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ディープ・ブルー|海上のハイテク研究所を舞台に、高度な知能を持ったサメとその研究所に閉じ込められた人々の死闘を描く。

ディープ・ブルー 映画
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ディープ・ブルーは、1999年公開のアメリカ合衆国の映画。海上のハイテク研究所を舞台に、高度な知能を持ったサメとその研究所に閉じ込められた人々の死闘を描いたアクション・サスペンス。ヒットメーカー、レニー・ハーリンが生み出した海洋生物サバイバル・アクション映画。本作は興行的に大成功し、後にシリーズ化され、『ディープ・ブルー2』『ディープ・ブルー3』が製作されている。

ディープ・ブルー 映画批評・評価・考察


ディープ・ブルー(原題: Deep Blue Sea)

脚本:30点
演技・演出:16点
撮影・美術:15点
編集:9点
音響・音楽:7点
合計77点

アクション映画を得意とするレニー・ハーリン監督作の今作品もテンポが良くスリリングな展開油断すると驚かされる演出が多数ありどれも記憶に残るシーンとなっている。
この映画は、そもそもなぜ?サメを使ってアルツハイマー病の研究をするのか、なぜ?大規模な海洋の地下施設なのかが良く分からないが、サメ映画を撮るためにかなり強引な脚本を考えたものだと感心してしまう。
サメ映画ベスト10があるなら今作品は、ベスト10以内には必ず入る作品で娯楽性の高い面白い映画なのは間違いない。

※本作品で登場したアオザメは宇宙航空技術を使ったアニマトロニクスのロボットとCG合成によって作られており、サメがズームアップされたり登場人物が直にサメを触れるシーン等ではロボットを、サメが素早く動くシーンや人を捕食するシーンなどではCGで再現されている。ロボットサメの馬力は凄まじく、暴走して接触した場合は時速80kmの4tトラックに激突するほどの衝撃を受けることになると言われていた。

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ディープ・ブルー あらすじ(ネタバレ)

太平洋上の元アメリカ海軍の潜水艦補給所を改造して建設された医学研究施設アクアティカ。そこでアルツハイマー病の研究を行なっていた科学者のスーザンは、施設で飼育されているアオザメの脳細胞を利用したアルツハイマー病の治療薬を開発していた。しかしある時、飼育されていた第1世代のサメ1頭がアクアティカから脱走し、同施設の近くでクルージングを楽しんでいた若者4名を乗せたヨットを襲撃するという事故が発生した。アクアティカの”サメの番人”であるカーターがサメを捕獲することでどうにか事態を収拾したが、この事故はメディアで大きく報じられることとなり、アクアティカを所有するキマイラ製薬社長のラッセルはこの事態を重く見て、多額の研究費用の投資差し止めと施設の全面閉鎖とをスーザンに宣告するが、スーザンはこれに反発し、研究がほぼ完成段階にある事を証明するためにラッセルをアクアティカに招いた。そこには第1世代のつがいと、つがいとの間に生まれた第2世代の雌の3頭が、施設を中心とするチタン合金製の頑丈な金網で囲まれた大型水槽で飼育されていた。

ラッセルがアクアティカを訪れた翌日の夜、最終実験のためにカーターが第2世代のサメに麻酔を掛けて搬送。ラッセルの見守る中、スーザンの全体指揮の下でサメの脳から脳細胞を抽出されプロトタイプの試薬が完成した。早速アルツハイマー患者から摘出した脳で治験を実施したところ、予想以上の脳の活性化に成功する。皆が歓喜に湧く中、ジムがサメを褒めに向かったところ、麻酔が効いて睡眠状態にあったはずのサメが突如動き出し、ジムの右腕を食いちぎった。すぐさまカーターがショットガンでサメを殺そうとするも、スーザンがこれを制止し、サメを水槽に戻すという行動をとった。サメを逃がすという暴挙に出たスーザンにカーターは怒りを露わにしながら救助ヘリを要請する。

嵐の吹き荒れる中、ジムを担架に載せて、到着した救助ヘリへと引き上げようとするが、担架を吊り上げていたワイヤーの電動ウィンチが突如故障して、急激な逆回転を起こし、ジムは担架に固定されたままサメのいる水中に落ちてしまった。施設の通信室にいた通信係のブレンダはこの様子を見て、直ちにヘリの機体を上昇させて担架を水から引き上げるよう指示を送るが、その最中にサメがジムの担架を咥えてヘリを施設に向けて引きずっていった。成す術のないままヘリは施設に激突し大爆発、通信室も巻き込まれ、ブレンダもろとも吹き飛ばした。その直後、爆発で飛び散ったヘリの残骸が主電源装置に接触し、駐機していたラッセルの飛行機も巻き込みながら爆発炎上し、施設全体のシステムが完全にダウンしてしまった。
未だ状況を把握できずにいるカーターらに追い打ちを掛けるかのように、第2世代のサメがジムを固定した担架を実験室のガラスに勢いよく叩き付けた。ひびの入ったガラスは水圧で瞬く間に割れ、大量の海水が一気に実験室へと流れ込んだ。

フロアを移って辛くも浸水から逃げ延び、状況把握をする中でラッセルがスーザンにサメに何をしたのかを問い詰めると、研究中止を恐れたスーザンがジムと結託して、ハーバード盟約を破り遺伝子操作でサメの脳内のたんぱく質を増やし、サメが人間並み又はそれ以上の知能を得たことが判明する。また、システムダウンにより救難信号さえ出せなくなったアクアティカは海に佇む牢獄と化していた。

ディープ・ブルー スタッフ

監督:レニー・ハーリン
脚本:ダンカン・ケネディ,ウェイン・パワーズ,ドナ・パワーズ
製作:アキヴァ・ゴールズマン,ロバート・コスバーグ,アラン・リッチー
製作総指揮:ブルース・バーマン,ダンカン・ヘンダーソン
音楽:トレヴァー・ラビン
撮影:スティーヴン・F・ウィンドン
編集:ダラス・プエット,フランク・J・ユリオステ
製作会社:ヴィレッジ・ロードショー・ピクチャーズ
配給:ワーナー・ブラザース

ディープ・ブルー キャスト

スーザン:サフロン・バロウズ
カーター:トーマス・ジェーン
プリーチャー:LL・クール・J
ラッセル:サミュエル・L・ジャクソン
ジャニス:ジャクリーン・マッケンジー
スコギンズ:マイケル・ラパポート
ジム:ステラン・スカルスガルド
ブレンダ:アイダ・タートゥーロ
ヘリのパイロット:ダニエル・レイ
ヘリのパイロット:ヴァレント・ロドリゲス
ボートの女:エリン・バートレット
ボートの女:サブリナ・ヘーリンクス
ボートの男:イール・ポデル
ケヴィン:ダン・ティール
キマイラ製薬重役:ロニー・コックス

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