アウターマンは、2015年公開の日本映画。河崎実監督による、日本特撮界へのアンチテーゼを込めたパロディ作品である。史上最大の侵略!特撮ヒーローは悪魔だった!?「いかレスラー」「日本以外全部沈没」「地球防衛未亡人」の河崎実監督が特撮界のタブーに挑む!/日本バカ映画の巨匠・河崎実監督の笑って泣けるヒーロー映画が誕生!/特撮の歴史が、いま変わる!!
アウターマン 映画批評・評価・考察
アウターマン
脚本:29点
演技・演出:12点
撮影・美術:10点
編集:7点
音響・音楽:2点
合計60点
クソ映画と思いきや、脚本が練られていて、いかにも演技や演出がこの手のものらしい(特撮)ものだが、それも恐らく狙い通りで、ブラックユーモアがあって面白い。
主演の塩谷駿を筆頭に戦隊ものや仮面ライダー、ウルトラマンシリーズに出演していた俳優が登場し、マニア好みではあるが面白いサプライズではある。
松本人志監督の「大日本人」より、はるかにおもしろい。
アウターマン あらすじ
50年間人気を保ち続ける特撮番組『アウターマン』が放映されている世界。
かつて平成アウターマンシリーズで主演を務めた俳優・足立春夫(塩谷瞬)、吉野秀樹(古原靖久)、森脇幸一(戸塚純貴)は、アウターマンのイメージが強くなりすぎ俳優としては鳴かず飛ばず。サイン会やグッズの販売、ファンイベントで糊口を凌いでいた。
その頃日本各地を群発地震が襲い、立入禁止区域が拡大する事態に。時を同じくしてテレビ番組とそっくりの本物のアウターマンが出現。人類が驚嘆する中、防衛省は、これまた本物のシルビー星人・タルバ(Gero)を拘束していた。タルバは、番組と正反対にアウターマンこそが侵略宇宙人であり、地球をアウター星の環境にテラ・フォーミングするため、番組で50年間地球人を洗脳していたのだと語る。しかし、既に洗脳されている人類にも、ホームレス宇宙人であるシルビー星人にもアウターマンは到底倒せない。タルバの語る、アウターマンを倒す唯一の方法は、アウターマンに何の愛着もない足立、吉野、森脇とタルバが合体変身するというものだった。
アウターマン スタッフ
総合プロデューサー – 和田敦也
プロデューサー – 関谷和隆、河崎実
監督 – 河崎実
脚本 – 右田昌万、河崎実
撮影 – 井手口大騎ダグラス
照明 – 佐々木充
録音 – 河合正樹
音楽 – ツツミユウ
監督助手 – 雨宮真五
助監督 – (本編)近藤孔明、(特撮)小串遼太郎
編集 – 野呂智之、神部英夫
音響効果 – 清田伸雄
キャラクターデザイン – 丸山浩
タイトルロゴ – 加藤礼次朗、加藤博子
メイキング – 藤原邦彦、市川源
シルビー星人オープニング演出佐藤懐智
特撮 – 株式会社特撮研究所
製作 – 有限会社リバートップ
配給 – 株式会社アールツーエンターテインメント
アウターマン キャスト
足立春夫 – 塩谷瞬
吉野秀樹 – 古原靖久
森脇幸一 – 戸塚純貴
タルバ – Gero
青野美希 – 七海
青野 浩 – 福田徠冴
佐藤海朗 – 高橋浩二朗
渡部拓郎 – 鈴木秀人
原 彰夫- 生島勇輝
福山博士 – 筒井巧
大島幕僚長 – 真夏竜
林参謀 – 市川源
今井捜査官 – 北岡龍貴
千田捜査官 – 山崎雄介
枝正次郎 – 沖田駿一
井出杉亨 – きくち英一
山田敏太郎 – 山口敏太郎
ダニエル・ウィンダム – ダニエル・アギラル
池田現象 – 池田憲章
司会者 – 亀沢純一
アナウンサー – 塩野勝美
シルビー星人 – 金子起也
アウターマン – 和田三四郎
ナレーター – 木全直弘
特別出演 – 萩原佐代子、牧野美千子、時田優