新宿スワンIIは、2017年公開の日本映画。園子温監督&綾野剛が再タッグを組んだ「新宿スワン」の新章。水商売や風俗、AVなどに女性を送り込むスカウト会社に属する主人公が、勢力拡大をもくろみ殴り込みをかけた横浜を牛耳る最強の敵と衝突し、全面戦争を繰り広げる。
新宿スワンII 映画批評・評価・考察
新宿スワンII
脚本:19点
演技・演出:10点
撮影・美術:15点
編集:5点
音響・音楽:7点
合計56点
1作目も若年層向けのVシネマだったが、さらにその傾向が強くなっており、全てにおいて雑なつくりになっている。人気俳優たちでプロレスやってみよう!っていう感じのノリで製作してそうな演出の数々が繰り広げられているし、クライマックスも序盤で展開が読める内容で、意外性はほぼ皆無だった。また、1作目のようなエロ演出が全くなく、プロレスシーンが数多く展開する。今作は綾野剛は脇役といってよく、脚本の本筋から外れた位置にいるのは意図的なのか、雑な脚本でそうなったのか、よくわからないが、一作目は今作よりは良くできており、脚本の鈴木おさむの存在が大きかったのかもしれない。
新宿スワンII あらすじ
スカウト会社の新宿バーストが横浜に勢力を広げることになり、エース格となった白鳥龍彦(演:綾野剛)がその命を受ける。だが、横浜には横浜ウィザードのタキ(演:浅野忠信)が君臨。警察やヤクザともコネクションのあるタキの工作により、新宿バーストはピンチを迎えてしまう。龍彦は、歌舞伎町を守るために立ち上がり……。
新宿スワンII スタッフ
監督 – 園子温
脚本 – 水島力也
プロデューサー – 山本又一朗
原作 – 和久井健「新宿スワン」(講談社「週刊ヤングマガジン」刊)
アクション監督 – 谷垣健治
撮影 – 谷川創平
照明 – 李家俊理
録音 – 小宮元
編集 – 掛須秀一
美術 – 林田裕至
主題歌 – MAN WITH A MISSION「Dead End in Tokyo」(Sony Music Records)[8]
挿入歌 – UVERworld「エミュー」(gr8!records)[8] / MY FIRST STORY「Smash Out!!」(INTACT RECORDS)[8] / Anly「だから」(Sony Music Records)[5]
製作 – 「新宿スワンII」製作委員会
新宿スワンII キャスト
白鳥龍彦 – 綾野剛
滝正樹 – 浅野忠信
真虎 – 伊勢谷友介
関玄介 – 深水元基
葉山豊 – 金子ノブアキ
時正 – 村上淳
洋介 – 久保田悠来
森長千里 – 上地雄輔
小沢マユミ – 広瀬アリス
アリサ – 高橋メアリージュン
鼠賀信之介 – 桐山漣
毒山 – 一ノ瀬ワタル
ハネマン – 中野裕太
モリケン – 北村昭博
田坂晃 – 中野英雄
砂子 – 笹野高史
梶田 – 要潤
倉石 – 神尾佑
涼子 – 山田優
山城神 – 豊原功補
天野修善 – 吉田鋼太郎
住友 – 椎名桔平
ミュージシャン – Anly
ルイ – 野崎萌香