帝都物語外伝 25点

帝都物語外伝

映画批評・備忘録

1995年公開の日本映画。「帝都物語外伝 機関童子」を原作とするが、内容は大幅に異なる。

一言で感想を述べるならセックスにはじまりセックスに終わる作品です。

監督がいろいろ表現したい事があったのは理解できるのですが、あまりにも詰めこみ過ぎてしまいクソ映画化してしまった作品かと思われます。

冒頭から仁哉役の西村和彦が角松かのり相手に執拗なクンニからはじまり、これはAV?Vシネ?ってくらい描写が激しいシーンです。そこから暴行して、シーンが変わるんですが、その後との繋がりが非常に分かり難いんです。
このシーンだけでなく、他のシーンとのつながりも観客が理解してあげようとかなり注意深く見てあげないとダメな作品で相当なストレスを感じます。ただインパクトがあり、ワンシーンとしては悪くないと思うんですが。。。。脚本と編集が破たんしてるように思います。
そのためストーリーは全く入ってきません。ネタバレのあらすじに書いてある内容と実際見た印象は相当違ってると思います。個性的な俳優さんの名演がもったいないです。迷演かもしれませんが。。。

当時は、まだ売れてなかった鈴木砂羽の大胆な脱ぎっぷりとAVさながらのセックスシーンがあるので一見の価値はあるんだと思います。



脚本:2点
演技・演出:10点
撮影・美術:10点
編集:2点
音響・音楽:1点
合計25点

あらすじ(ネタバレ)

帝都の時代から東京を壊滅させようとし続けた破壊神・加藤保憲が最後に姿を現わしてから50年、この現代にも未だ加藤の影に脅える人々がいた。精神病院である西条病院では、院長の命によって看護士の仁哉が加藤にふんし、共同妄想にある患者たちの反応を見ていく臨床実験が繰り返されていた。50年前の加藤との戦いに立ち会ったという患者の鳴滝は、同じ患者の堀や池田たちを従え病院の中庭に結界を作ろうとする。加藤を封じ込める霊符の印した祠が病院の建設によって壊されたのだという。鳴滝は、今は浮浪者となり果てた同志の巫女・恵子を見つけ共に加藤と戦おうと説いたが、恵子の心は虚ろであった。彼らを挑発する仁哉もまた加藤の存在に魅入られた者の一人である。仁哉は街で拾った女を殺したあげくその死体を犯すという異常性欲の持ち主だが、偶然に仁哉が拾った美千代という女は彼が首に手をかけても抵抗せず、また逃げ去った仁哉の後を追いさえもした。仁哉の異常な性癖に気付いていた美千代は、彼を父親が開設している大沢セラピーへと連れていく。美千代もまた優秀なセラピストであり、あらゆる人々を癒す才能があるのだという。そんなある日、西条が主催する毎年恒例のイベントが病院で開かれ、仁哉は加藤の人形劇を演ずることとなった。その時、面を被り日本刀を持って人形を背負った仁哉に加藤の霊が憑依した。彼は鳴滝をはじめ患者たちを次々と殺していく。加藤の狙いは、美千代の魂を吸収して関東最大の怨霊・平将門を蘇らせることだった。美千代は将門の血を引く一族の末裔だったのだ。病院に現われた恵子の活躍によって加藤の霊は追い払われ、仁哉は正気を取り戻した。だが殺人者であることに変わりない仁哉は美千代に言われるまま逃げようとするが、死者の怨念に引き寄せられ病院に舞い戻り警察に逮捕される。その時仁哉を連行する警察の車が何者かに爆破され、仁哉はすべてを悟った。将門の霊が眠る本当の首塚は西条病院にあり、これまで仁哉を操っていた西条こそ加藤のかりそめの姿なのだ。西条は美千代を使って将門を復活させようとする。美千代は、これまで彼女の一族がそうしてきたように自分の命を捧げて将門へ加藤排斥を祈ろうと、瀕死の仁哉に体をなげだし彼に殺されることを望んだ。西条が二人に迫り、駆けつけた刑事の撃った銃弾が西条を貫いた後、美千代は仁哉の手の中で昇天していくのだった。

スタッフ

監督 – 橋本以蔵
製作 – 須崎一夫
プロデューサー – 伊藤正昭米山紳
企画 – 伊藤靖浩中沢敏明
原作 – 荒俣宏「帝都物語外伝 機関童子」
脚本 – 山上梨香
撮影 – 藤石修
特殊メイク – 原口智生
美術 – 及川一
編集 – 太田義則
音楽 – 奥居史生阿部正也
製作会社 – ケイエスエス
配給 – ケイエスエス

キャスト

柳瀬仁哉 – 西村和彦
美千代 – 鈴木砂羽
鳴滝淳一 – 山谷初男
辰宮恵子 – 白川和子
西条院長 – ベンガル
刑事 – きたろう
堀 – 神戸浩
池田 – 小倉一郎
大沢成道 – 金子研三
女 – 角松かのり柚木涼香

予告編

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