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オーディション|キリキリキリ……恐いでしょう? キリキリキリ……痛いでしょう?|村上龍の同名小説を石橋凌主演で三池崇史が映画化

オーディション
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オーディションは、1999年公開の日本映画。日本での公開は2000年。映画のオーディションにやってきた女性の中から再婚相手を探そうとする中年男性が体験する恐怖を描いたサイコホラー映画。月刊誌「PENTHOUSE JAPAN」に連載された村上龍の同名小説を石橋凌主演で三池崇史が映画化した。

オーディション 映画批評・評価・考察


オーディション(英題:Audition)

脚本:30点
演技・演出:18点
撮影・美術:16点
編集:8点
音響・音楽:7点
合計79点

世界の三池を確立した作品にして、ひどく痛い作品。

前半は眠たくなるほど、淡々とストーリーが進み、後半は怒涛の痛い痛い痛すぎる演出が続く
その苦痛を感じるほどの痛い演出は、国内外を問わず後のスプラッター映画に大きな影響を与えています。石橋凌や石橋蓮司の演技も素晴らしい。

 2000年 第29回ロッテルダム国際映画祭 国際批評家連盟賞/オランダジャーナリズム連盟賞。映画祭の上映では記録的な人数の途中退出者を出し、映画を観た一人の女性客が三池に「悪魔!」と激怒して詰め寄ったという一幕があありました。
米国TIME誌が2007年に「ホラー映画トップ25」を発表し、邦画では唯一『オーディション』が選ばれています。米国のケーブルテレビ局BravoはTV番組『The 100 Scariest Movie Moments』で「オーディション」を11位に選び、またイギリスの映画雑誌Total Filmは「ホラー映画オールタイムベスト50」で「オーディション」を29位に選んでいます。

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オーディション あらすじ(ネタバレ)

7年前に妻を亡くし、ひとり息子の重彦を男手ひとつで育ててきた、ビデオ制作会社の社長・青山重治。ある日、重彦から再婚を勧められた彼は、友人である映像プロデューサーの吉川に相談を持ちかける。彼の話に興味を示した吉川は、現在進められている映画の主演女優のオーディションにやってきた女性の中から青山に合った再婚相手を探そうと言い出し、早速オーディションが開始された。初めはあまり乗り気ではない青山であったが、彼は24歳の山崎麻美という女性に惹きつけられ、何度かデートを重ねていくうちに、すっかり彼女の虜となってしまう。そんな彼の気持ちに応えるように、麻美もまた彼を愛するようになっていった。「私だけを愛して」そう囁く麻美に頷く青山。だが、吉川は彼女の身元が明らかでないことに不安を感じていた。そんな矢先、麻美が失踪してしまう。そして、その頃から青山も幻覚に悩まされるようになる。現実か幻覚か判断のつかぬ世界の中で麻美と再会した青山は、彼女の不幸な生い立ちを聞かされる。両親の離婚、預けられた伯父夫婦による虐待……。そして、麻美は遂に彼女流の愛情表現を青山に示すのだった。運動機能だけを奪う特殊な注射をして、動かなくなった彼の体に次々に針を刺し、挙げ句の果てに足首を切断する麻美。今までにも、彼女は伯父やレコード会社のプロデューサーを同じように「愛して」きたのだ。だが、偶然帰ってきた重彦によって麻美は殺され、青山は命を救われる。

オーディション スタッフ

監督:三池崇史
製作総指揮:横浜豊行
製作:福島聡司,陶山明美
原作:村上龍
脚色:天願大介
企画:遠藤淳一
撮影:山本英夫
音楽:遠藤浩二
主題曲:ELIEPARK
美術:尾関龍生
編集:島村泰司
衣装:熊谷友江
録音:中村淳
照明:小野晃

オーディション キャスト

青山重治:石橋凌
山崎麻美:椎名英姫
青山重彦:沢木哲
吉川泰久:國村隼
車椅子の老人:石橋蓮司
青山良子:松田美由紀
リエ:根岸季衣
芝田:大杉漣
酒場のマスター:斉木しげる
ディレクター:光石研
柳田美千代:広岡由里子
テレビ局のプロデューサー:小日向文世
高木美鈴:中村美里
少年時代の重彦:有馬優人
少女時代の麻美:泉綾香
ホテルのフロント:棚橋ナッツ
FMのナレーター:橘貴美子
医師:遠藤たつお
看護婦:神道寺こしお
バーテン:津田寛治
ギャング:パティー

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