貞子(さだこ)は、2019年公開の日本映画。鈴木光司のベストセラー小説「リング」シリーズの一つ「タイド」を原作にしたホラー。記憶を失ってしまった少女と向き合う心理カウンセラーの女性が怪現象に見舞われる。『リング』で監督を務めた中田秀夫が再びメガホンを取り、恐怖の“原点”を描く。
貞子 映画批評・評価・考察
貞子
脚本:11点
演技・演出:7点
撮影・美術:13点
編集:6点
音響・音楽:6点
合計43点
もはや駄作王の中田秀夫監督という感じです。時代の取り入れ方にセンスを感じられないことや男性キャストの演出が良くないなと思えました。メインキャストの少女と池田エライザの演技は良いんですが、これを打ち消すほど男性キャストの演技が良くありませんでした。これなら若手監督に撮らせた方が良かったんじゃないかと思えるほど酷い演出です。映画の脚本というより、15分から30分くらいのホラードラマを引き延ばしたような構成で、途中で視聴を脱落しそうになりました。
貞子 あらすじ
心理カウンセラーである茉優(池田エライザ)の勤め先に、警察に保護された少女が入院してくる。記憶を失い名前も言えない彼女のカウンセリングにあたる茉優だが、周囲で奇怪な現象が頻発する。同じころ、茉優の弟で動画クリエイターの和真(清水尋也)は、アップロードした映像の再生回数が伸びないことに焦りを感じていた。そこで、死者5人を出した火災の起きた団地に侵入し、心霊動画を撮ろうとする。
貞子 スタッフ
原作:鈴木光司「タイド」(角川ホラー文庫刊)
監督:中田秀夫
脚本:杉原憲明
音楽:海田庄吾
主題歌:女王蜂「聖戦」(Sony Music Associated Records)
プロモーション使用楽曲:女王蜂「feels like “HEAVEN”」(Sony Music Associated Records)
エグゼクティブプロデューサー:井上伸一郎
製作:堀内大示、岡田美穂、下田淳行、香川正二郎、蜂谷智
企画:水上繁雄
プロデューサー:今安玲子、原公男
ラインプロデューサー:及川義幸
撮影:今井孝博
照明:木村匡博
録音:室薗剛
美術:塚本周作
装飾:柳澤武
編集:青野直子
VFXスーパーバイザー:立石勝
音響効果:大河原将
スクリプター:吉田久美子
衣装:宮本まさ江
ヘアメイク:外丸愛
助監督:佐伯竜一
制作担当:田辺正樹、保中良介
宣伝プロデューサー:森島奈津子
制作プロダクション:角川大映スタジオ、ツインズジャパン
製作:「貞子」製作委員会(KADOKAWA、関西テレビ放送、ツインズジャパン、テレビ新広島、岡山放送)
配給:KADOKAWA
貞子 キャスト
秋川茉優:池田エライザ
石田祐介:塚本高史
秋川和真:清水尋也
少女:姫嶋ひめか
藤井稔:桐山漣
山村志津子:南彩加
山村貞子:南彩加(二役)
水溜りボンド
祖父江初子:ともさかりえ
倉橋雅美:佐藤仁美
キヨ(老婆):吉村実子
坂井彩子(看護師):おぞねせいこ
木田刑事:二階堂智
大塚刑事:真田麻垂美
大島の警官:諏訪太朗