おっぱいバレーは、2009年公開の日本映画。放送作家や脚本家として活躍する、水野宗徳による実話を基にした同名青春小説を『海猿』シリーズの羽住英一郎監督が映画化。中学校の弱小男子バレーボール部の部員たちが、顧問の女性教師から「試合に勝ったらおっぱいを見せる」という約束をとりつけ、勝利を目指して奮闘し成長していく様を描く。バレーボール監修には元全日本代表の大林素子が参加している。
おっぱいバレー 映画批評・評価・考察
おっぱいバレー
脚本:40点
演技・演出:20点
撮影・美術:20点
編集:10点
音響・音楽:10点
合計100点(満点)
タイトルとポスターから作品の本質が読めず、気にはなるけど見てなかった映画でした。これが予想に反して王道ジュブナイル映画で日本舞台だからこそ意味合いが伝わってくる笑いあり涙あり、感動ありの青春コメディで楽しむことができました。ちょうど僕ら世代(氷河期w)の中学の頃の話になると思います。なぜかエロ本があんなところにある、それを見つけてしまう嗅覚?エロに対し純情だったあの頃。思い出します。
この映画は、コメディ的な演出を世代の人間なら、そういうことあったなwと思える程度で描き、共感を得つつ少年たちの成長とひとりの教師の挫折と成長を描いてる点が素晴らしいところでもあります。配役も見事だと思えますし、高村光太郎『道程』のエピソードもあったあったと笑ってしまいました。あとあと気づくんですよねこの詩の素晴らしさって。
おっぱいバレー あらすじ
新任教師の寺嶋美香子は臨時教師として三ケ崎中学校に赴任してくる。しかし、この学校に赴任する前の学校である事件を起こし生徒からの信頼を失い、教師としての自信も失いかけていた。
新しい学校に赴任して心機一転、美香子は男子バレーボール部の顧問になる。しかし、部員はやる気がなく、バレーボールすらまともに触ったことがない部員ばかりで、女の子のことしか頭になく常にエッチな妄想にふけっていた。さらに周りからは「バカ部」呼ばわりされていた。
そんな部員達を奮起させようと美香子は「あなた達が頑張ってくれるなら先生なんでもする」と宣言。すると部員達は「試合に勝ったら先生のおっぱいを見せてください」と言い出す。美香子は最初は断るが、強引な成り行きで約束させられてしまう。
それから、部員達は今までとは打って変わって練習に励む。美香子も部員達の熱意に応え、失いかけていた自信も取り戻していくが、「おっぱいは見せたくない、でも試合に勝って生徒達に勝つ喜びを教えてあげたい」という複雑な思いを抱えていた。
やがて、試合を間近に控えた頃、「おっぱいの約束」が学校に知られて大問題となる。
おっぱいバレー スタッフ
原作:水野宗徳
監督:羽住英一郎
脚本:岡田惠和
脚本協力:西田征史
音楽:佐藤直紀
バレーボール指導:大林素子
撮影:西村博光(J.S.C)
照明:三善章誉
録音:柳屋文彦
美術:北谷岳之
編集:松尾浩
音響効果:大河原将
foley artist:中村佳央
タイトルロゴデザイン:小川紗知
ファイティングコーディネーター:佐々木修平
製作:堀越徹,阿部秀司,堀義貴,千葉龍平,上木則安,遠藤茂行,西垣慎一郎,平井文宏
エグゼクティブプロデューサー:奥田誠治,堀健一郎
Coエグゼクティブプロデューサー:菅沼直樹
プロデュース:堀部徹(ROBOT)
プロデューサー:藤村直人,明石直弓
Coプロデューサー:穀田正仁
企画協力:江上雅彦
制作プロダクション:ROBOT
配給:ワーナー・ブラザース映画,東映(共同配給)
製作 – 「おっぱいバレー」製作委員会(日本テレビ放送網、エイベックス・エンタテインメント、ROBOT、ワーナー・ブラザース映画、東映、ホリプロ、読売テレビ、バップ / 札幌テレビ放送、ミヤギテレビ、静岡第一テレビ、中京テレビ放送、広島テレビ放送、福岡放送)
おっぱいバレー キャスト
寺嶋 美香子(演:綾瀬はるか、中学時代:大後寿々花)
堀内 健次(演:青木崇高)
城 和樹(演:仲村トオル)
戸畑第三中学校男子バレー部
城 良樹(演:橘義尋)
平田 育夫(演:木村遼希)
江口 拓(演:恵隆一郎)
楠木 靖男(演:高橋賢人)
杉浦 健吾(演:本庄正季)
岩崎 耕平(演:吉原拓弥)
竜王中学男子バレー部コーチ(演:田口浩正)
原田幸次郎(演:小林勝也)
原田の妻(演:市毛良枝)
戸畑第三中学校の教頭(演:光石研)
中井(演:石田卓也)
樋口(演:福士誠治)
草間 理恵(演:小島藤子)
その他の出演者:三木敏彦,野田晋市,森下じんせい,福井未菜,斎藤リナ,原田実歩,衛藤直子,中西彩加,山元美佳,田原葵,山本真紀,深野加奈子,児嶋悠菜,宇野良佑,坂井悠起,山下真帆