忠臣蔵外伝 四谷怪談 82点

忠臣蔵外伝 四谷怪談

1994年の日本映画。松竹誕生100周年記念作品で、複数の映画賞を受賞した。深作欣二は1978年に忠臣蔵を題材にした映画『赤穂城断絶』を製作していたが、歌舞伎の『仮名手本忠臣蔵』が昼の部、『東海道四谷怪談』が夜の部で伊右衛門が赤穂浪士であるという繋がりのある設定を活かして映画化した。冒頭に松の廊下の刃傷シーン、終盤に赤穂浪士の吉良邸討ち入りが描かれ、そこに亡霊となったお岩が浪士の助太刀をするなど(自分を殺害した吉良の侍に復讐)、四谷怪談に赤穂事件を取り入れたホラー映画となっている。

忠臣蔵外伝 四谷怪談 映画批評・備忘録


忠臣蔵外伝 四谷怪談

脚本:35点
演技・演出:16点
撮影・美術:15点
編集:8点
音響・音楽:8点
合計82点


監督は深作欣二で演出の巧みさや俳優の魅力を引き出す力はさすがで、高岡早紀がこれほど魅力的で美しい姿だったのには驚きだった。荻野目慶子の演技力は狂気さえ感じるほどのもので、非常に怖かった。撮影が石原興で必殺仕事人シリーズといえばこの方の撮影で照明の使い方が上手く、俳優の殺陣や特殊メイクが下手でも上手く見せられる技量があったのは流石でした。公開前後は、高岡早紀のヌードと佐藤浩市との濡れ場が話題でもちきりだったが、超がつくほどの美しさとお岩さんとのギャップ、演技力の確かさは、複数の賞を受賞するだけのことはあり素晴らしい女優だと改めて感じる作品でした。


忠臣蔵外伝 四谷怪談 あらすじ

元禄14年、江戸城松の廊下で吉良上野介に刃傷を起こした赤穂藩藩主・浅野内匠頭は切腹、赤穂藩は取り潰しとなった。2カ月前に召し抱えられたばかりの民谷伊右衛門はこれがきっかけで再び浪人の身となった。ある日、伊右衛門はひょんな事から湯女宿の湯女であるお岩と知り合い、同居生活を始めることになった。最初は仲睦まじく暮らしていた2人だったが、伊右衛門は吉良家家臣・伊藤喜兵衛の孫娘・お梅に気に入られ、婿入り話がその父親から持ちかけられると、身重のお岩の存在を次第に疎ましく思うようになる。また、主君の仇討ちに一番乗り気だった同僚の高田郡兵衛が脱盟したため、伊右衛門自身の忠誠心も薄れていき、遂に伊右衛門は仇討ちをやめて婿入りし、お岩を手に亡き者にしようと企てる。しかし、その結末に待っていたものとは…。

忠臣蔵外伝 四谷怪談 スタッフ

監督:深作欣二
製作:櫻井洋三
プロデューサー:佐生哲雄,斉藤立太,原克子
脚本:古田求,深作欣二
音楽:和田薫
テーマ曲:カール・オルフ『カルミナ・ブラーナ』から「運命の女神よ」
撮影:石原興
照明:中島利男
美術:西岡善信
録音:広瀬浩一
編集:園井弘一
調音:鈴木信一
助監督:津島勝,酒井信行
殺陣:上野隆三
特殊メイク:江川悦子
製作主任:黒田満重
スチル:金田正
宣伝プロデューサー:村居俊彦,佐藤礼子
製作会社:松竹

忠臣蔵外伝 四谷怪談 キャスト

民谷伊右衛門:佐藤浩市
お岩:高岡早紀
お梅:荻野目慶子
伊藤喜兵衛:石橋蓮司
お槇:渡辺えり子
清水一学:蟹江敬三
横川勘平:火野正平
お可留:菊池麻衣子
吉良上野介:田村高廣(特別出演)
浅野内匠頭:真田広之(特別出演)
浮橋太夫:名取裕子(特別出演)
民谷伊織:近藤正臣
宅悦:六平直政
堀部安兵衛:渡瀬恒彦
大石内蔵助:津川雅彦

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