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エイリアン2|ジェームズ・キャメロン監督が、無数に繁殖したエイリアンと未来兵器に身を固めた兵士との戦いを描くSFアクションホラー

映画 エイリアン2
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エイリアン2は、1986年公開のアメリカ合衆国の映画。SFホラーとして制作された前作『エイリアン』から作風を一変し、当時『ターミネーター』で一躍名を馳せたキャメロンを脚本・監督に迎え、原題通り無数に繁殖したエイリアンと未来兵器に身を固めた兵士との戦いを描くアクション映画として製作された。
※1986年のアカデミー賞では視覚効果賞、音響効果編集賞を受賞。
※2009年にイギリスのエンパイア誌が「史上最高の続編映画」を発表し本作が1位となった。また全米でも一般人を対象にした同様のアンケートが行われた際も、1位に選ばれている。

エイリアン2 映画批評・評価・考察


エイリアン2(原題:Aliens)

脚本:38点
演技・演出:18点
撮影・美術:18点
編集:9点
音響・音楽:8点
合計91点

原題:Aliens(エイリアンズ)なので、エイリアン2という続編を意識して製作されたものではなく、第一作を超えるべく、キャメロン監督の並々ならぬ意欲的な作品として見れます。

時が流れても全く古さを感じないSF映画はそうそう生まれていないことからも今作も含めていかにエイリアンシリーズが凄い作品なのかと感じずにはいられません。

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エイリアン2 あらすじ(ネタバレ)

《序盤 惑星LV-426へ向かうまで》ノストロモ号の惨劇からの唯一の生存者、エレン・リプリーの乗った脱出艇は、地球周回軌道付近の宙域で発見・救助される。病院で長期間の冷凍睡眠から目覚めたリプリーは、ウェイランド・ユタニ社の社員バークから、57年間も宇宙を漂っていた事、そして当時11歳になろうとしていた娘アマンダがつい最近、自分より先に年老いて他界した事を告げられる。会社の査問会ではノストロモ号を爆破した責任を問われ、エイリアンとの遭遇については証拠不足でその存在自体を誰も信じなかった。実はノストロモ号が着陸した小惑星(LV-426)は今やテラフォーミングの対象となり、すでに多くの入植者たちが居住しているのだ。リプリーは精神異常を疑われ、航海士としての資格も剥奪されてしまう。その後リプリーは倉庫で作業員として働くことになったが、チェストバスターが自分の胸を突き破る悪夢に毎晩うなされる。やがてLV-426からの連絡が途絶え、入植民157人が消息を絶った。調査のため植民地海兵隊が派遣されることとなり、リプリーには航海士の資格の再付与を条件に戦略アドバイザーとしてバークと共に同行して欲しいと持ちかけられる。当初は断ったリプリーだったが、毎晩繰り返される悪夢に、己のトラウマに決着を付けるべく同行を決意する。海兵隊の宇宙戦艦スラコ号に同乗し海兵隊員達と共にLV-426に向かうリプリー。航行中、乗組員のビショップがアンドロイドだと知り、前作でのアッシュとの軋轢を思い出し露骨な不快感を示す。海兵隊員との作戦会議の際、エイリアンの危険性を必死に隊員達に訴えるリプリーだが、この時点ではほとんどの隊員がさほど危機感を感じておらず、冗談混じりに茶化すばかりであった。

《LV-426への到着 エイリアンとの初戦闘まで》一同は降下艇でLV-426に降着。地表に降り立ち装甲兵員輸送車(APC)でコロニーの施設へと潜入する。そこには奇妙に破壊された廃墟と入植者たちの残した抵抗の痕跡があったが、施設は無人だった。次の施設に移動すると、医務室の大型実験用カプセルに数体のフェイスハガーが保存されており、2匹はまだ生きている。入植者達がエイリアンと接触していた事がこれではっきりした。さらに1人の少女を発見し保護する。ニュートと名乗る少女は、通風管の中を逃げ回りただ1人生き延びていたのであった。コロニーの見取り図を調べていた海兵隊員は、惑星大気改造用の環境システム施設内に多数の生命体反応を探知し、APCで進入する。しかし、そこはすでに無数のエイリアンたちの巣窟と化していた。エイリアンの繭にされた入植者達が大勢捕らわれており、中にはまだ意識のある者もいたが、もう救う事は出来ない段階であった。エイリアンの大群に囲まれて奇襲を受け、発砲を禁じられた隊員達は次々と犠牲となっていく。現場は大混乱し、APCで指揮を執っていたゴーマンはパニックで硬直する始末。リプリーはゴーマンの制止を振り切り、強引にAPCを運転し隊員達の救助に向かうと、辛うじて撤退して来た生存者達を乗せて、エイリアンの巣窟からどうにか脱出する。現場からの撤退に成功した隊員はヒックス、ハドソン、バスクエスの3名だけであった。的確な指揮を執れず被害を拡大させたゴーマン中尉にバスクエスは激怒。そのゴーマンが脳震盪で気絶中だったため、指揮権を引き継いだヒックス伍長の決断で降下艇に連絡し、スラコ号への撤退と核攻撃によるエイリアン殲滅が決定するが、降下艇内にもすでに地上からエイリアンが潜入しており、それに気づかず離陸したパイロットたちは殺害され降下艇は墜落、スラコ号への帰還手段は失なわれてしまう。

《LV-426基地内での籠城 バークの企み》彼らは残った武器を集め、コロニーの司令室内にバリケードを築き、通路内にセントリーガンを設置し篭城する。そこへビショップから更に悪い知らせが来る。墜落した降下艇の爆発で、環境システム施設の電気系統に障害が発生し、核融合炉の冷却システムが停止したため、4時間後に大爆発することが判明する。唯一の手段は、スラコ号から予備の降下艇を遠隔操作で誘導し脱出することで、唯一降下艇を遠隔操作できるビショップが1人パイプ内を移動して通信施設へと向かう。その間、セントリーガンでエイリアンの大群の撃退に成功した一同はひと時の休息を得ると、リプリーはニュートに寄り添い仮眠を取るが、実験用カプセルから出てきたフェイスハガーの襲撃を受けてしまう。枕元に置いたはずの銃が隣の部屋に移動されている事から、彼女はこれが人為的な状況だと悟ると、火災報知機を利用して助けを呼び、駆け付けたハドソンらがフェイスハガーを撃退。2人が襲われたのはエイリアンを持ち帰ろうとするバークの企てであり、意見が対立したリプリーをニュートもろともフェイスハガーに襲わせ、エイリアンを寄生させようとしたのだった。この外道な企みに一同は激怒し、ヒックスはバークを処刑しようとまでするが、まさにそのさなか、突然電源が切られ天井裏から忍び込んできたエイリアンたちが大挙して襲撃して来た。

《コロニー内での戦闘 スラコ号への脱出》まずハドソンが犠牲となり、どうにか医務室に退避しようとする一同だが、バークが1人で先に医務室に立て篭り鍵を閉めてしまう。しかしバークが逃げ込んだ先にもエイリアンが入り込んでおり、バークも餌食になる。行き場を失ったリプリーたちは、ニュートの案内で通風管の中を伝って必死に逃げる。バスクエスは殿(しんがり)で迎撃するが、近距離でエイリアンを撃ったために強酸の返り血を浴びて動けなくなる。救出に戻って来たゴーマンの拳銃も弾が尽き、狭い通風管の中で前後をエイリアンに挟まれると、追い詰められた2人は手榴弾で自爆を遂げる。その爆風でニュートがダストシュートに落ちはぐれてしまい、あらかじめニュートに渡していた発信器を頼りに救出に向かうリプリーとヒックスだが、わずかに間に合わずニュートはエイリアンに拉致されてしまう。さらにヒックスも負傷。リプリーとヒックスはビショップが遠隔操作で誘導した降下艇に乗り込むが、リプリーは自分が戻るまで脱出しないようビショップに言付け、自ら武器を取りニュートを助け出すために単身エイリアンの巣窟へと引き返す。そこで繭にされていたニュートを寄生される直前に救出するが、辺りを見るとそこには大量のエイリアンの卵があり、なおも卵を産み続ける巨大なエイリアン・クイーンが居た。リプリーは火炎放射器や手榴弾で無数の卵を破壊すると、クイーンがこれに激怒し、産卵管を切り離し襲い掛かってくる。大気改造システムの大爆発が迫る中、辛くも降下艇に逃げ込んだリプリーたちは、LV-426から脱出し軌道上のスラコ号に帰還すると、初めはビショップを嫌悪していたリプリーは彼に感謝の言葉を述べた。

《クイーンとの対決 エンディング》しかし、クイーンもまたスラコ号に潜入していた。ビショップの体を真っ二つに切り裂き、ニュートにも襲いかかる。リプリーはパワーローダーを操ってクイーンと対峙し、スラコ号のエアロックから宇宙空間に放逐する事に成功する。ニュートはリプリーを「ママ」と呼び抱き合う。その後生存者一同は冷凍睡眠に入った。

エイリアン2 スタッフ

監督:ジェームズ・キャメロン
製作:ゲイル・アン・ハード
製作総指揮:ゴードン・キャロル,デヴィッド・ガイラー,ウォルター・ヒル
脚本:ジェームズ・キャメロン
撮影:エイドリアン・ビドル
美術:ピーター・ラモント
編集:レイ・ラヴジョイ
音楽:ジェームズ・ホーナー
提供:20世紀フォックス,ブランディワインプロダクションズリミテッド,SLMエンターテインメントリミテッド

エイリアン2 キャスト

リプリーシガニー・ウィーバー
ノストロモ号唯一の生存者。ハイパースリープ中に地球を通り過ぎてしまったことが原因で長期に及ぶ漂流を強いられ、娘のアマンダ・リプリーとは再会することなく死別、2等航海士の資格を無期限停止にされた後はパワーローダーの2級免許を取得し、倉庫での荷役作業で生計を立てていた。LV-426の植民地との連絡が付かなくなったことを知り、一度は調査への同行を拒否するものの、前作の悲劇によって刻み込まれたトラウマと向き合うため、再びエイリアンとの戦いに身を投じることになる。リプリーがノストロモ号から連れてきた猫のジョーンズも共に生還し、彼女とアパートで暮らしていたが、LV-426に向かう際に別れて以降は登場しない。

ニュートキャリー・ヘン
開拓団唯一の生き残りの少女。本名はレベッカ・ジョーダン(Rebecca Jorden)。ニュートとはイモリを意味するあだ名で、本名は兄のティモシーしか使わない。最初はエイリアンに襲われた恐怖から心を閉ざし、諦めていたが、リプリーとは交流を通じて親子のような情で結ばれ、実際にリプリーを「ママ」と呼んで慕うほどとなる。年齢の割に大人びたところがあり、海兵隊が守ってくれると言われても「どうせみんな殺されちゃう」と発言したり、「ケイシー(人形)はただのプラスチックだから夢を見ない」と言っている。

ビショップランス・ヘンリクセン
医務担当アンドロイド。APCの運転も担当し、また降下艇の操縦資格も持つ。当初は前作でアンドロイドのアッシュが事件の一端を担っていたことからリプリーに嫌悪されるが、アッシュの凶行は古い型の不具合によるものであり、最新型である自分は行動抑制装置により人間を攻撃する事は出来ないので、何ら問題ないと説明する。人間ではないが恐怖心はあると語っている。「ロボット」と呼ばれることを好まず、「シンセティック(合成人間)」と自称している。ナイフを使った曲芸が得意で、劇中でハドソンの手に自分の手を重ねて人間離れした速さで行っていた。この時に珍しく手を傷付け、白い血液をリプリーに見られアンドロイドだと発覚する。エイリアンクイーンとの死闘を終えた後、リプリーに対し「人間にしては上出来だ」と賛辞を送る。

ヒックスマイケル・ビーン
伍長。小隊では第二分隊の分隊長(メンバーはドレイクとフロストとディートリック)。危険な戦地に赴く降下艇の中で眠りこけたり、(この時代から見れば)時代錯誤なモデルのショットガンに愛着を持っているなど、一見稚拙な性格に見えるが仲間からの信頼は厚く、部隊の指揮を委任された後は強いリーダーシップを見せ、リプリーら生存者達に頼られる存在になる。彼女とは絆が芽生えたようで、パルスライフルの操作方法を教えたり、互いにファーストネームで呼び合ったりするようになる。エイリアンを撃ち倒した際に強酸の血液を浴びて負傷するが、海兵隊の中で唯一生還する。

ハドソンビル・パクストン
上等兵・特技兵。隊のムードメーカーだがお調子者で、ゴーマン中尉に対しても皮肉を言うトラブルメーカー。出撃前はエイリアンの存在を信じておらず常に余裕で威勢もよかったが、エイリアンの大群に襲われてからは勝てるわけがないと弱気になり、リプリーに叱咤される。その後は落ち着きを取り戻し、コロニー施設のコンピューターを操作して見取り図を探し出すなど活躍。バリケードを突破してエイリアンの大群が押し寄せてきた際には、バスクエスに劣らぬ勇猛さを見せてエイリアンに立ち向かうが、床下ダクトから現れたエイリアンに引きずり込まれ、行方不明となる。本人曰くあと4週間で除隊だった。

バスクエスジェニット・ゴールドスタイン
上等兵・狙撃手。女性ながら筋肉質の立派な体格を持ち、大型武器の扱いを任されている。勝気な性格だが、仲間を思う気持ちは強い。ドレイクとは仲が良い一方、ゴーマンのことを快く思っていない。核融合炉に近い場所のためにゴーマンから重火器の発砲を禁止されるが、ドレイクと共に命令を無視してこっそりとスマートガンのバッテリーをエイポーンに見えないように渡して隠し合い、一行がエイリアンに襲われたときスマートガンでエイリアンと戦う。死角からドレイクに襲い掛かったエイリアンをスマートガンで撃ち倒すが、その返り血の強酸を浴びてドレイクは死亡。装甲車でエイリアンの巣から逃れた際には、海兵隊壊滅の一因となったゴーマンを責め、彼を殺そうとするも、ヒックスに制止される。エイリアンの襲撃からダクトに逃げ込む場面では、自発的に最も危険な殿を務めるなど高い士気を見せた。しかしそのダクトにて至近距離でエイリアンを撃ったために返り血を浴びて足を負傷し、身動きができなくなる。助けに来たゴーマンの勇気を見直し、共に手を取り合いながら手榴弾でエイリアンを道連れに自爆する。

ゴーマンウィリアム・ホープ
中尉・作戦指揮官。派遣部隊の中では唯一の士官だが、机上でのシミュレーションばかりで実戦経験に乏しく、降下艇を使用した実戦経験はそれまでわずか1回という新米将校である。そのため、リプリーや前線部隊員達からは頼りない上官として危惧されたり揶揄される等、エイリアンと遭遇する前からあまり良く思われていなかった。作戦中は終始APCにて待機し無線で司令を行っていたが、現場がエイリアンの襲撃を受けると動揺して対応できず、適切な指揮が取れなくなり、被害を広めてしまった事で、バスクエスらの強い怒りを買う。更に環境システム施設からの脱出時、頭部を負傷して意識不明となり指揮不能に陥る。結果的にヒックスに指揮権を委ねる形となってしまったが、植民地からの脱出の際には、自らも拳銃を手にとってエイリアンに立ち向かい、負傷したバスクエスを救助に向かう勇気を示す。しかしエイリアンの挟み撃ちに遭い、拳銃の弾丸を打ち尽くすと、覚悟を決めたバスクエスと共に自爆した。

ドレイクマーク・ロルストン
二等兵・機関銃手。自身と仲が良いバスクエスほどではないがゴーマンを良く思っていない。それでも任務中はゴーマンへの状況報告はきちんと行う等の良識は持ち合わせている。核融合炉に近い場所でゴーマンから重火器の発砲を禁止されるが、命令を無視し、バスクエスと共にスマートガンでエイリアンと戦う。核融合炉からの撤退の際には殿を務めており、弾切れを起こしたスマートガンを捨て火炎放射器で応戦していたが、死角からドレイクを襲おうとしたエイリアンを咄嗟にバスクエスが撃った際に飛び散った強酸の血液を全身に浴びて死亡。死に際に火炎放射器を暴発させた為にAPCに引火、火災を発生させた。

エイポーンアル・マシューズ
軍曹。前線部隊の部隊長と第一分隊の分隊長を兼任(メンバーはハドソン、バスクエス、ウィズボウスキー、クロウ)。部隊内の問題児達に手を焼いており、特にお調子者のハドソンに目をつけている。核融合炉付近の戦いで、指揮官であるゴーマンに指示を求めていた際にエイリアンに襲われ、行方不明になる。ヒックスらが核融合炉から脱出後にまだ生命反応があった事から、その場では殺されずに繭にされたと思われる。

フロストリッコ・ロス
二等兵・APC運転手。ゴーマンのことを良く思っていない。核融合炉近くでの戦いでは実弾使用を禁止された他の兵員達の弾薬を預かっていたが、エイリアンに捕らえられたディートリックが放った火炎放射器の炎を全身に浴び火だるまになって転落死した。更に彼が預かっていた弾薬に引火し爆発、巻き添えでウィズボウスキーが負傷、クロウが死亡する。

ディートリックシンシア・デイル・スコット
伍長・衛生兵。エイリアンに寄生された女性を発見するが、彼女は胸からチェストバスターが飛び出て死亡してしまう。その後、海兵隊員で最初にエイリアンに襲われる。その際、火炎放射器を暴発させてしまったことでフロスト、ウィズボウスキー、クロウが巻き添えを喰らい死傷する原因となった。ヒックスらが核融合炉から脱出後の段階でまだ生命反応があった事から、エイポーンと共に繭にされたものと思われる。

ウィズボウスキートレヴァー・スティードマン
二等兵。核融合炉付近での戦いで、フロストが預かっていた弾薬に引火して起こった爆発に巻き込まれ負傷。爆発直前に咄嗟にヒックスに引き寄せられた為に致命傷は避けられたが、身動きがとれなくなったところをエイリアンに襲われる。クロウの安否確認に向かっていたヒックスが彼の悲鳴に振り返るが既に姿はなかった事や、カメラ映像の乱れ具合からしてディートリックやエイポーン同様に連れ去られたと思われるが、2人とは違い生体反応がなかったことから、繭にされる前に殺されたものと思われる。彼がやられたのをきっかけに、バスクエスらは我慢できず発砲を禁止された重火器を乱射し始める。海兵隊員の中で断末魔を除いて唯一台詞がない。

クロウティップ・ティッピング
二等兵。核融合炉付近での戦いで、フロストが預かっていた弾薬に引火して爆発した際に最も弾薬の近くに居り、咄嗟に動くことができずに爆風の直撃を受け死亡。

フェッロコレット・ヒラー
伍長・降下艇機長。ヒックスからの撤収命令を受け、生存者達を救出に向かうが、すでに機内に潜り込んでいたエイリアンに背後より襲われ死亡。

スパンクマイヤーダニエル・カッシュ
二等兵・降下艇副操縦士。輜重兵も兼務しており、劇中ではフェイスハガーの死骸を解剖するビショップに必要機材を受け渡していた。核融合炉付近での戦闘の後、隊員達の救助に向かおうとした際に機内の異変に気付くも時既に遅く、離陸直後にエイリアンに殺害された(直接描写はなし)。

バークポール・ライザー
ウェイランド・ユタニ社社員で、救助されたリプリーの目付役。序盤は娘の消息を調べるなどリプリーに協力的な姿勢を示すが、本当の目的はエイリアンを持ち帰る社の極秘命令の遂行である。核融合炉付近での戦いの後、リプリーやヒックス達が惑星ごとエイリアンを殲滅させる方針を取り始めた事で、焦りを覚えると同時にその本性を露わにする様になる。やがて会社からの極秘命令の一件と、警戒態勢を敷かずに植民地の現地社員に異星人の遺棄船を調査するよう指示を出して間接的に植民地を壊滅に追いやった張本人である事が発覚。リプリーにその事を咎められると、サンプル確保と口封じとを兼ねてリプリーとニュートにエイリアンを寄生させ、ハイパースリープで生きたまま地球へ持ち帰る作戦に出るが失敗に終わる。この事で一同に糾弾されている最中にエイリアンの大集団の襲撃が始まり、自分だけ逃げ延びようとするがそこにもエイリアンが現れて、逃げる間もなく襲われた。未公開シーンではその後、繭にされ苦しんでいる状態でニュートを捜しに来たリプリーに発見され助けを請うが、自爆用にグレネードを手渡されそのまま置いていかれる

ヴァン・リューエンポール・マクスウェル
星間通商委員会委員長。ノストロモ号爆破の件でリプリーを査問会にかけた。彼女の証言に取り合わず、エイリアンの存在を頑なに否定、LV-426が入植地となっていると告げた。

アル・シンプソンマック・マクドナルド
LV-426の植民地のウェイランド・ユタニ社の駐在員。完全版のみ登場。

ライデッカーウィリアム・アームストロング
LV-426の植民地のウェイランド・ユタニ社の駐在員。アルの部下。完全版のみ登場。

救助隊リーダースチュアート・ミリガン
冒頭でリプリーの乗った脱出艇と休眠カプセルを発見し、生存を確認した。

ラス・ジョーダンジェイ・ベネディクト
ニュートの父。完全版のみ登場。一家で入植地の遠くにある異星人の遺棄船を探索中に、フェイスハガーに寄生されてしまい、娘のニュートを除く同惑星の住民が全滅する引き金を作る。

アン・ジョーダンホリー・デ・ジョン
ニュートの母。完全版のみ登場。夫と共に遺棄船を捜索し、夫がエイリアンに寄生されたため救援を求める。その後直接の描写はないが、エイリアンにより死亡したと思われる。

ティモシー・ジョーダンクリストファー・ヘン
ニュートの兄。完全版のみ登場。両親共々エイリアンにより死亡したと思われる。

エイリアン2 予告編・無料動画


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エイリアン 映画シリーズ

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