ハイランダー 悪魔の戦士は、1986年のアメリカ・イギリス合作映画。グレゴリー・ワイデンの原作をもとにラッセル・マルケイが監督したファンタジー・アクション映画。 現代と過去を行き来しながら繰り広げられるファンタジー・アクションで、ビデオ・クリップ出身のラッセル・マルケイ監督は至るところにVP的演出をほどこしているのが特徴。主人公に運命を説くマスターの役でショーン・コネリーがゲスト出演。
ハイランダー 悪魔の戦士 映画批評・評価・考察
ハイランダー 悪魔の戦士(原題: Highlander)
脚本:35点
演技・演出:13点
撮影・美術:12点
編集:6点
音響・音楽:6点
合計72点
B級映画臭が漂うも、クリストファー・ランバートとショーン・コネリーの存在感が大きく、どことなく感じるチープ感が薄れ、なんかすごーい映画に感じてしまう不思議な作品。
ソードアクションに加え、過去と現代を交錯させる手法と首を切り落とさないと死なないっていう設定が当時のファンタジー映画としては斬新でした。
ただし、当時は斬新だったものの今一度見直すとどうかな?アクションの殺陣も上手いとは言えないし、衣装もコスプレに見えてしまう。リメイクするのが頃合いの映画なのかもしれない。
もしもリメイクするなら、コナー役は、トム・ハーディ。ラミレス役はピアース・ブロスナン。クルガン役はドルフ・ラングレンでお願いします。
ハイランダー 悪魔の戦士 あらすじ(ネタバレ)
1536年、スコットランドの荒野。コナー・マクロード(クリストフ・ランベール)率いるハイランダー(高地民族)の一族が黒い騎士と呼ばれる獰猛クルガン(クランシー・ブラウン)率いるフレイザー一族と激しい交戦を展開し、コナーは死亡した。しかし、彼は蘇りそのためにかえって村人たちの不信をかい、村から追放された。山奥でヘザー(ビーティ・エドニー)という女性と結婚し鍛冶屋を始めるコナー。それから5年、ラミレス(ショーン・コネリー)というスペイン人がコナーの前に現われ、意外な事実を告白した。自分を含めて、コナー、クルガンらは、首をはねられない限り永遠の時を生きる運命にあり、彼らは“究極の宝”を求めて未来の“集合の時”へ向けて戦い抜くよう運命づけられているという。その後、、ラミレスはクルガンに首をはねられた。不老不死のコナーは、ヘザーが老いて死んでゆくのを永遠の若さのまま見とどけることになる。その辛さから二度と人を愛さないと心に誓った。現代のニューヨーク。マジソン・スクエア・ガーデンの地下駐車場で無惨な死体が発見された。事件を追う市警の女性鑑識課員ブレンダ(ロクサーン・ハート)は、事件現場から、紀元前600年頃のものと思われる太刀の破片を発見し調査を続けた。やがて彼女はナッシュという若い古物商と知り合い、その男の神秘性に惹かれるものを感じた。執拗に彼の身許を調べ、彼が、700年代から生き続ける不死の存在と知り、愕然とした。彼はコナーだった。コナーの内部にも再び愛が甦ってきた。一方、行く先々で殺りくの限りを尽していたクルガンは、ブレンダを誘拐した。彼女を救出するために廃工場へ行くコナー。そこで戦闘の末にクルガンの首をはねた。その後、高原で談笑するコナーとブレンダの姿があった。
ハイランダー 悪魔の戦士 スタッフ
監督:ラッセル・マルケイ
脚本:グレゴリー・ワイデン,ピーター・ベルウッド,ラリー・ファーガソン
音楽:マイケル・ケイメン
主題歌:クイーン
撮影:ジェリー・フィッシャー
配給:20世紀フォックス
ハイランダー 悪魔の戦士 キャスト
コナー・マクラウド / ラッセル・ナッシュ:クリストファー・ランバート
フアン・ラミレス:ショーン・コネリー
クルガン / ヴィクタ・クーガー:クランシー・ブラウン
ブレンダ・ワイアット:ロクサーヌ・ハート
ヘザー・マクラウド:ビーティ・エドニー
フランク・モラン:アラン・ノース
ウォルター・ベドソー:ジョン・ポリト
イマン・ファジル:ピーター・ダイアモンド
アンガス・マクラウド:ジェームズ・コスモ
レイチェル・エレンスタイン:シェイラ・ギッシュ
ケイト・マクラウド:セリア・イムリー
ドゥーガル・マクラウド:ビリー・ハートマン
カーク:クリストファー・マルコム
キャンディ:コリン・ラッセル
スンダ:ヒュー・クオーシー
ホチキス:シオン・チューダー・オーウェン
ガーフィールド:エドワード・ウィレイ
エリック・パウエル:ロン・バーグラス