トリハダ 劇場版2は、2014年公開の日本映画。深夜ドラマ番組をきっかけに、ちょっとしたカルト人気に火が付き映画化された「トリハダ」の劇場版2作目。日常に潜む狂気や恐怖をテーマにしたリアルな設定のストーリーに背筋が凍る作品。オムニバスドラマ、劇場版第1弾に続くシリーズとして、新ヒロインに『L・DK』や『醒めながら見る夢』などの石橋杏奈を迎えたホラー。出来心でつい開けてしまったラブレターと未解決ストーカー殺人事件のつながりが、ヒロインを恐怖のどん底に突き落とす。石橋のほかに、足立梨花、佐津川愛美、白石隼也、前田公輝らが共演。
トリハダ 劇場版2 映画批評・評価・考察
トリハダ -劇場版2-
脚本:30点
演技・演出:15点
撮影・美術:15点
編集:8点
音響・音楽:7点
合計75点
前作からキャストが続演してる事もあり、マンネリ化を感じるものの、作品全体としては良くできていてるし、面白い映画だと思う。ただ残念なのは犯人の正体でこれはかなりツッコミどころが多く、もったいない事をしたなぁ~と思う。オムニバス形式になっているものの、ベースストーリーがあるため、一度見終えた後に、もう一度見たくなる。演出も上手いなぁと思えるシーンが多くあり良くできたホラードラマだった。
トリハダ 劇場版2 あらすじ
プロローグ
第一話「所有の不確かさが招く悪夢の結末」
雨の日、コンビニの傘立てから他人のものを持ってきてしまった女性。
罪悪感を覚え、次の日には自分のビニール傘と交換するのだが。
第二話「思いつきの遊戯と不条理な愛着」
ラブホテルに入ったカップルが、興味本位から無料のコスプレを頼むことに。
しかしフロントの男性からしつこく電話が掛かってくるようになる。
第三話「執着の真意と末路の現実」
深夜のコインランドリーにやってきた男性のスマートフォンに、公衆電話からの着信が入る。
電話に出ると“早く洗濯を終わらせて”という女性の声が。
そして、外の公衆電話には不気味な女性の姿があった。
第四話「憎悪の応酬と紙一重の勝利者」
女子高生が、屋上で友達の悪口を話していた。
すると悪口を言った相手が出てきて、彼氏の浮気も引き金となり衝動的に突き落としてしまう。
残された2人は、どちらが責任を取るかでもみ合いになる。
第五話「負け組の嫉妬と共通の思惑」
2人のキャバクラ譲は、送り迎えをするドライバーが中年男性に変わった。
不気味な中年男性に苛立ち、逃げるように自宅に帰った売れっ子キャバクラ譲だったが。
第六話「軽微な出来心に忍び寄る悪意」
行きつけの洋食屋で、忘れ物のスマートフォンを手にすることになった男性。
美人だという持ち主の女性のスマートフォンを開くと、“クロ男”という相手から異様な数の連絡が入っていた。
そして彼は翌朝、持ち主の女性と“クロ男”の正体を知ることになる。
トリハダ 劇場版2 スタッフ
監督:三木康一郎
エグゼクティブプロデューサー:津嶋敬介,原口陽平
製作: 堀義貴,藤本款
プロデューサー:小坂智尚
脚本:三木康一郎,ブラジリィー・アン・山田,八代丈寛,松本哲也
撮影:榎本正使
特殊メイク:松岡象一郎
美術:村上輝彦
ヘアメイク:有路涼子
照明:尾畑弘昌
録音:野口京治
助監督:江利川深夜
配給:クロックワークス
トリハダ 劇場版2 キャスト
石橋杏奈
足立梨花
入来茉里
佐津川愛美
前田公輝
優希美青
大島麻衣
白石隼也
笹野鈴々音