレン・ハント主演のサスペンス。開始45分、その恐怖は快感に変わる。なかなか先の読めない重層的なストーリーと、途中からガラリと作品のムードが転調するひねった構成で評判を呼んだ、注目のスリラー。ある街で、少年の失踪事件が2件連続して発生。現場から、以前起きた連続少年誘拐殺人事件と同様の遺留品が見つかるが、その犯人は既に逮捕済み。捜査が難航する中、ハーパー刑事の自宅で、次々と不可解な現象が発生し……。共演は『Major Crimes ~重大犯罪課』のジョン・テニー、「サマー・オブ・84」のジュダ・ルイス。
フロッグ 映画批評・評価・考察
フロッグ(原題:I See You)
脚本:29点
演技・演出:15点
撮影・美術:15点
編集:7点
音響・音楽:6点
合計72点
ヘレン・ハントだと全く気付かず見てました。なんとなく見たことがるような気もしていたんですが、整形顔なのでヘレン・ハントだとは思いもしませんでした。邦題のフロッグは、フロッギングという犯罪の名称で『パラサイト 半地下の家族』みたいな状態で家主に内緒で住み込む手口です。物語の序盤の方が怖く、面白いのに、中盤で種明かしの内容をだらだらと続けてしまい、若干拍子抜けします。それからクライマックスにかけて大どんでん返し的な展開があります。
今作品、なかなか面白い作品だと思うんですが、真犯人の動機が全く分からないし、なぜそんなことをやっているのかどうかも分からずじまいでモヤモヤが残ってしまいました。
今作品はAmazonプライムで見ました。
フロッグ あらすじ
その街である日、10歳と9歳の少年が立て続けに失踪する。現場には、かつて世間を騒がせた連続少年誘拐殺人事件と同じ緑色のナイフが残されていた。しかし、既に当時の犯人は逮捕されており、捜査は難航。一方、事件を担当する刑事ハーパーの自宅では、次々と不可解な出来事が起こり始める。誰もいないのに閉まる扉。誰も触っていないはずのテレビは、突然事件のニュースを流し始める。この街に、この家に、一体何が潜んでいるのか。そして、一家の一人息子コナーの元に届く不可解なメッセージ。その意味が明らかになる時、事態は予想もしなかった結末へと動き始める……。
フロッグ スタッフ
監督:アダム・ランドール
脚本:デヴォン・グレイ
製作:マット・ヴァルデック
製作総指揮:エリック・フィッシャー,ジェームズ・アザートン,ジョーダン・ベイヤー,デヴィッド・ジェンドロン,フィル・ハント,マーク・アンドリュー・ヘイマー,ベン・ヘクト,ジャン・ペイス,マット・レイプジグ,コンプトン・ロス,クリス・サブラン,ロバート・ルッジェリ,ビル・シュルツ,ヴィヴィアナ・ザラゴイシャ
音楽:ウィリアム・アーケイン
撮影:フィリップ・ブローバック
編集:ジェフリー・カステルッチョ
製作会社:ゾディアック・フィーチャーズ
配給:サバン・フィルムズ,クロックワークス
フロッグ キャスト
ジャッキー・ハーパー:ヘレン・ハント
グレッグ・ハーパー:ジョン・テニー
コナー・ハーパー:ジュダ・ルイス
アレック:オーウェン・ティーグ
ミンディ:リーベ・バラール
スピッツ:グレゴリー・アラン・ウィリアムズ
モリヤ・デイヴィス:エリカ・アレクサンダー
グレース・ケイレブ:アリソン・キング
トッド:サム・トラメル
トミー・ブラウン:ジェレミー・グレイデン
ミセス・ブラウン:テリー・クラーク
ミセス・ホイッター:ニコール・フォレスター