タイムアクセル12:01は、1993年公開のアメリカ合衆国のテレビ映画。原作はアメリカの作家リチャードA.ルポフによる短編小説「12:01 PM」。この映画の製作前である1990年にロボコップの悪役クラレンスで有名なカートウッド・ラーソン・スミス主演で短編映画が製作されています。12:01になると同じ一日を何度も繰り返すタイムループ・サスペンス。監督は、『ヒドゥン』のジャック・ショルダー。
タイムアクセル12:01 映画批評・評価・考察
タイムアクセル12:01(原題:12:01)
脚本:36点
演技・演出:17点
撮影・美術:15点
編集:9点
音響・音楽:7点
合計84点
この映画の影響を受けている作品が、公開後以降の多くの作品に見受けられる。
タイムループ系映画のパイオニア的作品。
主人公がタイムループによって、学習していく事や恋愛対象の女性の心を掴んでいくのはこの作品が元。B級映画にも関わらず、キャストが豪華なのは監督と脚本が良かったからに違いない。
『ヒドゥン』と今作が代表作になったジャック・ショルダー監督。
『バーニーズ』のジョナサン・シルヴァーマン、『スーパーガール』『摩天楼はバラ色に』のヘレン・スレイター、名優として名高いマーティン・ランドーが出演していて、SFとコメディと恋愛のエッセンスがうまく調和できています。
タイムアクセル12:01 あらすじ
粒子移動装置とやらの試験操作にたまたま居合わせたお蔭で、同じ一日を何度も繰り返さなきゃならなくなった科学研究所のうだつの上がらぬ助手(演:ジョナサン・シルバーマン)が主人公。彼は、想いを寄せる優秀な女研究員(演:ヘレン・スレイター)が研究をめぐる陰謀に巻き込まれ、射殺される光景を毎日目撃する。それが昼休みに入った直後の12時01分というワケでこの題名となっている。毎日彼女に近づいて危険を伝え、ようやく自分の状態を理解させた彼は、彼女とともに、闇の組織の研究の悪利用を阻止せんと立ち上がる。
タイムアクセル12:01 スタッフ
監督:ジャック・ショルダー
脚本:ジョナサン・ヒープ,フィリップ・モートン
原作:リチャード・ルポフ
撮影:アンゲル・デッカ
音楽:ピーター・ロジャース・メルニック
タイムアクセル12:01 キャスト
バリー・トーマス:ジョナサン・シルヴァーマン
リサ・フレデリクス:ヘレン・スレイター
タディウス・モクスリー博士:マーティン・ランドー
ロバート・デンク博士:ニコラス・サロヴィ
アン・ジャクソン:ロビン・バートレット
ハワード・リクター:ジェレミー・ピヴェン
ジョアン・ゼボ:コンスタンス・マリー
クライヤー刑事:グレン・モーシャワー
ティベリウス・スコット博士:パクストン・ホワイトヘッド
ジャック・スパイス:マーク・クリストファー・ローレンス
暗殺者:フランク・コリソン
囚人:ダニー・トレホ