犬鳴村(いぬなきむら)は、2020年公開の日本映画。日本最凶の心霊スポットといわれている福岡県の旧犬鳴トンネルと、近年の都市伝説で人気となった「犬鳴村伝説」の二つを織り交ぜたホラー映画。所説はあるものの一般的な犬鳴村の都市伝説は都会から離れた山奥に狂人たちの集落が存在するというカルトをテーマとしたホラーだが、 本作は幽霊、悪霊の物語へと改編されている。
犬鳴村 映画批評・評価・考察
犬鳴村
脚本:19点
演技・演出:12点
撮影・美術:13点
編集:5点
音響・音楽:6点
合計55点
新人の脇をベテラン俳優で強固に固めたキャスティングには申し分ない作品でしたが、恐怖を煽る演出に別作品のオマージュのようなものがありました。これが、かなりマイナスに働いた感じです。もう飽きたよと言いたくなる冷める演出といいましょうか。。。しかしながら、高島礼子の驚くような名演技が素晴らしく、目の肥えたホラーファンでも彼女の演技には賛辞を贈ったことと思います。今作品、恐怖演出・いわゆる煽りが全く機能していないんです。そのあたりに清水監督のライバルともいえる中田監督の亡霊が僕には見えました。。。。。お互いに呪いあってそうですし。
全体的にオカルト色でいくのか、ダークファンタジーでいくのか、中途半端さが最後まであり、ラストシーンでコメディ作品?なの。という感じでした。
犬鳴村 あらすじ
奇妙なわらべ歌を歌い出しておかしくなる女性、行方不明になった兄弟、そして、不可解な変死が繰り返されるなど、臨床心理士・森田奏(三吉彩花)の周囲で奇妙な出来事が起こり始める。それらの出来事に共通しているのは、心霊スポットとして知られる犬鳴トンネルだった。突然死した女性は、トンネルを抜けた先の村で何かを見たとの言葉を遺していた。奏は謎を解明するため犬鳴トンネルに向かうが、その先には決して踏み込んではならない驚愕の真相があった……。
犬鳴村 スタッフ
監督:清水崇
脚本:保坂大輔,清水崇
原案:清水崇,保坂大輔,紀伊宗之
製作:紀伊宗之(企画プロデュース),中林千賀子
主題歌:Ms.OOJA『HIKARI』
音楽:海田庄吾,滝澤俊輔
撮影:福本淳
編集:鈴木理
制作会社:ブースタープロジェクト
製作会社:「犬鳴村」製作委員会
配給:東映
犬鳴村 キャスト
森田奏:三吉彩花
森田悠真:坂東龍汰
成宮健司:古川毅
籠井摩耶:宮野陽名
西田明菜:大谷凜香
優子:奥菜恵
圭祐:須賀貴匡
西田明菜の祖父:田中健
山野辺:寺田農
中村隼人:石橋蓮司
森田晃:高嶋政伸
森田綾乃:高島礼子
西田明菜の父:日向丈
犬鳴村の村民:ジジ・ぶぅ
森田家の先祖:西村喜廣
:水木薫
:戸田昌宏
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恐怖の村シリーズ