海猫 55点

映画批評・備忘録

2004年公開の日本映画。

刺激的な性愛描写が含まれているため、映倫でR15+指定になった?
R15指定なのでさぞかし濃厚なエロ描写があると思いきや、全てのシーンに露出がほとんどないという、ありえない邦画となっている。森田芳光にエロスは理解できないを確定的にした映画にして世の中の男性の怒りを買っても仕方ない作品でした。わざわざ高額な映画代を払って、この映画に期待したものを見せないとは何事ぞ!

佐藤浩市が、ひたすら伊東美咲をひたすら犯す映画なのに、中途半端な映像過ぎるし、伊東美咲も魅力を感じなかった。本人も感じ取ったのか、この映画の後にすぐ引退したのは潔かったのかもしれない。


海猫


脚本:20点
演技・演出:5点
撮影・美術:15点
編集:7点
音響・音楽:8点
合計55点

あらすじ

函館に住む野田美輝には結婚話が進んでいたが、母親の薫の過去の醜聞が世間に明るみに出て婚約者より一方的に婚約の破棄を申し渡されることになり、母親に不信感を持つようになる。

薫の父親はロシア人と日本人との混血であり、薫は父親の血筋からコーカソイドの特徴である青い瞳孔と白い肌を受けついだのであるが、彼女にとっては美貌は重荷となり周囲の社会関係の中でさびしい幼少時代を過ごしてきた。やがて成人して銀行員になり、漁師の赤木邦一と出会い結婚した。漁村で周囲の理解を得、かつてのように好奇の目を気にしない生活を得て、長女・美輝を出産し幸せな生活を得ることになる。しかし、邦一は仲間の漁師たちとトラブルを起こし大けがを負い入院する。入院中、妻がありながら看護師の啓子を見初めて恋愛に夢中になり、家を空けるようになる。薫は夫に裏切られた怒りと寂しさより義弟の広次(函館の職工)に急速に惹かれていき、一度の過ちを犯し、その結果妊娠して次女・美哉を出産する。不倫の事実が判明すると、邦一は不倫の遠因を作ったのは自身にありながら一方的に妻を責め、妻に対し外出禁止を命じる。広次は兄を恨み対立し、駆け落ちの提案を薫に持ちかける。両者の板挟みにあった薫はノイローゼになり、精神的疲労から海猫の舞う太平洋へと投身自殺し、それを知った広次も後追い自殺をする。

美輝は祖母のタミより全ての事情を聞き、母親の生き方に一定の理解を示すようになり、母親へのわだかまりを解くようになった。音信不通だった父親とも再会し、母親と広次の墓に墓参することを決心する。その18年後、成長した娘たちもまたそれぞれ苦しい恋愛を経験することになる。物語には娘たちの祖母と祖父との恋愛も描かれている。

登場人物の多くが人生において出会う困難を冷静に受け止め、理性的な対応をすることが出来ず、衝動にまかせ行動するために次々に連鎖的に不幸を招き寄せてしまうストーリーとなっているが、美輝については賢明な選択により人生を前向きに切り開いていくことが可能な聡明な女性として描かれている。

スタッフ

監督:森田芳光
脚本:筒井ともみ
原作:谷村志穂
音楽:大島ミチル
主題歌:MISIA「冬のエトランジェ」
撮影:石山稔
編集:田中愼二
製作会社:「海猫」製作委員会
配給:東映

キャスト

野田(赤木)薫:伊東美咲
赤木広次:仲村トオル
赤木邦一:佐藤浩市
野田美哉:蒼井優(0歳時:三好竜誠
野田孝志:深水元基
野田美輝:ミムラ(幼少時:三好杏依
赤木みさ子:白石加代子
野田タミ:三田佳子
野田タミの夫:マキシム・コレニクス
高山修介:鳥羽潤
幸子:角田ともみ
啓子:小島聖
太田:宮下順子
海野:吉本選江
堂田:佐藤恒治
武藤:菅原大吉
平方:永倉大輔
五十嵐:武野功雄
小橋:三上大和
山田:中村祐樹
児玉:吉田智則
川村:吉田朝
中村:森みつえ
井田:浅見小四郎
田中:佐藤二朗
産婆のタエ:小林トシ江
不動産屋:伊藤克信
野田家親族:岸本一人山崎満泉よし子須藤晴美
婚礼の客:樋口史金子藍

予告編

商品情報