シングルスは、1992年公開のアメリカ合衆国の映画。2組のカップルの恋愛の行方と、その周囲の人々の人間模様を描く。キャメロン・クロウ監督・脚本。ブリジット・フォンダやマット・ディロンなどの若手スターが多数出演。1990 年代初頭のシアトルでのグランジムーヴメントで有名なミュージシャンが出演しています。
シングルス 映画批評・評価・考察
シングルス(原題:Singles)
脚本:35点
演技・演出:15点
撮影・美術:15点
編集:7点
音響・音楽:9点
合計81点
大ヒットしたシアトル・サウンドにのせて若者たちの恋の物語が展開する。
キャメロン・クロウが監督・脚本なだけあって演出やセリフが面白い。今やベテラン俳優たちのアイドル時代の作品になるが、後の作品で見せる演技の片りんが随所に見られる。
役者としてティム・バートンが出演していたり、ハンサムなエリック・ストルツがピエロ(顔塗り)で出演していたり、ビル・プルマンが美容整形の医者だったり、映画通ならどっかでこの人見たことある~って人が、ちょい役で沢山出ているので探し出す楽しみもある映画。
音楽も素晴らしくサントラも買いました。
シングルス あらすじ(ネタバレ)
ほとんどのキャラクターはアパートに住んでおり、その前に「Singles」(シングル ベッドルーム アパートメント)の賃貸用の看板が掲げられています。いくつかの章に分かれており、この映画は、2 人のカップルの岩だらけのロマンスと、その友人や仲間の愛の生活に焦点を当てています。
失恋したばかりで恋にこりごりと思っていたリンダ(キーラ・セジウィック)は、ライブハウスでスーパー・トレイン超特急の設計を夢に抱く青年スティーヴ(キャンベル・スコット)に出会う。スティーヴと同じ独身者専用のアパートに住むジャネット(ブリッジット・フォンダ)とクリフ(マット・ディロン)の仲も進行中。そして同じアパートの住人、ベイリーはいつも皆の恋の傍観者で、デビー(シーラ・ケリー)は恋人募集中という具合。スティーヴの熱意でリンダはデートの誘いに応じる。まだ失恋の傷が癒えない彼女は徐々に好意を寄せていく。一方クリフにつれなくされているジャネットは、その原因が自分の胸が小さいからだと思い豊胸手術を受けようとする。しかしそこで出会った医師ジェイミソン(ビル・プルマン)に今のままで十分だと教えられる。スティーヴとリンダはリンダの妊娠で愛を深め、結婚へと向かう。しかし、突然の交通事故でリンダは流産してしまう。悲しみのため彼女はアラスカへと旅立つ。ひと月後、リンダは帰ってくるが、スティーヴは彼女の気持ちを思い今回は親友として付き合うことを申し出る。しかし、スティーヴのリンダを思う気持ちは親友としては収まりきれず愛を募らせる。そんなスティーヴに夢の超特急の計画が白紙に戻されたとのニュースが入り、彼は失意のどん底へと落ちる。季節が変わり、アパートの住人デビーはついに理想の彼氏とめぐり逢い、クリフをふったジャネットは学校に専念、ふられた方のクリフはアパートを出ていった。部屋にこもりきりのスティーヴのところには、愛するリンダが訪ねてきてくれたのであった。
シングルス スタッフ
監督:キャメロン・クロウ
脚本:キャメロン・クロウ
製作:キャメロン・クロウ,リチャード・ハシモト
製作総指揮:アート・リンソン
音楽:ポール・ウェスターバーグ
撮影:タク・フジモト,ウエリ・スタイガー
編集:リチャード・チュウ
製作会社:ワーナー・ブラザース
シングルス キャスト
ジャネット:ブリジット・フォンダ
リンダ:キーラ・セジウィック
スティーヴ:キャンベル・スコット
クリフ:マット・ディロン
デビー:シーラ・ケリー
デヴィッド:ジム・トゥルー=フロスト
ジェームソン:ビル・プルマン
アンディ:ジェームズ・レグロス
パム:アリー・ウォーカー
ジェイミー:ピーター・ホートン
ウェーバー:トム・スケリット
ダグ:ジェレミー・ピヴェン
パントマイム芸人:エリック・ストルツ
キスする男:ポール・ジアマッティ
ブライアン:ティム・バートン