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貞子3D|“S”の復活――『リング』シリーズ完全最新作! 日本映画史上、最強の3D。貞子、ついにテレビから飛び出す!

貞子3D
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貞子3Dは、2012年公開の日本映画。鈴木光司書き下ろし『エス』を原作とし、『リング』シリーズ完結後の約12年後に製作された。『リング』『らせん』『リング2』『リング0 バースデイ』に続く映画シリーズ第5作、そして映画版『らせん』の直接続編。シリーズ初の3D立体映画(3D/2D同時公開)。

ストーリーは『エス』の忠実な映画化ではなく、同作の登場人物や各種設定を応用して映画オリジナルの物語に再構築したもので、最大の違いは原作で間接的に登場するにすぎない山村貞子を、旧映画シリーズ同様に殺人モンスターとして登場させており、ジャンルとしては旧映画シリーズの系譜上にある作品となっています。

貞子3D 映画批評・評価・考察


貞子3D

脚本:20点
演技・演出:10点
撮影・美術:13点
編集:7点
音響・音楽:7点
合計57点

貞子がモンスター・クリーチャー化していて、じわじわ恐怖を感じさせられるものではなく、アトラクションのような怖さでびっくりさせられる演出となっています。ただ大味すぎる演出なので怖い?というより思わず笑ってしまってコメディかよっていうツッコミを入れたくなるネタ作品です。この作品は、貞子以上に石原さとみ演じる鮎川茜の能力が強いことがあり、恐怖心を表現するには無理があるんですが、いろいろなシチュエーションで飛び出す貞子を楽しむ映画と割り切って見ればまぁまぁ楽しめます。

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貞子3D あらすじ

主人公・鮎川茜が教師を務める女子高では、ニコニコ動画上で生放送されるという「呪いの動画」が噂になっていた。動画は、ある男が首を絞められる映像が流れ、最後に「お前じゃない」という声が聞こえ、それと共に閲覧者が死ぬというものだった。動画は放送後に削除されるも、今なおゲリラ的にウェブ上でアップロードされ続けているという。

その動画探しに熱中していた、茜の教え子の一人、典子は遂に動画の再生に成功するが、直後にマンションから転落死してしまった。典子の変死事件を担当した刑事の小磯と中村は、捜査の過程で「呪いの動画」の噂を聞きつける。やがて動画の閲覧直後に変死した人物が複数いることに気付いた小磯と中村は、動画を最初にアップロードした人物が柏田清司というアーティストであることを突き止める。

やがて、茜の教え子の一人で典子の友達だった理沙も動画のアクセスに成功し、閲覧に使ったパソコンから女性の怪物が出現するが、場に居合わせた茜の悲鳴でパソコンのディスプレイが破壊され、動画の女は「お前だ」という言葉を残して姿を消し、かろうじて難を逃れる。茜の悲鳴は超音波のような能力を持っており、その能力のせいで冷遇を受けてきたという過去があった。しかしこの一件で理沙は気が触れてしまい、茜の責任問題に発展してしまう。

茜は榎木から動画に関する情報を聞き、皆、一様に動画の最後に「お前じゃない」という言葉を聞いている事を知る。自分だけ「お前だ」と言われた茜は、他の人たちとの体験の違いに動揺する。

一方、茜の恋人の安藤孝則もまた「呪いの動画」の再生に成功してしまう。しかし今回も、動画に登場した謎の女は茜に対し「お前だ」と宣言する。孝則と茜はその場から逃げ出すが、街中のディスプレイから飛び出してきた謎の女によって、孝則は異世界へ引きずり込まれてしまう。

その頃、柏田の捜査を進めていた中村刑事が突然自殺してしまう。残された小磯は柏田を追い続け、遂に柏田が目指していたもの~「Sの復活」というキーワードに突き当たった。そして追跡過程で小磯は茜と知り合い、共に『S』が潜む場所を突き止め、向かうことになる。だがそこに現れたのは、逆四つ這いで這いまわる化け物の大群だった。

貞子3D スタッフ

原作:鈴木光司『エス』(角川書店刊)
監督:英勉
脚本:藤岡美暢,英勉
音楽:川井憲次
主題歌:シド「S」(Ki/oon Music)
エグゼクティブプロデューサー:井上伸一郎
企画:池田宏之
撮影:藤本信成
美術:原田恭明
照明:和田雄二
編集:阿部亙英 下田悠
録音:加来昭彦
整音:室薗剛
音響効果:柴崎憲治
衣装:宮本まさ江
製作:「貞子3D」製作委員会(角川書店,関西テレビ放送,東海テレビ放送,テレビ静岡,テレビ新広島,岡山放送)
制作:東北新社
特別協力:ニコニコ動画,ビックカメラ
配給:角川映画

貞子3D キャスト

鮎川茜(高校教師) – 石原さとみ
安藤孝則(茜の恋人) – 瀬戸康史
貞子 – 橋本愛
中村正彦(刑事) – 高橋努
榎木(孝則の同僚) – 染谷将太
北山理沙(茜の生徒) – 高良光莉
森崎典子(茜の生徒で被害者) – 喜多陽子
柏田清司(最初の動画配信) – 山本裕典
小磯勇吾(刑事) – 田山涼成
鮎川茜(少女時代) – 平祐奈

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