トーク・トゥ・ザ・デッドは、2013年公開の日本映画。『リング』『呪怨』シリーズなどに携わってきた一瀬隆重が、『ほんとにあった怖い話』シリーズの鶴田法男監督とタッグを組んだホラー。病気の弟を死なせてしまったと自責の念にかられるヒロインが、死者と対話できるというアプリを使ったことで想像を絶する恐怖を味わう姿を描く。モデル、女優として活躍中の小松彩夏をはじめ、加藤和樹、嶋田久作らが出演。
トーク・トゥ・ザ・デッド 映画批評・評価・考察
トーク・トゥ・ザ・デッド
脚本:25点
演技・演出:14点
撮影・美術:10点
編集:6点
音響・音楽:4点
合計59点
世の男性なら小松彩夏がデリヘル嬢役という文字があるだけでとりあえず見てみようと思ってしまうんだろうけど、グラビアで露出しているほど露出していない….。鶴田監督ではなく、大林監督なら脱がしたはず!
基本的にだれがどう見ても低予算で作られていて、世にも奇妙な物語の1話程度の中身を長編にしてみたという感じ。長編にするがゆえに明らかに無駄(記者の洋子の出演シーン)と思えるシーンが半分くらいを占めている。島田久作が短い尺でおそらく友情出演していて、すんごい死顔で死ぬ。これも百合の死に方と整合性が取れないので無駄なシーンだったとも思える。(見終わってからね)
本編である百合の話は、なかなかのもので特に毬谷友子が演じる母親は、そのクズ親っぷりもすごいが名女優に相応しい演技力で唯一怖いと思えるシーンに大きく貢献している。
トーク・トゥ・ザ・デッド あらすじ
母親が男を作って出て行ってしまい、幼い弟を養うため百合(演:小松彩夏)はデリヘル嬢として働いていた。だが、ある日病気と分っていながら弟を一人にし、死なせてしまう。後悔の念の苛まれる百合だったが、同僚のマユ(演:桜井ユキ)から死者と話ができるアプリの存在を知らされる。ただし、死者から「会いたい」と言われても決して承諾してはいけないという。その場合自分も死の世界に誘われるというのだ。半信半疑でそのアプリを使ってみると電話の向こうから死んだはずの弟の声が聞こえてきた…。
トーク・トゥ・ザ・デッド スタッフ
監督:鶴田法男
プロデューサー:一瀬隆重
脚本:佐東みどり,鶴田法男,一瀬隆重
音楽:遠藤浩二,栗本修
撮影:福澤亮介
編集:深沢佳文
配給:トラヴィス
トーク・トゥ・ザ・デッド キャスト
小松彩夏
加藤和樹
桜井ユキ
須賀貴匡
嶋田久作
毬谷友子
大塚千弘